野左根が激戦の2位争いを制して表彰台獲得
全日本ロードレース選手権(JRR)第5戦「スーパーバイクレース in 九州」がオートポリス(大分県)で開催され、9月13日(土)には各クラスの予選と、JSB1000クラスのレース1が行われました。

秋雨前線の影響が心配されましたが、予選の天候は曇りでドライコンディションに。野左根航汰(Astemo Pro Honda SI Racing)が予選トップの中須賀克行(ヤマハ)に次いで2番手、名越哲平(SDG Team HARC-PRO. Honda)が4番手、5番手に鈴木光来(Team ATJ)とHonda勢が上位につけました。
一時的に雨が降りましたが、レース1のスタート前には上がり、日差しが戻ります。ウエット宣言が出されたものの路面は乾いていき、サイティングラップを終えた全車はスリックタイヤを選択しグリッドにつきました。
15周で争われるレースのホールショットを奪ったのは野左根で、序盤の3周をリード。4周目、野左根が中須賀の先行を許すと、そこから2番手争いが激化していきます。野左根、名越、岩田悟(Team ATJ)、津田拓也(スズキ)、伊藤和輝(Honda Dream RT 桜井ホンダ)の5台による争いは、激しくポジションを入れ替えながら最終盤まで続いていきました。
中須賀がトップを独走し、2番手争いは津田、伊藤、岩田、野左根、名越の順でファイナルラップへと突入。順位の入れ替えが続く中、セクター3に入ったところで突然大粒の雨が降り出し、第11コーナーで名越がほかのマシンとの接触を避けようとしたところコースアウトし、転倒してしまいました。2番手争いは野左根、岩田、津田の3人に絞られ、野左根が岩田のアタックを振りきり2位でフィニッシュ。岩田は最終コーナーで津田にクロスラインを取られ、4位でチェッカーを受けました。5位に伊藤、6位に鈴木、7位には長島哲太(DUNLOP Racing Team with YAHAGI)が入りました。
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レース序盤のポテンシャルは一番あると思っているので、力を温存しながら前に出て逃げきりたかったのですが、予選とフィーリングが違って苦戦しました。トップについていけずに2番手争いになり、一時は5番手くらいまで下がって、なかなか追い上げることができませんでした。雨が降ってきたことでペースを落としたライダーもいましたが、今年の私は転倒もあり、ランキングもよくないので、「失うものはないから行くしかない」と思いました。私にとってはチャンスの雨でした。最終ラップだったというのも、チェッカーを受けて気がつきました。バトルが激しくて、各チームのサインボードが重なっていて確認できなかったからです。最後に2位に上がれてよかったです。最後に勝負をかけられるマシンに仕上げてくれたチームに感謝します。
レース序盤のポテンシャルは一番あると思っているので、力を温存しながら前に出て逃げきりたかったのですが、予選とフィーリングが違って苦戦しました。トップについていけずに2番手争いになり、一時は5番手くらいまで下がって、なかなか追い上げることができませんでした。雨が降ってきたことでペースを落としたライダーもいましたが、今年の私は転倒もあり、ランキングもよくないので、「失うものはないから行くしかない」と思いました。私にとってはチャンスの雨でした。最終ラップだったというのも、チェッカーを受けて気がつきました。バトルが激しくて、各チームのサインボードが重なっていて確認できなかったからです。最後に2位に上がれてよかったです。最後に勝負をかけられるマシンに仕上げてくれたチームに感謝します。

スタートを失敗してしまいましたが、それでも序盤はトップ争いができました。野左根選手のペースがよかったので、彼をマークして勝負どころを探っていました。レース1は予選より路面温度が下がったので、セットアップを変更したのですが、そのセッティングがしっくりこない部分があり、ライディングを調整しながらバトルをしていました。表彰台のチャンスがありましたが、JSBは甘くないと痛感しています。それでも、表彰台を狙える位置を走れたことはポジティブに捉えて、レース2に活かしていきます。レースを見たファンの方が、おもしろいレースだったと言ってくれていて、それは私たちにとって最高の褒め言葉です。レース2も楽しんでもらえるレースができるように挑みます。
スタートを失敗してしまいましたが、それでも序盤はトップ争いができました。野左根選手のペースがよかったので、彼をマークして勝負どころを探っていました。レース1は予選より路面温度が下がったので、セットアップを変更したのですが、そのセッティングがしっくりこない部分があり、ライディングを調整しながらバトルをしていました。表彰台のチャンスがありましたが、JSBは甘くないと痛感しています。それでも、表彰台を狙える位置を走れたことはポジティブに捉えて、レース2に活かしていきます。レースを見たファンの方が、おもしろいレースだったと言ってくれていて、それは私たちにとって最高の褒め言葉です。レース2も楽しんでもらえるレースができるように挑みます。

前戦のもてぎから、ライディングのアプローチを変えることを課題として取り組んでいます。ここオートポリスで、その成果が少しずつかたちになってきました。レース1では追い上げのバトルができて、表彰台が見える位置を走れましたし、2番手の津田選手を追いかけることもできました。ただ、大粒の雨が降ってきたところでペースを落としてしまい、そこは反省点です。レース2では最後まで積極的にレースをします。
前戦のもてぎから、ライディングのアプローチを変えることを課題として取り組んでいます。ここオートポリスで、その成果が少しずつかたちになってきました。レース1では追い上げのバトルができて、表彰台が見える位置を走れましたし、2番手の津田選手を追いかけることもできました。ただ、大粒の雨が降ってきたところでペースを落としてしまい、そこは反省点です。レース2では最後まで積極的にレースをします。
JSB1000 決勝レース1リザルト
Pos. | Rider | Num. | チーム | Constr. | Time/Gap |
|---|---|---|---|---|---|
1 | 中須賀 克行 | 2 | YAMAHA FACTORY RACING TEAM | Yamaha | 27'32.106 |
2 | 野左根 航汰 | 4 | Astemo Pro Honda SI Racing | Honda | +8.623 |
3 | 津田 拓也 | 7 | Team SUZUKI CN CHALLENGE | Suzuki | +8.947 |
4 | 岩田 悟 | 8 | Team ATJ | Honda | +9.146 |
5 | 伊藤 和輝 | 9 | Honda Dream RT 桜井ホンダ | Honda | +9.949 |
6 | 鈴木 光来 | 30 | Team ATJ | Honda | +14.532 |
7 | 長島 哲太 | 10 | DUNLOP Racing Team with YAHAGI | Honda | +24.175 |
15 | 杉山 優輝 | 17 | Honda Suzuka Racing Team | Honda | +1'04.863 |
18 | 名越 哲平 | 6 | SDG Team HARC-PRO.Honda | Honda | +1 Lap |















