野左根が2戦連続の2位、伊藤は3位でJSB1000クラス初表彰台
9月14日(日)、オートポリス(大分県)で全日本ロードレース選手権(JRR)第5戦「スーパーバイクレース in 九州」が行われました。

早朝から濃い霧がコースを覆い、各クラスのウォームアップ走行が中止される中、JSB1000クラスはスタート進行前にコース上の霧が晴れ、5分間のウォームアップ走行が実施されました。トップタイムは長島哲太(DUNLOP Racing Team with YAHAGI)、2番手に野左根航汰(Astemo Pro Honda SI Racing)、4番手に岩田悟(Team ATJ)と上位にHonda勢が並びました。
レースはウエット宣言が出され、ライン上は乾いていたものの、ウエットパッチが残る難しいコンディションとなりました。
グリッドは予選のセカンドタイム順に決定。3番手に野左根、4番手に伊藤和輝(Honda Dream RT 桜井ホンダ)、5番手の名越哲平(SDG Team HARC-PRO.Honda)はレース1決勝での転倒の影響により欠場。5番手以降が繰り上がりとなり、5番手に岩田、6番手に鈴木光来(Team ATJ)、7番手に長島が並びました。
天候の変化に鑑み、レース2の周回数は予定の18周から12周へと減算されました。ホールショットを取ったのは中須賀克行(ヤマハ)で、野左根、津田拓也(スズキ)が続きます。オープニングラップは中須賀、野左根、津田、長島、岩田、伊藤、鈴木の順で通過しました。
野左根は中須賀に迫り、3周目に首位を奪います。2台で集団から抜け出しトップ争いとなりますが、4周目に中須賀の先行を許すとじわじわと差を広げられ、やがて単独走行に。
一方、3番手争いは長島、津田、岩田、伊藤、鈴木が展開。3周目に岩田が津田をパスして4番手に浮上します。5周目には水野涼(ドゥカティ)が集団に追いつき、6台が数珠つなぎ状態に。7周目、岩田と伊藤が長島を捕らえてそれぞれ3-4番手に浮上しました。
念願の表彰台に向けて快走していた岩田でしたが、8周目にマシントラブルが発生しリタイア。野左根は終盤まで単独走行となり、後続との差を保って2位でチェッカーを受けました。伊藤は終盤、水野に迫られましたが、猛追を振りきって3位に入り、初の表彰台を獲得。5位には鈴木が入りました。
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決勝が行われるのかどうかがギリギリまで分からず、集中力を維持するのが本当に大変でした。序盤からトラブルが出て、それが終盤にひどくなり、ピットインしようかとも思いましたが、最後まであきらめずに走りきりました。レース1の2位はうれしかった部分もありましたが、レース2は悔しい結果でした。でも、チームがエンジンを最高の状態に仕上げてくれたおかげで、表彰台に立てたと思います。感謝しています。
決勝が行われるのかどうかがギリギリまで分からず、集中力を維持するのが本当に大変でした。序盤からトラブルが出て、それが終盤にひどくなり、ピットインしようかとも思いましたが、最後まであきらめずに走りきりました。レース1の2位はうれしかった部分もありましたが、レース2は悔しい結果でした。でも、チームがエンジンを最高の状態に仕上げてくれたおかげで、表彰台に立てたと思います。感謝しています。

最初からトップ集団についていきたかったのですが、3番手争いになったので、その集団の前に出ることを意識して走りました。レース1とはコンディションが違ったので、乗り方を変えて順位を上げていきました。後半は水野選手が迫ってきましたが、なんとか抑えきれました。野左根選手には届きませんでしたが、表彰台に上がれてよかったです。支えてくれたチームに感謝しています。ありがとうございました。
最初からトップ集団についていきたかったのですが、3番手争いになったので、その集団の前に出ることを意識して走りました。レース1とはコンディションが違ったので、乗り方を変えて順位を上げていきました。後半は水野選手が迫ってきましたが、なんとか抑えきれました。野左根選手には届きませんでしたが、表彰台に上がれてよかったです。支えてくれたチームに感謝しています。ありがとうございました。

