J-GP3 レース1
J-GP3 2025
Round 3

尾野が今季初優勝。岡崎は自己ベストの2位、松島が初表彰台

jp 筑波サーキット

6月21日(土)、全日本ロードレース選手権(JRR)第3戦のレース1決勝が筑波サーキット(茨城県)で開催されました。今大会はJ-GP3クラスのみの開催で、土日に計2レースが行われます。

尾野が今季初優勝。岡崎は自己ベストの2位、松島が初表彰台

土曜日は午前に予選、午後にレース1決勝が行われ、予選では尾野弘樹(P.MU 7C GALE SPEED)がポールポジションを獲得。決勝では激戦の中でポジションを守り、今季初優勝を飾りました。2位には岡崎静夏(日本郵便 Honda Racing TP)が入り、自己ベストリザルトを記録。松島璃空(BREASTO B-TRIBE RACING)は3位で初表彰台を獲得しました。

予選のベストタイムがレース1、セカンドタイムがレース2のグリッドになりますが、両方のポールポジションを獲得したのは尾野。59秒588というタイムで、コースレコードの59秒035には届きませんでしたが、酷暑の中としては好タイムです。2番手の高杉奈緒子(KTM)、3番手の岡崎、4番手の若松怜(日本郵便 docomo business TP)までが59秒台を記録する白熱したアタック合戦となりました。

気温は30℃超、路面温度は60℃に迫り、鈴鹿8耐を思わせる暑さとなった20周のレース1決勝。尾野は好スタートでホールショットを奪い、オープニングラップを制します。2周目の最終コーナーでやや外にはらんで3番手にポジションを落としますが、3周目にすぐさまトップを奪い返しました。

レース序盤は尾野、武中駿(Team Plusone)、高杉、岡崎、若松、中谷健心(MotoUP Racing)がトップ集団を形成します。若松が徐々にポジションを上げ、7周目には3番手に浮上。武中は尾野の背後をぴったりとマークし、時折り前に出る場面も見られましたが、14周目の第1コーナーで痛恨の転倒。尾野はトップを独走し始めます。

2番手となった若松には岡崎が迫り、2番手争いのバトルが勃発。16周目の第1コーナーで岡崎がインサイドから前へ出ると、若松はすぐさま抜き返そうとラインを変えながらアタックしますが、アジアコーナー出口で転倒。後方では7番手から追い上げてきた松島が高杉、中谷をパスし、武中と若松の転倒にともなって3番手へと浮上します。

尾野と2番手の岡崎の差は約4秒と開き、独走態勢のまま尾野が優勝。2位に岡崎が入り、岡崎から約5秒遅れて松島が3位でチェッカーを受けました。中谷は一時4番手に浮上しましたが、最終的には5位。特別推薦枠の若手ライダーのトップとなったのは第2戦SUGOに続き知識隼和(MotoUP Racing)で、8位に入賞しました。


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尾野 弘樹
尾野 弘樹 1
P.MU 7C GALE SPEED
昨日のフリー走行から調子がよく、レコード更新を狙っていました。そこには届きませんでしたが、ポールポジションを獲得できました。決勝では、昨日の午後と同じようなフィーリングを想定していたのですが、レース序盤に最終コーナーでフロントがスリップしました。転倒寸前でなんとか回避できたというくらいの状況で、そこで前日とはコンディションが違うことを察知しました。そこからは気持ちを切り替えて、周りのペースを確認しながら走りました。全日本開幕戦、アジア選手権と悔しいレースが続いていたので、久しぶりに独走優勝できてうれしいです。

岡崎 静夏
岡崎 静夏 4
日本郵便 Honda Racing TP
昨年の鈴鹿サーキットでの最終戦は繰り上げで3位だったので、うれしい気持ちよりも悔しい気持ちの方が大きかったです。なので、今回は自分の力で表彰台に立てたことがうれしくて、前回とは全く違う気持ちです。チームの先輩ライダーである小山知良先生のアドバイスを聞き、その通りに走ろうとしました。全部はできていないのですが、70%はできたかなと思います。まだ尾野選手とは差があって、「尾野劇場」に登場できていませんが、レース2では団員になれるように頑張って、たくさんの応援に応えたいです。

松島 璃空 7
BREASTO B-TRIBE RACING
ケガがあって厳しいシーズンの始まりでしたが、やっと表彰台に上がることができました。レースはスタートで出遅れてしまったので、一台一台を確実に抜いて前に出ました。タイヤの温度を上げすぎないように、丁寧に走ることを心がけました。明日は、尾野選手とポジションを入れ替えて自分が勝ちたいです。

J-GP3 レース1リザルト

Pos.

Rider

Num.

チーム

Constr.

Time/Gap

1

尾野 弘樹

1

P.MU 7C GALE SPEED

Honda

20'17.809

2

岡崎 静夏

4

日本郵便 Honda Racing TP

Honda

+4.386

3

松島 璃空

7

BREASTO B-TRIBE RACING

Honda

+9.582

4

高杉 奈緒子

5

TEAM NAOKO KTM

KTM

+11.476

5

中谷 健心

11

MotoUP Racing

Honda

+14.12

6

飯高 新悟

9

KIJIMA KISS RACING Katsudenki

Honda

+17.292

7

大田 隼人

8

MARUMAE Dream KITAKYUSHU CPARIS

Honda

+21.327

8

知識 隼和

51

MotoUP Racing

Honda

+23.572

9

松田 基成

17

Like a Wind ・ CLUB Y's

Honda

+23.689

10

タナチャット プラトゥムトーン

15

Astemo SI Racing with Thai Honda

Honda

+24.412

11

仲村 瑛冬

19

TeamLife.HondaDream Kitakyushu

Honda

+39.442

12

野澤 秀典

16

Nozawa Racing Family. MALUSAKA

Honda

+40.023

13

国立 和玖

52

MotoUP Racing

Honda

+45.329

14

アーチー シュミット

36

AS71ACADEMY & OKABE

Honda

+46.753

15

藤原 雫花

35

Team MARI with hiro’ck

Honda

+48.738

16

井利元 新

32

PlanBee Racing MTR

Honda

+49.084

17

富樫 虎太郎

50

SDG Jr. 56RACING

Honda

+1 Lap

19

若松 怜

2

日本郵便 docomo business TP

Honda

+5Laps

-

武中 駿

10

Team Plusone

Honda

+7Laps

-

岩野 倖大

53

BATTLE FACTORY

Honda

+8Laps

-

ノップルットポン ブンプラウェット

30

Astemo SI Racing with Thai Honda

Honda

+10Laps

-

戸高 綸太郎

34

Astemo SI Racing with RSC

Honda

+16Laps

-

テーシン・インアパイ

31

Astemo SI Racing with Thai Honda

Honda

-

池上 聖竜

18

MotoUP Racing

Honda

DSQ


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