J-GP3 決勝
J-GP3 2023
Round 4

尾野弘樹がポール・トゥ・ウイン。若松怜、池上聖竜が続く

jp 筑波サーキット

全日本ロードレース選手権第4戦は、J-GP3のみの開催となります。レースウイークの金曜日、土曜日にフリー走行が行われ、日曜日の午前中に予選、午後から決勝が行われました。

尾野弘樹がポール・トゥ・ウイン。若松怜、池上聖竜が続く

気温33℃の真夏日となり、強い日差しが降り注ぐ中で行われた予選では、終盤にタイムアップした尾野弘樹(P.MU 7C GALESPEED)がポールポジションを獲得します。2番手に高杉奈緒子(KTM)、3番手に木内尚汰(Team Plusone)、4番手に大和颯(BREASTO B-TRIBE RACING)となり、ここまでが59秒台。5番手から16番手までが1分00秒台で続きました。中学生ライダーで注目を集める池上聖竜(TN45 with MotoUP Racing)は7番手。高校生ライダーの若松怜(JAPAN POST HondaDream TP)は8番手となりました。

ホールショットは尾野。高杉がそれに続きますが、木内が高杉を捉え2番手に浮上します。オープニングラップは尾野、木内、高杉、上江洲葵要(P.MU 7C GALESPEED)、武中駿(BREASTO B-TRIBE RACING)、大和が続きました(池上はエンジンストップのためピットスタート)。

尾野、木内がトップを争い、高杉、上江洲、大和、武中、若松と続きます。3周目、トップ争いは激しさを増し、尾野、木内が並んでコントロールラインを通過、その差は0.000とモニターに表示されます。5周目、尾野、木内に高杉が追い付き、大和も加わって、4台でのトップ争いになります。8周目、大和が高杉を捉えて3番手に浮上します。9周目に大和が木内を捉えて2番手に上がり、トップ争いは尾野、大和、木内となります。少し離された高杉、その後方から若松が追いますが、12周目の1コーナーで高杉が転倒してしまいます。

レースは赤旗中断となり、残り14周で再スタートすることになり、グリッドは11周目の通過順位で決まりました。2レース目でも好スタートを決めたのは尾野で、スタートダッシュで後続を引き離します。2コーナーで転倒者が出ますが、レースは続行。尾野、大和、木内のトップ争いを若松、武中、彌榮郡(MARUMAE with Club PARIS)が追います。

トップ争いは、尾野、大和、木内、若松の4台となり、武中、彌榮、池上、森俊也(Team Plusone)が追いますが、5周目の1コーナーで木内が転倒してしまいます。トップは尾野で、2番手は大和、3番手となった若松との差はわずかに開いていきます。7週目、尾野、大和、若松、武中、池上、彌榮と続きます。トップ争いは、尾野、大和に絞られ、若松が少し遅れて2人を追います。4番手を武中、池上、彌榮の3台が争います。

後続を振り切った尾野が優勝、大和は惜しくも2位となり、若松が3位でチェッカーを受けました。4番手争いを制したのは池上。5位に彌榮、6位に武中となりました。尾野は筑波初優勝で、3連勝を飾りました。

なお、大和には黄旗無視のペナルティーが科せられて19位に降格し、若松が2位、池上が3位にそれぞれ繰り上がりました。


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尾野 弘樹
尾野 弘樹 1
P.MU 7C GALE SPEED
2レース制になり、タイヤマネジメントを含め、難しいレースになりました。再開レースは14周と短いので、スタートダッシュで、なるべく逃げるレースがしたいと思いました。大和選手の方がペースがあるのはわかっていたので、抜き返されたら抜き返すレースをしようとしていました。最後まで抜かれることなくチェッカーを受けることができてよかったです。このクラスに復帰して3年目、筑波では過去2年勝てなかったので、初優勝できたことを本当にうれしいです 

若松 怜
若松 怜 7
日本郵便 Honda Dream TP
前にいた木内選手が転倒したときに真後ろにいたので、アクセルを戻してしまいトップの2人に離されてしまいました。今回は完ぺきなセットアップにすることができずに、後半はきついレースになってしまいました。尾野選手のペースが速くて、ついていくことができず悔しいです。次のレースでは、ちゃんとトップ争いができるようにします 

池上 聖竜 50
TN45 with MotoUP Racing Team
予選で自己ベストが記録でき、決勝でも上位を狙おうと思っていたのに、エンストさせてしまい、ピットスタートになってしまいました。追い上げているときに赤旗になり、再スタート。15番グリッドから4位まで追い上げることができ、上位選手のペナルティーで3位に繰り上がりました。まだまだですが、しっかり自分の課題に取り組んで次のレースに備えたいと思います 

J-GP3 決勝レース

Pos. Rider Num Team Constructor Time/Gap
1 尾野 弘樹 1 P.MU 7C GALESPEED Honda 14'12.264
2 若松 怜 7 JAPAN POST HondaDream TP Honda 14'13.687
3 池上 聖竜 50 TN45 with MotoUP Racing Honda 14'17.317
4 彌榮 郡 4 MARUMAE with Club PARIS Honda 14'17.467
5 武中 駿 18 BREASTO B-TRIBE RACING Honda 14'18.162
6 高平 理智 29 Team TARO PLUSONE Honda 14'21.920
7 森 俊也 8 TEAM PLUSONE Honda 14'23.677
8 小田喜 阿門 21 56RACING Honda 14'24.966
9 松島 璃空 26 BREASTO B-TRIBE RACING Honda 14'28.772
10 岡崎 静夏 14 JAPAN POST HondaDream TP Honda 14'29.769
11 山本 航 16 RIDER'S SALON YOKOHAMA Honda 14'29.769
12 大田 隼人 23 MARUMAE DreamKITAKYUSHU CPARIS Honda 14'31.976
13 木内 尚汰 3 Team Plusone Honda 14'33.361
14 田中 風如 25 WJ-FACTORY Honda 14'34.597
15 野澤 秀典 22 Nozawa Racing Family Honda 14'35.847
16 中島 元気 13 Honda Hamamatsu ESCARGOT RT Honda 14'41.641
17 徳田 翔 51 TeamKAGAYAMA&Garagef Honda 14'41.751
18 山本 恭裕 24 TeamLife.HondaDream Kitakyushu Honda 14'41.845
19 大和 颯 11 BREASTO B-TRIBE RACING Honda 14'42.349
20 森島 諒 30 RRF+TECH-R Honda 14'46.368
21 藤﨑 直之 33 Team PILOTA-Fire Honda 14'48.054
22 墨 拓斗 28 Team KOHSAKA Honda 14'48.431
23 桐石 瑠加 27 P.MU 7C GALESPEED ChallengeFox Honda +2Laps
上江洲 葵要 17 P.MU 7C GALESPEED Honda +9Laps
徳留 真紀 5 MARUMAE MTR Honda +13Laps


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