JSB1000 決勝レース1
JSB1000 2024
Round 2

野左根がHonda勢トップの4位フィニッシュ

jp モビリティリゾートもてぎ

4月13日(土)、全日本ロードレース選手権(JRR)第2戦の決勝レース1がモビリティリゾートもてぎで行われました。同クラスには24台が参加。レースウイークの木曜日から2日間のテスト走行が行われ、土曜日の午前中に予選、午後から決勝レース1が実施されました。

野左根がHonda勢トップの4位フィニッシュ

予選のベストタイムが決勝レース1のグリッドを決め、セカンドタイムが決勝レース2のグリッドとなります。上位2台がレコードを更新する中、Honda勢トップは4番手の野左根航汰(Astemo Honda Dream SI Racing)。長島哲太(DUNLOP Racing Team with YAHAGI)は6番手に、清成龍一(TOHO Racing)の代役として参戦した榎戸育寛(TOHO Racing)が7番手に続き、ここまでは1分47秒台のタイムをマークしました。1分48秒台には、8番手の名越哲平(SDG Honda Racing)、9番手の岩田悟(Team ATJ)、10番手の高橋巧(日本郵便 Honda Dream TP)、11番手の伊藤和樹(Honda Dream RT 桜井ホンダ)までが続き、秋吉耕佑(MurayamaUnso.Team AKIYOSHI)は1分49秒台で12番手となりました。

決勝スタート前には日差しが強くなり気温も上昇。スタート時に野左根のマシンにトラブルが発生し、Tカーでグリッドにつくという事態となりますが、野左根は抜群のスタートをみせてホールショットを奪うとレースをリード。オープニングラップをトップで終えました。

2周目に水野涼(ドゥカティ)が首位に立つと、野左根、岡本裕生(ヤマハ)、中須賀克行(ヤマハ)がトップ集団を形成。それを、長島、津田拓也(スズキ)、名越、高橋が追う展開となります。

その後、トップ争いは水野、中須賀、岡本の3人に絞られ、その後方では津田が迫る中、野左根と長島が4番手争いを展開。さらに後方で名越、高橋、岩田が7番手を争いました。

レース後半も水野、中須賀、岡本によるトップ争いが続きましたが、12周目に中須賀がトップに浮上するとそのまま逃げきり優勝。2位に僅差で水野、3位に岡本が入りました。

野左根は4位でチェッカーを受けHonda勢トップ。5位に津田が入り、6位に長島、7位に名越となりました。8位には高橋が入り、岩田は9位、榎戸は10位でフィニッシュ。11位は伊藤、12位が秋吉となります。

また、今回の決勝レース1は鈴鹿8時間耐久のトライアウトも兼ねており、9台が参加・完走を果たしました。トライアウトの通過結果は後日発表となります。


HRC公式Instagramで最新情報をチェック!
https://www.instagram.com/hondaracingcorporation/


野左根 航汰 32
Astemo Honda Dream SI Racing
スタート前にタンクから燃料が漏れるトラブルがあり、ピットに戻ってTカーに乗り換えました。最後尾かピットからのスタートになるのかと覚悟しましたが、確認したらグリッドについていいとの回答で、グリッドからスタートできました。スタートで絶対にトップで戻ってこようと思って臨みました。気持ちで負けたら絶対にダメだ、期待に応えなければと走りましたが、トップ集団と離れてしまい悔しいレースになりました。Tカーはほぼ新車でセッティングもできていない状態だったので、メインカーとのフィーリングも違いました。それでも、Honda勢トップで終えることができたので、決勝レース2では、もっと上のポジションを狙います

長島 哲太 30
DUNLOP Racing Team with YAHAGI
レースウイークはあまり走れず、決勝に向けたシミュレーションができていない状況で、後半にペースが落ちてしまわないようにマネジメントしての走行でした。昨年のもてぎ戦の優勝タイムに近いアベレージで走ることができたので、ペースは悪くはないと思っています。もてぎが一番つらいレースになると思っていたので、決勝レース2に向けて前向きな気持ちです。明日は、もてぎの路面や上昇する気温を考えて挑みます

名越 哲平 4
SDG Honda Racing
開幕戦の鈴鹿に比べればコンディションもよく、いいレースができる条件だったと思いますが、序盤のペースが上がりませんでした。中盤からはペースを戻せましたが、トップ争いではなくなってしまいました。それでも、アベレージ的には昨年よりもいいペースで走ることができており、前進していると思います。自身のペースアップ以上に周りのタイムが上がっているので、序盤のペースアップの課題を解決し、決勝レース2ではHonda最上位となり、表彰台に上がりたいと思います

JSB1000 決勝リザルト

Pos. Rider Num. チーム Constr. Time/Gap
1 中須賀 克行 1 YAMAHA FACTORY RACING TEAM Yamaha 27'02.749
2 水野 涼 3 DUCATI Team KAGAYAMA Ducati +0.596
3 岡本 裕生 2 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2 Yamaha +3.590
4 野左根 航汰 32 Astemo Honda Dream SI Racing Honda +15.682
5 津田 拓也 6 AutoRace Ube Racing Team Suzuki +16.138
6 長島 哲太 30 DUNLOP Racing Team with YAHAGI Honda +19.360
7 名越 哲平 4 SDG Honda Racing Honda +20.466
8 高橋 巧 33 日本郵便 Honda Dream TP Honda +22.094
9 岩田 悟 10 Team ATJ Honda +22.122
10 榎戸 育寛 40 TOHO Racing Honda +27.991
11 伊藤 和輝 9 Honda Dream RT 桜井ホンダ Honda +28.439
12 秋吉 耕佑 11 MurayamaUnso.Team AKIYOSHI Honda +47.373
13 杉山 優輝 17 Honda Suzuka Racing Team Honda +56.023
23 加藤 高史 39 Honda Soyukai Tochigi Racing Honda +1'27.830
24 須貝 義行 29 TEAM SUGAI RACING JAPAN Honda +1'45.794

JSB1000 ポイントランキング

Pos. Rider Num. チーム Constr. Pts
1 中須賀 克行 1 YAMAHA FACTORY RACING TEAM Yamaha 50
2 水野 涼 3 DUCATI Team KAGAYAMA Ducati 40
3 岡本 裕生 2 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2 Yamaha 32
4 長島 哲太 30 DUNLOP Racing Team with YAHAGI Honda 23
5 野左根 航汰 32 Astemo Honda Dream SI Racing Honda 22
6 津田 拓也 6 AutoRace Ube Racing Team Suzuki 21
7 高橋 巧 33 日本郵便 Honda Dream TP Honda 19
8 岩田 悟 10 Team ATJ Honda 15
9 名越 哲平 4 SDG Honda Racing Honda 14
10 伊藤 和輝 9 Honda Dream RT 桜井ホンダ Honda 11
11 日浦 大治朗 20 Honda Dream RT 桜井ホンダ Honda 7
12 榎戸 育寛 40 TOHO Racing Honda 6
13 秋吉 耕佑 11 MurayamaUnso.Team AKIYOSHI Honda 4
14 亀井 雄大 5 Honda Suzuka Racing Team Honda 4
15 杉山 優輝 17 Honda Suzuka Racing Team Honda 3
16 渡辺 一馬 36 Astemo Honda Dream SI Racing Honda 3


投稿日