J-GP3 決勝
J-GP3 2023
Round 8

木内が今季初優勝、尾野が3位でフィニッシュしV3を達成

jp 鈴鹿サーキット

全日本ロードレース選手権J-GP3クラスの決勝が10月15日(日)に行われました。タイトル決定戦となる最終戦を前に、ランキングトップは3年連続チャンピオンを目指す尾野弘樹(P.MU 7C GALE SPEED)でポイントは100ポイント、2位が若松怜(JAPAN POST Honda Dream TP)で77ポイント、3位が彌榮郡(MARUMAE with Club PARIS)で73ポイントで、それぞれタイトルの可能性を残していました。

木内が今季初優勝、尾野が3位でフィニッシュしV3を達成

予選ポールポジションは尾野、2番グリッドに大和颯(BREASTO B-TRIBE RACING)、3番グリッドに木内尚汰(Team Plusone)となり、この3名がフロントローに並びました。4番グリッドは彌榮、5番グリッドは前戦で初優勝を飾った若松、6番グリッドは上江洲葵要(P.MU 7C GALESPEED)となり、セカンドローからスタートとなりました。

13周で争われた決勝は、尾野がホールショットを奪い、3番手に上江洲が続きます。オープニングラップは尾野、上江洲、彌榮、木内、大和、若松の順に通過します。2周目、彌榮が2番手に浮上し、3周目の逆バンクで尾野とのバトルを制して彌榮が首位に立ちます。高杉奈緒子(KTM)がシケインで彌榮の前に出ますが、それを木内がかわし、木内、彌榮、尾野、高杉、若松となります。その集団を大和、徳留真紀(MARUMAE MTR)、上江洲、森俊也(Team Plusone)が追い、トップ集団は9台となります。

4周目には尾野が集団の前に出てレースをリードします。それを彌榮、木内、若松、徳留、大和、森、上江洲らが追います。木内が130Rで尾野をかわしトップに立ちますが、コントロールタワー前で尾野が先行。

6周目に彌榮がスプーンカーブで木内を捉えて2番手に浮上し、尾野をかわしてトップとなりますが、7周目には尾野が前に出ます。130Rで尾野の前に木内、シケインで彌榮が出て木内、彌榮、尾野となりますが、尾野が彌榮を捉えて、木内、尾野、彌榮とポジションを入れ替えます。

8周目、尾野、彌榮、木内と順位が変わります。9周目、木内がスプーンカーブで首位に立ち、尾野、若松、彌榮、大和、徳留、森、高杉、武中駿(BREASTO B-TRIBE RACING)が僅差で続きます。10周目、木内、尾野に続き、3番手にファステストラップを出した大和が上がります。12周目には木内がトップでコントロールラインを通過。それを彌榮、尾野が追います。若松は、4番手となり、前を追いかけます。

木内は首位を守り今季初優勝を飾りました。2位に彌榮、3位は尾野でチェッカーとなりました。4位に若松、5位徳留、6位大和、7位森、8位武中が続きました。尾野は3度目のチャンピオンを獲得しました。


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木内 尚汰
木内 尚汰 3
Team Plusone
勝ててうれしいです。悔しいレースが1年続いていました。結果を出すことができずにいたのですが、最後のレースで勝つことができました。今のコンディションを開幕から維持できていたらタイトル争いにも絡めたと思います。今回は、路面を把握するまではリスクをおかさずに、集団の中でトップで終わるための組み立てを考えていました。運も味方してくれたように思います

彌榮 郡
彌榮 郡 4
MARUMAE with Club PARIS
スタートを失敗して順位を下げてしまいましたが、不安定なコンディションは好きなので、その後ポジションを上げることができました。最初は前に出て、自分や前後の選手の走りをよく観察していました。逃げきるのは難しいと思ったこと、先頭集団が大きくなっていたこともあって、2位か3位をキープして、ラストで勝負をかけようと考えていました。最後は木内選手に仕掛けようと思いましたが、転倒のリスクも考え2位で終えました。とても悔しいです。来年は勝てるようにしたいです

尾野 弘樹
尾野 弘樹 1
P.MU 7C GALE SPEED
雨のレースを予想していましたが、ドライタイヤでレースができたことでリスクが減りました。ホールショットを取りペースを維持しながら走りましたが、彌榮選手と木内選手には余力を感じたので、この3人の争いになると思っていました。途中先頭集団が大きくなっていることは気にせずに、2人をマークしながら展開を考えました。2人のブレーキングが鋭かったので、前戦の岡山国際の転倒のことを考えました。今回は、絶対に完走しようと思っていました。勝てるレースだったので勝つことができなかったのは悔しいですが、チャンピオンを取れたので100点のレースだと思います

J-GP3 決勝レース

Pos. Rider Num. チーム Constr. Time/Gap
1 木内 尚汰 3 Team Plusone Honda 30'35.860
2 彌榮 郡 4 MARUMAE with Club PARIS Honda 30'35.944
3 尾野 弘樹 1 P.MU 7C GALE SPEED Honda 30'36.028
4 若松 怜 7 JAPAN POST Honda Dream TP Honda 30'36.329
5 徳留 真紀 5 MARUMAE MTR Honda 30'36.893
6 大和 颯 11 BREASTO B-TRIBE RACING Honda 30'37.098
7 森 俊也 8 Team Plusone Honda 30'37.171
8 武中 駿 18 BREASTO B-TRIBE RACING Honda 30'37.995
9 松島 璃空 26 BREASTO B-TRIBE RACING Honda 30'39.432
10 高杉 奈緒子 5 TEAM NAOKO KTM KTM 30'39.643
11 山本 航 22 RAIDER'S SALON YOKOHAMA Honda 30'39.942
12 上江洲 葵要 17 P.MU 7C GALE SPEED Honda 30'45.853
13 池上 聖竜 50 TN45 with MotoUP Racing Team Honda 31'02.317
14 高橋 直輝 20 K&T with Aonuma Tosou Kougyo Honda 31'02.385
15 岡崎 静夏 14 JAPAN POST Honda Dream TP Honda 31'02.468
16 村田 憲彦 35 TEAM DESHI with RG NIWA Honda 31'04.400
17 田中 風如 25 WJ-FACTORY Honda 31'04.437
18 山本 恭裕 24 TeamLife.HondaDream Kitakyushu Honda 31'11.615
19 野澤 秀典 22 Nozawa Racing Family Honda 31'14.735
20 桐石 瑠加 27 P.MU 7C GALE SPEED ChallengeFox Honda 31'31.803
21 中島 元気 13 Honda Hamamatsu ESCARGOT RT Honda 31'31.813
22 仲村 瑛冬 37 Primitive RT Honda 31'57.562
大田 隼人 23 MARUMAE DreamKITAKYUSHU CPARIS Honda +12Laps
保坂 洋佑 53 club Taira Promote Honda -
徳田 翔 51 TeamKAGAYAMA&Garagef Honda -


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