J-GP3 決勝
J-GP3 2024
Round 3

尾野がポール・トゥ・ウイン

jp スポーツランドSUGO

5月26日(日)、全日本ロードレース選手権(JRR)第3戦がスポーツランドSUGOで開催されました。J-GP3クラスとしては2戦目となる今大会で、尾野弘樹(P.MU 7C GALE SPEED)が自身初のSUGOでのポールポジションを獲得しました。

尾野がポール・トゥ・ウイン

2番手に木内尚汰(Team Plusone)、3番手に三谷然(P.MU 7C GALE SPEED)がつけ、フロントローに並びました。決勝は晴天となり、20周の戦いとなります。スタートを待つグリッドで、三谷のマシンにトラブルが発生。三谷はピットスタートとなりました。

スタートで飛び出した尾野がオープニングラップを制して、木内、若松怜(JAPAN POST docomo business TP)、徳留真紀(MARUMAE MTR)、大田隼人(MARUMAE Dream KITAKYUSHU CPARIS)らが続きます。

3周目、6番手に大田、岡崎静夏(JAPAN POST Honda Dream TP)、松島璃空(BREASTO B-TRIBE RACING)が接近戦を繰り広げます。

トップ争いは尾野、木内、若松、徳留で争われ、5番手争いは、後続集団が追いつき9台と膨れ上がりました。

7周目の馬の背コーナーで若松が尾野を捕らえトップを奪いますが、8周目のコントロールライン通過は尾野、若松、木内となり、徳留は単独4番手、その後方では、三谷が1分34秒台を連発して徳留に迫ります。

10周目、尾野、若松、木内と続き、4番手に徳留、5番手、三谷、6番手は大田となります。

13周目、三谷は徳留の背後に迫り4番手に浮上。トップの尾野、木内、若松の争いは変わらず、4番手争いは三谷、徳留で争われました。その後方5番手では、大田が単独走行で周回を重ねます。

17周目に若松は木内を捕らえ2番手に浮上すると、トップ争いは尾野、若松、木内による接近戦となりました。しかしアクシデントが発生して赤旗が提示。17周通過順位が最終結果となり、レース成立となりました。

尾野が今季初優勝を飾り、2位若松、3位木内がそれぞれ表彰台に登りました。4位には追い上げた三谷、5位徳留、6位大田、8位に岡崎が入りました。


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尾野 弘樹
尾野 弘樹 1
P.MU 7C GALE SPEED
開幕戦のもてぎではろっ骨を傷めてしまい、フィジカル的に万全な状態ではなく、ブレーキングでミスをしてしまうなど、自分らしい走りができませんでした。今回は体調も戻りいいレースができました。決勝朝のウォームアップランで試したセッティングが思うようなものではなく、予選の状態に戻して決勝に挑みました。今回は若松選手、木内選手にスピードがあるのは分かっていたので、自分のレースに持っていこうと挑みました。コントロールラインでは、常に先頭でいようと思いながら走っていました。最後はアクシデントで赤旗となり、そのままレース成立になりましたが、ポール・トゥ・ウインという結果を残すことができて、非常にうれしいです

若松 怜 3
JAPAN POST docomo business TP
予選では、尾野選手が後ろにいるのは分かっていたのですが、スリップを使われてポールタイムとなったことがとても悔しかったです。決勝では負けないようにと思い、ウォームアップランを終えた手応えとしては、レースを引っ張ることができると思っていました。しかし、やはり尾野選手のうまさで前に行かれてしまいました。最後まであきらめずにトップを狙いたかったのですが、アクシデントで赤旗となり、残念です。しかし、シーズンを考えれば2位に入れたことはよかったと思います

木内 尚汰 4
Team Plusone
調子はよく、予選からポールポジションを狙っていましたが、1分33秒台が出たことでホッとした自分がいて、そこがポールを取れなかった原因だと思います。決勝でも1分35秒前半のタイムは余裕だったので前に出たかったのですが、逆に前に出られてしまいました。最後のラップのSPアウトコーナーでは、2人よりアドバンテージがあったので、そこで仕かけたかったのですが、 赤旗でレースが終わってしまいました。次の筑波では勝負できるようにします

J-GP3 決勝リザルト

Pos. Rider Num Team Constr. Time/Gap
1 尾野 弘樹 1 P.MU 7C GALE SPEED Honda 27'06.907
2 若松 怜 3 JAPAN POST docomo business TP Honda +0.385
3 木内 尚汰 4 Team Plusone Honda +0.500
4 三谷 然 18 P.MU 7C GALE SPEED Honda +5.088
5 徳留 真紀 10 MARUMAE MTR Honda +5.237
6 大田 隼人 13 MARUMAE Dream KITAKYUSHU CPARIS Honda +11.558
8 岡崎 静夏 12 JAPAN POST Honda Dream TP Honda +19.725
9 田中 風如 23 WINDJAMMERS FACTORY Honda +19.985
10 松島 璃空 7 BREASTO B-TRIBE RACING Honda +20.403
11 Burapa WANMOON 26 Astemo SI Racing with Thai Honda Honda +23.296
12 飯高 新悟 31 KIJIMA KISS RACING CLUB Honda +23.315
13 竹本 倫太郎 33 RINTARO with BATTLE FACTORY Honda +23.776
14 Thanachat PRATUMTONG 27 Astemo SI Racing with Thai Honda Honda +37.339
15 山本 恭裕 19 TeamLife.Honda Dream Kitakyushu Honda +37.446
16 野澤 秀典 22 Nozawa Racing Family Honda +37.582
17 墨 拓斗 24 Team KOHSAKA Honda +49.535
18 豊田 哲慎 29 BATTLE FACTORY Honda +52.360
19 徳田 翔 25 P.MU 7C GALE SPEED Honda +1'07.251
20 松田 基成 30 Team HIRO Honda +1'06.716
21 松山 遥希 50 TN45 with MotoUP Racing Honda +4 Laps

J-GP3 ポイントランキング

Pos. Rider Num. チーム Constr. Pts
1 若松 怜 3 JAPAN POST docomo business TP Honda 45
2 尾野 弘樹 1 P.MU 7C GALE SPEED Honda 38
3 木内 尚汰 4 Team Plusone Honda 36
4 高杉 奈緒子 5 TEAM NAOKO KTM KTM 20
5 岡崎 静夏 12 日本郵便 Honda Dream TP Honda 18
6 荻原 羚大 WJ-Factory+F2 Honda 16
7 三谷 然 18 P.MU 7C GALESPEED Honda 13
8 徳留 真紀 10 MARUMAE MTR Honda 13
9 飯高 新悟 KIJIMA KISS RACING CLUB Honda 12
10 大田 隼人 13 MARUMAE DreamKitakyushu CPARIS Honda 10
11 野澤 秀典 22 Nozawa Racing Family Honda 9
12 Thanachat PRATUMTONG 27 Astemo SI Racing with Thai Honda Honda 9
13 田中 風如 23 WINDJAMMERS FACTORY Honda 7
14 山本 恭裕 19 TeamLife.Honda Dream Kitakyushu Honda 7
15 松島 璃空 7 BREASTO B-TRIBE RACING Honda 6
16 Burapa WANMOON 26 AstemoHondaDreamSIRacing Honda 5
17 松田 基成 30 Team HIRO Honda 5
18 徳田 翔 25 P.MU 7C GALE SPEED Honda 4
19 竹本 倫太郎 RINTARO with BATTLE FACTORY Honda 3
20 村田 憲彦 TEAM DESHI with RG NIWA Honda 3
21 墨 拓斗 24 Team KOHSAKA Honda 1


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