Practice
Moto2 2021
Round 12

小椋藍はコースの習熟に努めて12番手発進

gb Silverstone Circuit

前戦オーストリアGPで初表彰台獲得の2位になった小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)が、Moto2マシンでは初めてとなるシルバーストーンで12番手につけました。午前中のFP1は、コースとマシンを確認するための走行となり、トップから2.634秒差の25番手でしたが、FP2では、1.683秒タイムを短縮して12番手へと浮上しました。

小椋藍はコースの習熟に努めて12番手発進

シルバーストーンは、レッドブル・リンクと同じ高速サーキットですが、特徴は全く異なります。タイムが接近したレッドブル・リンクとは対照的に、タイム差が出るサーキットとなっています。初日を終えて、トップと小椋のタイム差は1.346秒。2日目の課題は、さらにポジションを上げることは勿論ですが、タイム差を短縮しなければなりません。これまでも着実にマシンのセットアップを進め、タイムを上げてきた小椋だけに、2日目のFP3でのタイム更新に注目です。

チームメートのソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)は、FP1でトップと2.048秒差の19番手でした。さらにタイム短縮とポジションアップを狙ったFP2ではセッション開始早々に転倒を喫し、大きくタイムロス。その結果、0.361秒しかタイムを短縮できず24番手へと後退しました。2日目のFP3では、ダイレクトでのQ2進出に挑みます。

トップタイムをマークしたのはラウル・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)。2番手にホルヘ・ナバロ(Lightech Speed Up)、3番手には地元ファンの声援を受けるサム・ロース(Elf Marc VDS Racing Team)、4番手にはチームメートのアウグスト・フェルナンデスが続きました。

以下、5番手には総合首位のレミー・ガードナー(Red Bull KTM Ajo)、6番手にファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Federal Oil Gresini Moto2)、7番手にマルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)、8番手にジョー・ロバーツ(Italtrans Racing Team)と続き、ここまでがトップから1秒差以内でした。


Ai Ogura
Ai Ogura 79
IDEMITSU Honda Team Asia
Moto2では初めて走るサーキットなので、今日はこのコースから多くのことを学ばなければならず、そのためFP1は難しいものでした。ラップタイムもよくなかったですし、トップとの差もかなり大きいものでした。FP2ではこの差を縮めることができました。初日のポジションとしてはそれほど悪くありませんが、バイクのフィーリングはまだよくありません。明日はしっかりセットアップに取り組み改善したいです。そして、ダイレクトでQ2へ進出できるようにベストを尽くしたいです

Somkiat Chantra
Somkiat Chantra 35
IDEMITSU Honda Team Asia
レッドブル・リンクと同じように、タイヤの耐久性の確認など、可能な限り多く周回を重ねるというのが今日の目標でした。その結果、レースに向けて興味深いものを見つけました。FP2では、FP1とは違うタイヤを装着し走行を開始しましたが、2ラップ目に転倒をしてしまいました。バイクを修復するために貴重な時間を失ってしまいましたが、メカニックが完ぺきにバイクを修復してくれました。その後、ラップタイムを改善することができました。明日の走行では、ベストのセットアップで走行できると確信しています


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