レース1よりもいい走りができたと思います。マシンのベースセットを変えたことがいい方向に働き、スタートもうまくいきました。前を走る選手を無理なくパスできましたし、ペースも安定していました。ただ、後半にタイヤのライフが尽きた際の走りに課題が残りました。それでも、今の自分のベストは尽くせたと思います。チームのサポートのおかげで、JSB1000クラスで戦える手応えを得たので、これからも前進していきたいです。
レース1よりもいい走りができたと思います。マシンのベースセットを変えたことがいい方向に働き、スタートもうまくいきました。前を走る選手を無理なくパスできましたし、ペースも安定していました。ただ、後半にタイヤのライフが尽きた際の走りに課題が残りました。それでも、今の自分のベストは尽くせたと思います。チームのサポートのおかげで、JSB1000クラスで戦える手応えを得たので、これからも前進していきたいです。
JSB1000 決勝レース2リザルト
Pos. | Rider | Num. | チーム | Constr. | Time/Gap |
|---|---|---|---|---|---|
1 | 中須賀 克行 | 2 | YAMAHA FACTORY RACING TEAM | Yamaha | 21'54.287 |
2 | 野左根 航汰 | 4 | Astemo Pro Honda SI Racing | Honda | +7.783 |
3 | 伊藤 和輝 | 9 | Honda Dream RT 桜井ホンダ | Honda | +9.021 |
4 | 水野 涼 | 3 | DUCATI Team KAGAYAMA | Ducati | +9.410 |
5 | 鈴木 光来 | 30 | Team ATJ | Honda | +11.325 |
6 | 長島 哲太 | 10 | DUNLOP Racing Team with YAHAGI | Honda | +15.855 |
- | 岩田 悟 | 8 | Team ATJ | Honda | +5 Laps |
- | 杉山 優輝 | 17 | Honda Suzuka Racing Team | Honda | +7 Laps |
JSB1000 ポイントランキング
Pos. | Rider | Num. | チーム | Constr. | Pts. |
|---|---|---|---|---|---|
1 | 中須賀 克行 | 2 | YAMAHA FACTORY RACING TEAM | Yamaha | 160 |
2 | 浦本 修充 | 31 | AutoRace Ube Racing Team | BMW | 86 |
3 | 伊藤 和輝 | 9 | Honda Dream RT 桜井ホンダ | Honda | 80 |
4 | 津田 拓也 | 7 | Team SUZUKI CN CHALLENGE | SUZUKI | 75 |
5 | 水野 涼 | 3 | DUCATI Team KAGAYAMA | Ducati | 72 |
6 | 野左根 航汰 | 4 | Astemo Pro Honda SI Racing | Honda | 71 |
7 | 岩田 悟 | 8 | Team ATJ | Honda | 63 |
8 | 長島 哲太 | 10 | DUNLOP Racing Team with YAHAGI | Honda | 54 |
10 | 鈴木 光来 | 30 | Team ATJ | Honda | 50 |
14 | 名越 哲平 | 6 | SDG Team HARC-PRO. Honda | Honda | 21 |
17 | 日浦 大治朗 | 14 | Honda Dream RT 桜井ホンダ | Honda | 16 |
18 | 高橋 巧 | 5 | Honda HRC Test Team | Honda | 13 |
19 | 杉山 優輝 | 17 | Honda Suzuka Racing Team | Honda | 12 |
21 | 國峰 啄磨 | 37 | TOHO Racing | Honda | 5 |
23 | 荒川 晃大 | 36 | Astemo Pro Honda SI Racing | Honda | 2 |
25 | 須貝 義行 | 33 | TEAM SUGAI RACING JAPAN | Honda | 1 |















