小椋藍が2戦連続表彰台登壇でランキング2位に浮上
Moto2クラスは、予選11番手から決勝に挑んだ小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)が2位でフィニッシュ。前戦アルゼンチンGPから2戦連続で表彰台を獲得しました。
今大会、初日から好調な走りを見せた小椋ですが、COTAは一周5.513kmと長いコースで、ベストアタックのチャンスを転倒者によるイエローフラッグなどで何度もふいにしました。ロングランのアベレージなど、走りの内容では、フロントローに匹敵するものでしたが、決勝ではその走りを見事に発揮することになりました。
この日は、風が強く、路面のグリップも微妙で、限界をつかみずらいコンディションでした。そのため、転倒者も多く、それを見た小椋は、限界を超えないように慎重にかつ、積極的に前に出る走りとしました。その結果、着実にポジションを上げ、中盤には3位へと浮上。そして2位に浮上した終盤は、トップを走るトニ・アルボリーノ(ELF Marc VDS Racing Team)との差を3秒まで縮めますが、2位でフィニッシュしました。これで小椋は総合2位に浮上しました。
チームメートのソムキアット・チャントラは、3戦連続表彰台獲得を目指しましたが、オープニングラップの11コーナーで転倒を喫し、リタイアとなりました。今大会はフリー走行の転倒などの影響で予選17番手と厳しいグリッドからレースとなりました。そのためスタートから積極的に前に出る作戦でしたが、ブレーキングミスでレースを終えることになりました。
優勝したアルボリーノはMoto2クラス22戦目の初表彰台獲得が初優勝となりました。3位のジェイク・ディクソン(Shimoko GASGAS Aspar Team)はキャリア49戦目にしての初表彰台獲得となりました。
以下、マルセル・シュローター(Liqui Moly Intact GP)が4位。ホルヘ・ナバロ(Flexbox HP40)が5位、ジェレミー・アルコバ(Liqui Moly Intact GP)が6位になり、それぞれ今季ベストリザルトを獲得しました。
今大会は、29台が出場して完走17台という厳しい戦いとなりました。