JSB1000 決勝レース2
JSB1000 2025
Round 5

野左根が2戦連続の2位、伊藤は3位でJSB1000クラス初表彰台

jp オートポリス

9月14日(日)、オートポリス(大分県)で全日本ロードレース選手権(JRR)第5戦「スーパーバイクレース in 九州」が行われました。

野左根が2戦連続の2位、伊藤は3位でJSB1000クラス初表彰台

早朝から濃い霧がコースを覆い、各クラスのウォームアップ走行が中止される中、JSB1000クラスはスタート進行前にコース上の霧が晴れ、5分間のウォームアップ走行が実施されました。トップタイムは長島哲太(DUNLOP Racing Team with YAHAGI)、2番手に野左根航汰(Astemo Pro Honda SI Racing)、4番手に岩田悟(Team ATJ)と上位にHonda勢が並びました。

レースはウエット宣言が出され、ライン上は乾いていたものの、ウエットパッチが残る難しいコンディションとなりました。

グリッドは予選のセカンドタイム順に決定。3番手に野左根、4番手に伊藤和輝(Honda Dream RT 桜井ホンダ)、5番手の名越哲平(SDG Team HARC-PRO.Honda)はレース1決勝での転倒の影響により欠場。5番手以降が繰り上がりとなり、5番手に岩田、6番手に鈴木光来(Team ATJ)、7番手に長島が並びました。

天候の変化に鑑み、レース2の周回数は予定の18周から12周へと減算されました。ホールショットを取ったのは中須賀克行(ヤマハ)で、野左根、津田拓也(スズキ)が続きます。オープニングラップは中須賀、野左根、津田、長島、岩田、伊藤、鈴木の順で通過しました。

野左根は中須賀に迫り、3周目に首位を奪います。2台で集団から抜け出しトップ争いとなりますが、4周目に中須賀の先行を許すとじわじわと差を広げられ、やがて単独走行に。

一方、3番手争いは長島、津田、岩田、伊藤、鈴木が展開。3周目に岩田が津田をパスして4番手に浮上します。5周目には水野涼(ドゥカティ)が集団に追いつき、6台が数珠つなぎ状態に。7周目、岩田と伊藤が長島を捕らえてそれぞれ3-4番手に浮上しました。

念願の表彰台に向けて快走していた岩田でしたが、8周目にマシントラブルが発生しリタイア。野左根は終盤まで単独走行となり、後続との差を保って2位でチェッカーを受けました。伊藤は終盤、水野に迫られましたが、猛追を振りきって3位に入り、初の表彰台を獲得。5位には鈴木が入りました。


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野左根 航汰
野左根 航汰 4
Astemo Pro Honda SI Racing
決勝が行われるのかどうかがギリギリまで分からず、集中力を維持するのが本当に大変でした。序盤からトラブルが出て、それが終盤にひどくなり、ピットインしようかとも思いましたが、最後まであきらめずに走りきりました。レース1の2位はうれしかった部分もありましたが、レース2は悔しい結果でした。でも、チームがエンジンを最高の状態に仕上げてくれたおかげで、表彰台に立てたと思います。感謝しています。

伊藤 和輝
伊藤 和輝 9
Honda Dream RT 桜井ホンダ
最初からトップ集団についていきたかったのですが、3番手争いになったので、その集団の前に出ることを意識して走りました。レース1とはコンディションが違ったので、乗り方を変えて順位を上げていきました。後半は水野選手が迫ってきましたが、なんとか抑えきれました。野左根選手には届きませんでしたが、表彰台に上がれてよかったです。支えてくれたチームに感謝しています。ありがとうございました。

鈴木 光来
鈴木 光来 30
Team ATJ
レース1よりもいい走りができたと思います。マシンのベースセットを変えたことがいい方向に働き、スタートもうまくいきました。前を走る選手を無理なくパスできましたし、ペースも安定していました。ただ、後半にタイヤのライフが尽きた際の走りに課題が残りました。それでも、今の自分のベストは尽くせたと思います。チームのサポートのおかげで、JSB1000クラスで戦える手応えを得たので、これからも前進していきたいです。

JSB1000 決勝レース2リザルト

Pos.

Rider

Num.

チーム

Constr.

Time/Gap

1

中須賀 克行

2

YAMAHA FACTORY RACING TEAM

Yamaha

21'54.287

2

野左根 航汰

4

Astemo Pro Honda SI Racing

Honda

+7.783

3

伊藤 和輝

9

Honda Dream RT 桜井ホンダ

Honda

+9.021

4

水野 涼

3

DUCATI Team KAGAYAMA

Ducati

+9.410

5

鈴木 光来

30

Team ATJ

Honda

+11.325

6

長島 哲太

10

DUNLOP Racing Team with YAHAGI

Honda

+15.855

-

岩田 悟

8

Team ATJ

Honda

+5 Laps

-

杉山 優輝

17

Honda Suzuka Racing Team

Honda

+7 Laps


JSB1000 ポイントランキング

Pos.

Rider

Num.

チーム

Constr.

Pts.

1

中須賀 克行

2

YAMAHA FACTORY RACING TEAM

Yamaha

160

2

浦本 修充

31

AutoRace Ube Racing Team

BMW

86

3

伊藤 和輝

9

Honda Dream RT 桜井ホンダ

Honda

80

4

津田 拓也

7

Team SUZUKI CN CHALLENGE

SUZUKI

75

5

水野 涼

3

DUCATI Team KAGAYAMA

Ducati

72

6

野左根 航汰

4

Astemo Pro Honda SI Racing

Honda

71

7

岩田 悟

8

Team ATJ

Honda

63

8

長島 哲太

10

DUNLOP Racing Team with YAHAGI

Honda

54

10

鈴木 光来

30

Team ATJ

Honda

50

14

名越 哲平

6

SDG Team HARC-PRO. Honda

Honda

21

17

日浦 大治朗

14

Honda Dream RT 桜井ホンダ

Honda

16

18

高橋 巧

5

Honda HRC Test Team

Honda

13

19

杉山 優輝

17

Honda Suzuka Racing Team

Honda

12

21

國峰 啄磨

37

TOHO Racing

Honda

5

23

荒川 晃大

36

Astemo Pro Honda SI Racing

Honda

2

25

須貝 義行

33

TEAM SUGAI RACING JAPAN

Honda

1


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レポート公開日
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