IDEMITSU Honda Team Asiaの両ライダーがポイントを獲得
Moto2クラスは3クラスの中で唯一ドライコンディションで行われ、予選16番手から決勝に挑んだ小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)がし烈な6位争いに加わり7位でフィニッシュしました。小椋はオープニングラップ14番手。混戦の中で厳しい走りを強いられ、2周目には16番手までポジションを落とします。しかし、それから着実にポジションを上げて7周目には8番手へポジションを上げて、セカンドグループの先頭争いに加わりました。
それからも激しくポジションを入れ替えながら、最終ラップは、マルセル・シュローター(Liqui Moly Intact GP)、前戦スペインGPで初優勝達成のファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Federal Oil Gresini Moto2)らと厳しい戦いを繰り広げ、シュローターに続きグループ2番手となる7位でフィニッシュ。前戦スペインGPから2戦連続7位でチェッカーを受け、総合10位から9位へとランクを一つあげました。
チームメートのソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)は、予選26番手から好スタートを切り、小椋とともにセカンドグループに戦いに加わりました。終盤は大混戦の中でややポジションを落とし、11位でチェッカーを受けました。
最終ラップにはトラックリミットのペナルティーを科せられ、12位へ降格となりました。その後、11位でフィニッシュしたロレンソ・ダラ・ポルタ(Italtrans Racing Team)が最低重量違反で失格となり、再び11位に復活しました。今大会は小椋とともにセカンドグループですばらしい走りを見せて今季初ポイントを獲得しました。
優勝したのはMoto2クラスで初ポールポジションを獲得したラウル・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)で今季2勝目を上げて総合3位から2位に浮上。予選7番手から追い上げた レミー・ガードナー(Red Bull KTM Ajo)が2位になり、総合首位をキープしました。3位にはマルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)で前戦スペインGPから2戦連続で表彰台を獲得しました。
トニ・アルボリーノ(Liqui Moly Intact GP)がベストリザルトとなる4位。ボ・ベンシュナイダー(Pertamina Mandalika SAG Team)が5位でベストリザルトを獲得しました。
総合2位につけていたサム・ロース(Elf Marc VDS Racing Team)は予選10番手から決勝に挑み転倒リタイアで総合4位へ後退しました。