Race PART 2
Moto2 2022
Round 5

小椋とチャントラは多重クラッシュの影響でリタイア

pt Autódromo Internacional do Algarve

Moto2クラスは、スタートと同時に小雨が降りましたが、ほぼドライコンディションでレースは進行しました。しかし、9周目に入った2コーナーで12台が転倒する多重クラッシュが発生、IDEMITSU Honda Team Asiaの小椋藍とソムキアット・チャントラの両選手も転倒し、レースは赤旗中断となりました。

小椋とチャントラは多重クラッシュの影響でリタイア

予選7番手から好スタートを切った小椋藍は、オープニングラップに5番手に浮上すると、ロングラップペナルティーでポジションを落としたチームメートのチャントラ、さらにトニ・アルボリーノ(Elf Marc VDS Racing Team)をかわし3番手に浮上すると、首位争いをするアーロン・カネット(Flexbox HP40)、キャメロン・ボービエ(American Racing)との差を縮めました。快調にラップを重ねる小椋は、その後、2人の背後に迫り首位に浮上する勢いでしたが、8周目の2コーナーで上位12台が転倒する多重クラッシュが発生し、レースは赤旗中断となりました。

予選8番手から好スタートを切ったチャントラは、早い段階でロングラップペナルティーをこなし8番手でコースに復帰しました。しかし、前を走る選手たちが次々に転倒し、チャントラもそのひとりとなりました。

現行のルールでは、赤旗中断から5分以内に自走でピットに戻らなくては再スタートできないというルールがあり、小椋とチャントラは、再スタートすることがかなわずリタイアとなりました。

8周で再開されたレースは17台がグリッドに並び、予選9番手のジョー・ロバーツ(Italtrans Racing Team)が初優勝。チェレスティーノ・ヴィエッティ(Mooney VR46 Racing Team)が2位、ホルヘ・ナバロ(Flexbox HP40)が3位で今季初表彰台を獲得しました。

大荒れのレースとなったMoto2クラスですが、リタイアとなった小椋は総合2位をキープ。チャントラは1つポジションを落とし、総合6位となっています。


Ai Ogura
Ai Ogura 79
IDEMITSU Honda Team Asia
残念な結果ですが、今日のレース運びには満足しています。ペースはとてもよくて首位グループにもすぐに追いつきました。そしてアタックしようと思っていたときに転倒してしまいました。トップグループにいたこともあり、ウエットトラックとわかった時にはクラッシュは避けられませんでした。赤旗となった後、ピットに自力で戻りました。ほぼ破損していたマシーンをメカニックが全力で修理してくれました。しかし、ピットに戻るのが遅く、リスタートできませんでした

Somkiat Chantra
Somkiat Chantra 35
IDEMITSU Honda Team Asia
ロングラップペナルティーを科されていたので、フロントグループで走る必要がありました。それで絶好のスタートを決めて、できる限り早いタイミングでペナルティー消化しようと思っていました。ほぼ2秒のロスでしたが8番手で戻ることができました。2コーナーで雨が降り始めたとき、ペースはすばらしく、いくつかポジションもリカバリーできていました。前で何人か転倒したのが見え、自分も巻き込まれてしまいました。破損したマシンとボックスに戻り、それからメカニックはいい仕事をしてくれましたが、赤旗提示からピットに戻るまで5分以上経過していて、リスタートはかないませんでした。このレースウイークには満足しています。みんながいい仕事をしてくれました。より強くなって来週のへレスに挑戦します


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