チャンピオンを獲得した國井が優勝し有終の美を飾る
鈴鹿サーキット10月27日(日)、全日本ロードレース選手権(JRR)の最終戦となる第8戦のST1000クラス決勝が、鈴鹿サーキット(三重県)で開催されました。
第7戦岡山国際サーキットでタイトルを決定した國井勇輝(SDG Team HARC-PRO.)は、来季のMoto2参戦を発表し最終戦を迎えました。チャンピオンライダーとして挑んだ予選で唯一の2分7秒台を記録し、ポールポジションを獲得。3番手にはスポット参戦の羽田太河(Astemo Honda Dream SI Racing)、4番手に國峰啄磨(TOHO Racing)、5番手に荒川晃大(MOTO BUM HONDA)がつけ、ここまでが2分8秒台を記録しました。
決勝スタートは羽田がホールショットを奪い、それを國井、國峰が追います。S字で岩戸亮介(カワサキ)が2番手に浮上し、國井が3番手となりました。
オープニングラップを制したのは羽田で、國井、岩戸、國峰、荒川、伊藤元治(MOTO BUM HONDA)が続きました。
2周目は羽田、國峰、荒川、國井、岩戸、伊藤と続き、3周目には荒川を捕らえた國峰が3番手となります。トップ争いは2分9秒台にタイムアップし、第1コーナーで國井が羽田を捕らえバトルとなり、最終シケインで國峰が國井と羽田を捕らえて一気にトップに浮上します。
6周目に羽田が首位となりますが、國峰、國井が僅差で続き激しいトップ争いとなりました。7周目、岩戸が4番手に浮上し、それを荒川、伊藤が追います。シケインで荒川は岩戸を捕らえ、4番手にポジションを上げます。
9周目に國井が一気に首位に立ち、それを羽田、國峰、荒川らが追う展開となります。激闘の中で、國峰が130Rで痛恨の転倒。最終ラップを前に伊藤も転倒してしまい、コースに復帰するも順位を落としました。
最終ラップで國井はファステストラップとなる2分8秒812を記録して羽田を突き放し、今季5勝目を飾りました。2位は羽田、荒川は5位でチェッカーを受けました。作本輝介(Astemo Honda Dream SI Racing)は9位となりました。
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バトルに競り勝つことができて自信になりました。羽田選手、國峰選手との戦いはアグレッシブで厳しいものでしたが、自分のペースをしっかりと守って勝ちきれたことは、最終戦を締めくくる意味でも大事なことだと思っていました。来年はMoto2に参戦します。全日本のレベルが低いと思われるのは嫌なので、その高さを証明できる戦いがしたいと思っています。
バトルに競り勝つことができて自信になりました。羽田選手、國峰選手との戦いはアグレッシブで厳しいものでしたが、自分のペースをしっかりと守って勝ちきれたことは、最終戦を締めくくる意味でも大事なことだと思っていました。来年はMoto2に参戦します。全日本のレベルが低いと思われるのは嫌なので、その高さを証明できる戦いがしたいと思っています。
予選のアタック中に右手が肉離れをしてしまい、思うように動かすことができず痛みが残っている状態で決勝に挑みました。特にS字区間などでは思うように走ることができませんでした。大きな集団にして勝負どころを見つけたかったのですが、そうすることができずに、最後も差しきれずに終わってしまいました。
予選のアタック中に右手が肉離れをしてしまい、思うように動かすことができず痛みが残っている状態で決勝に挑みました。特にS字区間などでは思うように走ることができませんでした。大きな集団にして勝負どころを見つけたかったのですが、そうすることができずに、最後も差しきれずに終わってしまいました。
今年はマシンが新型になり、それを乗りこなせずに最終戦を迎えてしまいました。鈴鹿で育ったという思いがあり、得意なサーキットと思っていたので、いい走りにつながるなにかをつかみたいと思って挑みましたが、思うように走ることができずに終わりました。解決策を探しながら走っていました。オフシーズンはこれまでのレースをしっかりと精査して、自分の走りができるようにして来年を迎えたいです。
今年はマシンが新型になり、それを乗りこなせずに最終戦を迎えてしまいました。鈴鹿で育ったという思いがあり、得意なサーキットと思っていたので、いい走りにつながるなにかをつかみたいと思って挑みましたが、思うように走ることができずに終わりました。解決策を探しながら走っていました。オフシーズンはこれまでのレースをしっかりと精査して、自分の走りができるようにして来年を迎えたいです。
