小椋藍がMoto2クラスで初めてのCOTAに挑む
総合8位につける小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)は、これまで14戦を終えて、第11戦オーストリアGPの2位を最高位に10回のシングルフィニッシュを獲得しています。今大会は2度目の表彰台と初優勝に挑みます。
前戦サンマリノGPでは、フリー走行では苦戦しましたが、予選、決勝と着実にセットアップを進め、トップから6秒差の7位に入賞しました。決して喜べる数字ではありませんが、厳しい状態の中で決勝に向けてベストな状態を作り出すという貴重な経験を積むことになりました。2年前の大会では、Moto3クラスに出場して11位。Moto3クラスにデビューして3戦目としてはまずまずの結果を残しました。Moto2クラスでは初めて走るサーキットですが、同じような条件の選手も多く、初めて経験するサーキットへの適合力が試される大会となります。
ソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)は、後半戦のスタートとなった第10戦スティリアGPで8位、第11戦オーストリアGPで5位と自己ベストを更新しましたが、その後のイギリスGPは17位、アラゴンGP、サンマリノGPと転倒リタイアが続いています。COTAを走るのは19年以来2度目。2年前は20位とポイントを獲得することができませんでしたが、今大会は、ノーポイントに終わった過去3戦の雪辱に挑みます。
14戦を終えて総合首位はレミー・ガードナー(Red Bull KTM Ajo)で271点。チームメートのラウル・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)が237点で続きます。シーズンは残り4戦。チャンピオン争いはこの2人に絞られてきました。総合3位はマルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)で190点、総合4位のサム・ローズ(Elf Marc VDS Racing Team)が140点で続きます。
5位以下は混戦となっており、総合5位のアーロン・カネット(Inde Aspar Team)が119点、総合6位のアウグスト・フェルナンデス(Elf Marc VDS Racing Team)が118点、総合7位のファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Federal Oil Gresini Moto2)が108点、そして総合8位の小椋が104点と僅差で続いています。