決勝レース1で羽田が優勝を飾る
9月7日(土)、全日本ロードレース選手権(JRR)第6戦のST1000クラス決勝レース1がオートポリス(大分県)で開催されました。同クラスはこの週末、2レース開催です。予選のベストタイムが決勝レース1のグリッド、セカンドベストタイムが決勝レース2のグリッドとなります。
予選でポールポジションを獲得したのは、リハビリ中の渡辺一馬の代役で参戦した羽田太河(Astemo Honda Dream SI Racing)です。羽田は初めてのST1000クラスにもかかわらず、1分50秒台をマークする速さをみせ注目を集めました。3番手に1分51秒028で國井勇輝(SDG Team HARC-PRO.)がつけ、以降9番手までが1分51秒台をマークし激戦を予感させました。
ホールショットは羽田が奪い、それを國井が追います。スタートダッシュを決めた羽田は、2番手以下を引き離しました。オープニングラップを羽田がトップで通過し、それを國井、荒川晃大(MOTO BUM HONDA)、國峰啄磨(TOHO Racing)が追います。
2周目には追い上げた國井が羽田を捕らえて前に出ます。國井を羽田、荒川、國峰が追い、この集団がトップ争いを繰り広げます。
3番手の岩戸亮介(カワサキ)を含めたトップ争いの5台が接近戦に。その集団を6番手の作本輝介(Astemo Honda Dream SI Racing)が追う展開となります。4周目の2ヘアピンで羽田が國井をパスしてトップを奪い、羽田、國井、岩戸、荒川、國峰とポジションが変わりました。6番手作本に、井手翔太(ヤマハ)が追いつきます。
5周目トップの羽田、國井と続き、3番手に岩戸を捕らえた國峰が浮上。その國峰を荒川が追います。6番手井手、7番手作本となりコントロールラインを通過しました。
7周目には國峰が首位を奪います。その後に羽田、國井、岩戸、荒川が僅差で続きました。9周目には羽田がトップに立ち、國峰、國井、岩戸、荒川と並びが変わります。10周目には岩戸が3番手、國井が4番手となりますが、トップ争いは接近戦が続きました。11周目に岩戸が國峰を捕らえ2番手に浮上しトップの羽田に迫ろうとしますが、國峰が2番手を奪い返します。
羽田が首位を守って優勝を飾り、最後まで続いた2番手争いは國峰が制しました。4位國井、5位荒川、8位作本でチェッカーを受けました。
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ST1000 決勝レース1リザルト
Pos. | Rider | Num. | チーム | Constr. | Time/Gap |
---|---|---|---|---|---|
1 | 羽田 太河 | 47 | Astemo Honda Dream SI Racing | Honda | 22'26.873 |
2 | 國峰 啄磨 | 3 | TOHO Racing | Honda | +0.050 |
3 | 岩戸 亮介 | 9 | Kawasaki Plaza Racing Team | Kawasaki | +0.198 |
4 | 國井 勇輝 | 10 | SDG Team HARC-PRO. | Honda | +0.280 |
5 | 荒川 晃大 | 2 | MOTOBUM HONDA | Honda | +1.497 |
6 | 井手 翔太 | 31 | AKENO SPEED·RC KOSHIEN | Yamaha | +5.225 |
8 | 作本 輝介 | 30 | Astemo HondaDream SI Racing | Honda | +8.363 |
11 | 伊藤 元治 | 34 | MOTO BUM HONDA | Honda | +21.411 |
13 | 小島 一浩 | 20 | HondaRyokuyokaiKumamotoRacing | Honda | +35.307 |
14 | 吉田 光弘 | 22 | HondaRyokuyokaiKumamotoRacing | Honda | +37.212 |
16 | 荒瀬 貴 | 49 | TEAM IZUMI | Honda | +52.542 |
18 | 松川 泰宏 | 21 | MOTOBUM HONDA | Honda | +1'03 517 |
21 | 池田 秀成 | 51 | okinawa s-pal bike club | Honda | +1'25.209 |