ST1000 決勝リザルト
Pos. | Rider | Num. | チーム | Constr. | Time |
|---|---|---|---|---|---|
1 | 國井 勇輝 | 10 | SDG Team HARC-PRO. | Honda | 26'00.916 |
2 | 羽田 太河 | 47 | Astemo Honda Dream SI Racing | Honda | 26'01.299 |
3 | 岩戸 亮介 | 9 | Kawasaki Plaza Racing Team | Kawasaki | 26'04.494 |
4 | 井手 翔太 | 31 | AKENO SPEED・RC KOSHIEN | Yamaha | 26'05.892 |
5 | 荒川 晃大 | 2 | MOTO BUM HONDA | Honda | 26'06.569 |
6 | 豊島 怜 | 7 | DOGFIGHTRACING JDS | Yamaha | 26'12.312 |
9 | 作本 輝介 | 30 | Astemo Honda Dream SI Racing | Honda | 26'27.166 |
11 | 山中 将基 | 54 | team bizenseiki kirimoto nanno | Honda | 26'32.803 |
12 | 中島 陽向 | 57 | EDWIN GSUNDHEIT Racing | Honda | 26'37.489 |
15 | 吉田 光弘 | 22 | HondaRyokuyokaiKumamotoRacing | Honda | 26'51.238 |
16 | 菊地 純 | 36 | BALZ & ADVANCE MC & T.T.MOTO | Honda | 26'53.355 |
18 | 伊藤 元治 | 34 | MOTO BUM HONDA | Honda | 27'17.870 |
- | 國峰 啄磨 | 3 | TOHO Racing | Honda | 17'24.069 |
ST1000 ポイントランキング
Pos. | Rider | Num. | チーム | Constr. | Pts |
|---|---|---|---|---|---|
1 | 國井 勇輝 | 10 | SDG Team HARC-PRO. | Honda | 141 |
2 | 岩戸 亮介 | 9 | Kawasaki Plaza Racing Team | Kawasaki | 95 |
3 | 羽田 太河 | 47 | AstemoHondaDreamSIRacing | Honda | 88 |
4 | 國峰 啄磨 | 3 | TOHO Racing | Honda | 65 |
5 | 荒川 晃大 | 2 | MOTOBUM HONDA | Honda | 63 |
6 | 井手 翔太 | 31 | AKENO SPEED・RC KOSHIEN | Yamaha | 55 |
8 | 作本 輝介 | 30 | Astemo Honda Dream SI Racing | Honda | 48 |
9 | 伊藤 元治 | 34 | MOTO BUM HONDA | Honda | 43 |
15 | 松川 泰宏 | 21 | MOTO BUM HONDA | Honda | 12 |
16 | 山中 将基 | 54 | team_bizenseiki_kirimoto_nanno | Honda | 11 |
18 | 吉田 光弘 | 22 | HondaRyokuyokaiKumamotoRacing | Honda | 9 |
19 | 小島 一浩 | 20 | HondaRyokuyokaiKumamotoRacing | Honda | 7 |
20 | 中島 陽向 | 57 | EDWIN GSUNDHEIT Racing | Honda | 7 |
22 | 吉廣 光 | 29 | CLUBNEXT&HONDADREAM TAKASAKI | Honda | 5 |
25 | 関 一正 | 43 | RacingTeam SEKI | Honda | 3 |
27 | 菊地 純 | 36 | BALZ & ADVANCE MC & T.T.MOTO | Honda | 2 |
