小椋藍、チャントラとも着実にタイムアップを果たすも総合17番手と23番手に
Moto2クラスは、トップタイムをマークしたレミー・ガードナー(Red Bull KTM Ajo)から1秒差に17台という接戦となり、Moto2クラスのマシンで初めてモーターランド・アラゴンを走る小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)は17番手でした。
今シーズン、小椋は、Moto2マシンで初めて走るサーキットでは徐々にペースを上げていきます。そのため、FP1はトップから1.759秒差の18番手。FP2では、FP1から1.172秒タイムを短縮し、トップとのタイム差も0.944秒としました。しかし、大接戦の中でポジションは1つ上がった17番手でした。FP3では、さらにタイムを短縮し、ダイレクトでQ2進出を目指し、予選では上位を目指します。
モーターランド・アラゴンは、Moto3時代に初表彰台を獲得したサーキット。小椋にとっては思い出深いサーキットだけに、予選、決勝では、今季3回目のフロントローと今季2回目の表彰台獲得に挑みます。
チームメートのソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)は、FP1で20番手、FP2では0.711秒タイムを短縮しましたが、ポジションは23番手へとダウンするという厳しい戦いでした。この日は、ロングランを実施するなど決勝に向けてメニューを消化しました。課題はブレーキング。FP3ではこの課題を解消してダイレクトでのQ2進出を目指します。
初日のトップタイムは総合首位のレミー・ガードナー(Red Bull KTM Ajo)。2番手にはアウグスト・フェルナンデス(Elf Marc VDS Racing Team)、3番手にラウル・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)、4番手にファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Federal Oil Gresini Moto2)と僅差で続き、トップ4のタイム差は、わずか0.105秒でした。
サム・ロース(Elf Marc VDS Racing Team)が5番手、アルベルト・アレナス(Kipin Energy Aspar Team)が今季ベストの6番手、以下、マルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)、ニッコロ・ブレガ(Federal Oil Gresini Moto2)、ホルヘ・ナバロ(+EGO Speed Up) 、初出場のフェルミン・アルデガ(+EG0 Speed Up)と続き、ここまでがトップ10となり、その差は、トップから0.458秒という大接戦でした。