JSB1000 決勝レース2
JSB1000 2025
Round 4

長島が表彰台争いを展開し、4位フィニッシュ

jp モビリティリゾートもてぎ

全日本ロードレース選手権(JRR)第4戦「スーパーバイクレース in もてぎ」のJSB1000クラスは、8月23日(土)にレース1が、翌24日(日)にレース2が行われました。土曜日も高い気温に悩まされましたが、日曜日はさらに気温が上昇。レース1が15周だったのに対して、レース2は20周と長丁場の周回が設定されていたので、ライダーたちはそれぞれ、体温を下げる工夫を凝らしながらグリッドにつきました。

長島が表彰台争いを展開し、4位フィニッシュ

ホールショットを奪ったのは野左根航汰(Astemo Pro Honda SI Racing)。数台が重なり合う混戦の第1コーナーをうまく抜け出して、長島哲太(DUNLOP Racing Team with YAHAGI)が一気に2番手に浮上しました。各車が序盤のペース配分を考慮する中で、野左根は4番手に後退し、長島も6周目には3番手に後退します。その長島に迫ったのはファクトリーマシンに乗る水野涼(ドゥカティ)でした。長島は水野とし烈なバトルを繰り広げ、観客席を大いに沸かせます。

JSB1000クラスでは少数派のダンロップタイヤを装着している長島は、表彰台を獲得することはできませんでしたが、4位でフィニッシュしました。岩田悟(Team ATJ)は今季最高タイの5位、レース1はリタイアという悔しい結果に終わった名越哲平(SDG Team HARC-PRO. Honda)は最後まで走りきり6位でゴールしました。


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長島 哲太
長島 哲太 10
DUNLOP Racing Team with YAHAGI
新たに開発したタイヤを金曜日に試し、いい感触をつかめていましたが、土曜日のレース1決勝は、ストックしていたタイヤで走りました。レース2ではどうしてもそのタイヤを使いたかったので、決勝朝のウォームアップ走行で確認し、決勝もその新たなタイヤで臨みました。この暑い環境でも機能してくれて、最後までバトルすることができました。タイヤ開発は難しく、すぐに反映されるものではありませんが、進化を示すことができてとてもうれしいです。今回のデータをしっかり分析して、さらにいいものにできればと思います。また、今日のバトルを観客の皆さんが楽しんでくれたのなら、それもうれしいです。次戦のオートポリスでもいいレースがしたいです。 

岩田 悟
岩田 悟 8
Team ATJ
スタートが決まり、トップ集団に入ることはできましたが、野左根選手とラインが交錯し、ぶつかりそうだったのでアクセルを戻しました。中須賀克行選手(ヤマハ)や浦本修充選手(BMW)がうまくよけてくれたので、大きなアクシデントにはなりませんでしたが、その一瞬でトップ集団から離れてしまいました。そこからは、タイヤをしっかり機能させてばん回しようと気持ちを切り替えました。その結果、名越選手に追いつき、抑えることができました。序盤の5周までのポジションが結果に大きく影響するので、次戦では序盤を大事にして、念願の表彰台を取りにいきたいです。 

名越 哲平
名越 哲平 6
SDG Team HARC-PRO. Honda
SUGOラウンドで痛めた肩の影響が残り、フィジカル的には100%ではありませんでしたが、チームと協力しながらいいセッティングを見つけることができていました。久しぶりに調子を取り戻し、いい結果を残せる手応えがあったのですが、レース1はトラブルで走りきれず…。気持ちを切り替えて臨んだレース2決勝は、路面温度の違いなどからか、いいフィーリングを得ることができなかったので、安定したペースで20周を走りきることを優先しました。鈴鹿8耐に比べて肩の痛みは少なく、ケガからの回復を感じられたことはポジティブです。次戦オートポリスまでにはさらに回復すると思いますし、納得できるレースができることを目指します。

JSB1000 決勝レース2リザルト

Pos.

Rider

Num.

チーム

Constr.

Time/Gap

1

浦本 修充

31

AutoRace Ube Racing Team

BMW

36'35.830

2

中須賀 克行

2

YAMAHA FACTORY RACING TEAM

Yamaha

+6.534

3

水野 涼

3

DUCATI Team KAGAYAMA

Ducati

+14.571

4

長島 哲太

10

DUNLOP Racing Team with YAHAGI

Honda

+22.255

5

岩田 悟

8

Team ATJ

Honda

+29.165

6

名越 哲平

6

SDG Team HARC-PRO. Honda

Honda

+31.958

7

伊藤 和輝

9

Honda Dream RT 桜井ホンダ

Honda

+32.045

8

鈴木 光来

30

Team ATJ

Honda

+42.901

12

杉山 優輝

17

Honda Suzuka Racing Team

Honda

+1'11.222

17

野左根 航汰

4

Astemo Pro Honda SI Racing

Honda

+3 Laps

18

須貝 義行

33

TEAM SUGAI RACING JAPAN

Honda

+5 Laps


JSB1000 ポイントランキング

Pos.

Rider

Num.

チーム

Constr.

Pts.

1

中須賀 克行

2

YAMAHA FACTORY RACING TEAM

Yamaha

110

2

浦本 修充

31

AutoRace Ube Racing Team

BMW

86

3

水野 涼

3

DUCATI Team KAGAYAMA

Ducati

54

4

伊藤 和輝

9

Honda Dream RT 桜井ホンダ

Honda

53

5

津田 拓也

7

Team SUZUKI CN CHALLENGE

SUZUKI

51

6

岩田 悟

8

Team ATJ

Honda

50

8

長島 哲太

10

DUNLOP Racing Team with YAHAGI

Honda

35

10

野左根 航汰

4

Astemo Pro Honda SI Racing

Honda

31

11

鈴木 光来

30

Team ATJ

Honda

29

13

名越 哲平

6

SDG Team HARC-PRO. Honda

Honda

21

15

日浦 大治朗

14

Honda Dream RT 桜井ホンダ

Honda

16

16

高橋 巧

5

Honda HRC Test Team

Honda

13

18

杉山 優輝

17

Honda Suzuka Racing Team

Honda

11

19

國峰 啄磨

37

TOHO Racing

Honda

5

22

荒川 晃大

36

Astemo Pro Honda SI Racing

Honda

2

23

須貝 義行

33

TEAM SUGAI RACING JAPAN

Honda

1


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レポート公開日
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