JSB1000 決勝
JSB1000 2025
Round 1

Honda HRC Test Teamの高橋が4位フィニッシュ

jp モビリティリゾートもてぎ

4月20日(日)、全日本ロードレース選手権(JRR)の2025年シーズン開幕戦「もてぎ2&4レース」がモビリティリゾートもてぎ(栃木県)で開催されました。今大会は全日本スーパーフォーミュラ選手権との併催で、土曜日に予選、日曜日に決勝レースが行われました。

Honda HRC Test Teamの高橋が4位フィニッシュ

今季のHonda勢は野左根航汰(Astemo Pro Honda SI Racing)、名越哲平(SDG Team HARC-PRO. Honda)、長島哲太(DUNLOP Racing Team with YAHAGI)、伊藤和輝(Honda Dream RT 桜井ホンダ)らが継続参戦。Team ATJはベテランの岩田悟に加え、ST600クラスから鈴木光来がステップアップして、JSB1000クラスにレギュラー参戦します。

今大会はJSB1000クラスのみの開催でしたが、ST1000クラスの一部のライダーがST1000クラスのマシンを使ってスポット参戦。Honda勢では荒川晃大(Astemo Pro Honda SI Racing)と、TOHO Racingの國峰啄磨、作本輝介がエントリーリストに名を連ねました。

また、Honda HRC Test Teamが鈴鹿8時間耐久ロードレース(鈴鹿8耐)参戦に向けたテストを兼ねてエントリーし、ライダーには高橋巧を起用。HRCチームとしての全日本選手権参戦は6年ぶりのことです。HRCのほかにも鈴鹿8耐に向けたメーカー系チームのスポット参戦や、海外製ワークスマシンを使用するチームのエントリーもあり、開幕戦は多彩な顔ぶれが熱戦を繰り広げました。

19日(土)に行われた予選では高橋が2番手でフロントローを確保。以下、5番手に長島、6番手に野左根、7番手に名越、9番手に岩田、10番手に伊藤が入りました。

日曜日の12時55分、20周の決勝レースがスタート。ホールショットは水野涼(ドゥカティ)が奪いますが、2列目から好スタートを切った長島が第3コーナーで首位に立ちます。第4コーナーでは鈴木が菅原陸(ヤマハ)と接触して転倒。鈴木は再スタートしたものの、大きく順位を落としました。

2周目、激しいトップ争いの中で前に出ようとした野左根が転倒。ピットに戻り、そのままリタイアとなってしまいました。2周目は長島がトップで通過、水野、中須賀克行(ヤマハ)、浦本修充(BMW)、名越、高橋、津田拓也(スズキ)、岩田と続きました。

コーナーごとにポジションを入れ替えるような白熱したトップ争いの後ろで、高橋は4周目に名越を、5周目に長島を捕らえて4番手に浮上。ベストタイムを更新しながらトップ3へと迫り始めます。10周目には水野が独走態勢を築き、2番手争いは中須賀、浦本、高橋の3人、5番手は長島と名越の争いに。しかし長島は13周目に急激にスローダウンし、ピットインしてリタイアとなりました。

高橋は2番手争いを繰り広げる中須賀と浦本の後ろにつけて、前に出るタイミングをうかがいながら周回を重ねましたが、次第に離されて4番手に。名越は5番手を走行しました。

高橋はそのまま20周を走りきり、4位に入賞。5位には名越が入りました。レース終盤は岩田と伊藤がポジションを入れ替えながら7番手を争い、最終ラップまで続いた戦いを伊藤が制して7位、岩田が8位となりました。

ST1000クラスレギュラー参戦組は國峰が11位、荒川が14位、作本は20位でレースを終えました。


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高橋 巧
高橋 巧 5
Honda HRC Test Team
今回は鈴鹿8耐に向けてのテスト参戦でした。事前テストから決勝レースに向けて走行を重ねていって、レースウイークの流れとしては悪くなかったと思います。このマシンでもてぎを走るのは初めてなので、試したいことはたくさんありました。自分の中ではもっとたくさんテストしておきたいことがあったのですが、限られた機会の中で最善を尽くしてグリッドに並びました。条件はみんな同じなのですが、決勝の路面コンディションが変わった影響からか思うようなフィーリングを得られず、ペースを上げられませんでした。これは検証課題としてスタッフとともに考えていこうと思います。HRCのチームとして全日本に参戦できて、多くの方から声援をいただけたことに感謝しています。またHRCとして戦えたらと思います。 

名越 哲平
名越 哲平 6
SDG Team HARC-PRO. Honda
事前テストからレースウイークまで軟らかめのタイヤでテストを重ねていたので、決勝も軟らかいタイヤで走りました。20周と長いレースなので、最後までペースを維持するのは難しいかもしれないと思いましたが、テストをあまりしていないタイヤよりも、これで走りきることを選びました。バトルはできたものの、抜くことができずに5位となりましたが、難しいレースを走りきれたことはよかったです。しかし、目指しているところはもちろん表彰台や優勝なので、そこに届くように次戦までしっかり準備しようと思います。

伊藤 和輝
伊藤 和輝 9
Honda Dream RT 桜井ホンダ
マシンの戦闘力を上げるためにチームのスタッフが考えてくれて、パーツを変更したマシンで開幕戦を戦いました。事前テストから走り始めて、まだマシンを理解しきれていない中での決勝レースだったので、納得できる結果ではありません。それでも、バトルをして最後に順位を上げられたので、最低限の仕事はできたと思います。次戦までに理解度を上げて、もっと上位に行けるようにしなければと思っています。

JSB1000 決勝リザルト

Pos.

Rider

Num.

チーム

Constr.

Time/Gap

1

水野 涼

3

DUCATI Team KAGAYAMA

Ducati

36'13.334

2

中須賀 克行

2

YAMAHA FACTORY RACING TEAM

Yamaha

+6.715

3

浦本 修充

31

AutoRace Ube Racing Team

BMW

+7.677

4

高橋 巧

5

Honda HRC Test Team

Honda

+12.877

5

名越 哲平

6

SDG Team HARC-PRO. Honda

Honda

+23.714

6

津田 拓也

7

Team SUZUKI CN CHALLENGE

Suzuki

+28.154

7

伊藤 和輝

9

Honda Dream RT 桜井ホンダ

Honda

+43.404

8

岩田 悟

8

Team ATJ

Honda

+43.856

11

國峰 啄磨

37

TOHO Racing

Honda

+1'04.779

13

杉山 優輝

17

Honda Suzuka Racing Team

Honda

+1'19.205

14

荒川 晃大

36

Astemo Pro Honda SI Racing

Honda

+1'24.941

20

作本 輝介

38

TOHO Racing

Honda

+1'40.875

21

須貝 義行

33

TEAM SUGAI RACING JAPAN

Honda

+1 Lap

23

鈴木 光来

30

Team ATJ

Honda

+1 Lap

-

長島 哲太

10

DUNLOP Racing Team with YAHAGI

Honda

+7 Laps

-

野左根 航汰

4

Astemo Pro Honda SI Racing

Honda

+19 Laps


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