小椋藍が5番手発進
小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)が、5番手と好調なスタートを切りました。FP1はセッション序盤に前車の転倒を回避できず、巻き込まれる形で軽く転倒。その影響で15分前後のタイムロスとなり、周回数を稼ぐことができませんでした。それでもトップから0.795秒差の16番手。FP2では、しっかり走りきって、タイムも約1秒短縮して5番手へと浮上しました。
昨年、Moto2初テストを行ったのがアルガルベ・インターナショナル・サーキットでした。今年のウインターテストでも走行しており、4月のポルトガルGPでは予選4番手。決勝では初表彰台も期待されましたが他者と接触して転倒リタイアと悔しい結果に終わっています。今大会はその雪辱に挑む戦い。土曜日の予選では、今季3回目のフロントローとMoto2クラス初ポールポジション獲得に挑みます。
チームメートのソムキアット・チャントラはトップから1.108秒差の23番手で初日を終えました。4月のポルトガルGPでは予選11番手から好スタートを切ってチームメートの小椋を追走しました。しかし、小椋が他者と接触して転倒、それを避けることができずチャントラも転倒しました。再スタートを切って21位でゴールしましたが、今大会は、小椋とともに雪辱に挑む戦いとなります。初日はセクター4の高速セクションで大幅にタイムをロスしており、土曜日のFP3と予選では、その改善に挑みます。
トップタイムをマークしたのは総合2位のラウル・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)。2番手にサム・ローズ(Elf Marc VDS Racing Team)。3番手にタイトル王手のレミー・ガードナー(Red Bull KTM Ajo)が続きました。ラウル・フェルナンデスとレミー・ガードナーのチームメート同士のタイトル争い。土曜日の予選に注目されます。
4番手にホルヘ・ナバロ(Termozeta Speed Up)、5番手に小椋、6番手にアーロン・カネット(QUIEROCORREDOR Aspar Team)。以下、マルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)、チェレスティーノ・ヴィエッティ(SKY Racing Team VR46)、アウグスト・フェルナンデス(Elf Marc VDS Racing Team)、シャビ・ビエルゲ(Petronas Sprinta Racing)と続きました。
今大会、代役出場の長島哲太(Italtrans Racing Team)は29番手でした。