J-GP3 決勝
J-GP3 2024
Round 7

若松がポール・トゥ・ウイン

jp 岡山国際サーキット

9月29日(日)、全日本ロードレース選手権(JRR)第7戦のJ-GP3クラス決勝が岡山国際サーキット(岡山県)で開催されました。28日(土)に行われた予選では若松怜(JAPAN POST docomo business TP)が初ポールポジション獲得となりました。2番手は尾野弘樹(P.MU 7C GALE SPEED)で、この2人が1分39秒台を記録しました。4番手に木内尚汰(Team Plusone)、5番手に松島璃空(BREASTO B-TRIBE RACING)。続く6番手の岡崎静夏(日本郵便 Honda Dream TP)までが1分40秒台でした。

若松がポール・トゥ・ウイン

決勝は尾野がホールショット。それを若松が追い、木内、徳留真紀(MARUMAE MTR)、松島、岡崎らが続きました。1周目はトップが尾野、2番手に木内が浮上し、若松、徳留、岡崎、松島らが追います。若松は2周目に木内を捕らえ2番手を奪いました。

5周目に入り、トップ争いは尾野、若松、木内らの4台。5位争いを徳留、岡崎、松島で繰り広げます。若松はトップの尾野に果敢に迫りますが、尾野はレースをリードします。5番手争いは岡崎が前に出て、岡崎、松島、徳留となります。11周目のヘアピンで若松が尾野の前に出て、それを木内らが追う展開に。12周目には尾野が前に出て、木内も若松を捕らえ2番手となり、尾野、木内、若松とポジションが変わります。5番手に松島が上がり、岡崎、徳留が追います。

13周目に若松は一気にトップに浮上し、尾野、木内らとのし烈なトップ争いが続きました。14周目に入ると尾野が1分39秒740のファステストラップをマークして若松を捕らえ、首位に立ちます。

若松が尾野の背後につき、その2台を追う木内は少し遅れます。17周目、若松がトップを奪い返しますが、コーナーごとにポジションが変わる激戦となり、若松がトップで19周目の最終ラップに突入します。ダブルヘアピンの攻防でトップ3台のマシンが横並びになる白熱のレース展開となりました。

最終的に若松が0.011秒差で尾野を抑え今季2勝目を挙げました。2位尾野、3位に木内、5番手争いを制したのは松島。岡崎は終盤に徳留を捕らえて6位、7位には徳留、8位に大田隼人(MARUMAE Dream KITAKYUSHU CPARIS)。9位にはJ-GP3チャレンジクラスの中谷健心(TN45 with MotoUP Racing)が入りました。

この結果を受け、総合ランキングトップの尾野と若松との差は2ポイントとなり、最終戦での決戦となります。


HRC公式Instagramで最新情報をチェック!
https://www.instagram.com/hondaracingcorporation/


若松 怜 3
JAPAN POST docomo business TP
事前テストから昨年の自己ベストに近いタイムが出ていたので、予選では目標の1分39秒台を目指し、ポールポジションを獲得できました。決勝は逃げて勝ちたかったのですが、尾野選手との争いとなり、余力がなく引き離すことができずに最後まで厳しい戦いになりました。それでも、前に出て勝つことができたのでうれしいです。最終戦はタイトル争いとなります。そう簡単にチャンピオンになれるとは思っていません。それでもチャンスがあるのだから、その可能性に賭けて緊張感を持って挑んでいきたいです。

尾野 弘樹
尾野 弘樹 1
P.MU 7C GALE SPEED
スタートはホールショットを取ることができたので、自分のペースで逃げたいと思っていましたが、正直、そこまでの仕上がりはなく、若松選手とのバトルになりました。激しい戦いが続き、最終ラップまで持ち越しとなってしまい、今回は若松選手の方が上手でした。悔しい結果ですが、最終戦に向けて気持ちを切り替えていきます。これまでの3年間は、最終戦は気持ち的に楽な状況でのレースでしたが、今年は勝った方がチャンピオンという展開となりました。こういった状況は初めてなので、しっかり準備をしてV4を目指します。

木内 尚汰 4
Team Plusone
上位2人に対抗できるアベレージがなかったので、40秒台前半の2人についていくのがやっとで、勝負できませんでした。最終ラップでは、自分のミスで離され、最後は尾野選手に接触してしまう状況となってしまいました。それでも、3位でゴールできてよかったです。

J-GP3 決勝レースリザルト

Pos.

Rider

Num.

チーム

Constr.

Total Time

1

若松 怜

3

JAPAN POST docomo business TP

Honda

32'00.163

2

尾野 弘樹

1

P.MU 7C GALE SPEED

Honda

32'00.174

3

木内 尚汰

4

Team Plusone

Honda

32'00.707

4

高杉 奈緒子

5

TEAM NAOKO KTM

KTM

32'06.820

5

松島 璃空

7

BREASTO B-TRIBE RACING

Honda

32'11.419

6

岡崎 静夏

12

日本郵便 Honda Dream TP

Honda

32'15.843

7

徳留 真紀

10

MARUMAE MTR

Honda

32'15.858

8

大田 隼人

13

MARUMAE Dream KITAKYUSHU CPARIS

Honda

32'21.638

9

中谷 健心

28

TN45 with MotoUP Racing

Honda

32'23.788

10

飯高 新悟

31

KIJIMA KISS RACING CLUB

Honda

32'29.236

11

山本 恭裕

19

TeamLife.HondaDream Kitakyushu

Honda

32'41.247

12

松田 基成

30

Team HIRO

Honda

32'49.147

13

野澤 秀典

22

Nozawa Racing Family

Honda

32'49.169

14

長谷川 蒼馬

51

TEAM POWerCraft AKlTECK

Honda

32'49.511

15

徳田 翔

25

P.MU 7C GALE SPEED

Honda

32'57.591

16

岩野 倖大

50

TEAM KOTA

Honda

33'01.118

17

豊田 哲慎

29

BATTLE FACTORY

Honda

33'08.693

18

岸田慶一

38

FLEX Racing TEAM & MH OHARA

Honda

33'12.395

19

墨拓 斗

24

Team KOHSAKA

Honda

33'44.928


Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image

レポート公開日
戻る