小椋藍が12番手から追い上げて6位フィニッシュ
予選12番手から決勝に挑んだ小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)が、着実にポジションを上げて6位でフィニッシュしました。今季、Moto2クラスにスイッチした小椋は、第2戦ドーハGPで5位、第4戦スペインGPで7位、第5戦フランスGPで7位とシングルフィニッシュしてきましたが、今大会は今季4回目のシングルフィニッシュとなりました。ムジェロを走るのは初めてだった小椋ですが、フリー走行、予選、決勝と着実にコース攻略を果たしました。
チームメートのソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)は予選18番手から18位でフィニッシュしました。チャントラは、オープニングラップに接触があり24番手までポジションを落としました。その後、追い上げますが、6周目に再度接触があり最後尾へとポジションを落とします。厳しい展開となったチャントラですが、最後まであきらめず18番手までポジションを上げました。ペース的にはトップ10フィニッシュできたと語るチャントラだけに悔しいレースとなりました。
優勝したのはレミー・ガードナー(Red Bull KTM Ajo)で今季初優勝を達成しました。これで6戦を終えて、今大会の優勝を含め5回目の表彰台獲得となりました。総合首位をキープし、今大会2位で総合2位のラウル・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)に6点差をつけました。今大会は、チームメート同士の厳しい戦いとなり、最終ラップにガードナーが逆転しました。
3位にはホームGPに気合のマルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)、4位にジョー・ロバーツ(Italtrans Racing Team)で、この2人もチェッカーまでし烈な3位争いを繰り広げました。
5位にマルセル・シュローター(Liqui Moly Intact GP)、6位の小椋は、ホームGPを迎えたトニ・アルボリーノ(Liqui Moly Intact GP)を激しく追撃、終盤に抜いてポジションを上げました。小椋は今大会を終えて、総合9位から8位へとランキングを上げました。
今大会では、Moto3クラスに出場するジェイスン・デュパスキエ選手が予選でのアクシデントによって逝去されました。デュパスキエ選手とご家族、ご友人に深く哀悼の意を表します。