JSB1000 決勝レース1
JSB1000 2023
Round 3

水野涼が3位、今季初めて表彰台に上る

jp スポーツランドSUGO

全日本ロードレース選手権第3戦が宮城県スポーツランドSUGOで開催され、鈴鹿8耐を見据えてHonda Asia-Dream Racing with SHOWAのザクワン・ザイディとアンディ・ファリド・イズディハールがJSB1000にスポット参戦しました。

水野涼が3位、今季初めて表彰台に上る

20日は予選とJSB1000レース1決勝(22周)が行われました。予選は雨となり完全なウエットコンディションで行われ、ベストラップでグリッドが決まり、5番手に水野涼(Astemo Honda Dream SI Racing)、7番手に清成龍一(TOHO Racing)、9番手に秋吉耕佑(MurayamaUnso.Honda Dream.K.W)、10番手にイズディハール、11番手に名越哲平(SDG Honda Racing)、15番手にザイディ、16番手に作本輝介(Astemo Honda Dream SI Racing)、18番手に岩田悟(Team ATJ)、22番手に伊藤和樹(Honda Dream RT SAKURAI HONDA)と大荒れの予選結果となります。

決勝は濡れた路面が残るものの、ほぼドライコンディションでスタートが切られました。ホールショットは星野智也(BMW)が奪いますが、馬の背で中須賀克行(ヤマハ)、岡本裕生(ヤマハ)が前にでます。星野、亀井雄大(スズキ)、水野が続き、オープニングラップを制したのは中須賀、それを岡本、3番手に浮上した水野、亀井、星野、津田拓也(スズキ)、清成、名越、新庄雅浩(アプリリア)、秋吉、作本、伊藤、イズディハール、ザイディと続きます。その中から作本が、5周目の4コーナーで転倒してリタイアとなります。

レースは、中須賀、2番手浮上した水野、岡本、亀井がトップ集団を形成して周回を重ねました。中須賀がファステストラップを記録して、2番手以下を引き離しはじめます。それを岡本、水野、亀井が追いました。2番手争いは3台に絞られます。その後方で5番手を津田、清成、名越が争います。ですが、8週目2コーナーから3コーナーで名越がオーバーランしてコースアウトしてしまいます。5番手争いは津田、清成の争いとなりました。

レース折り返しの10周目過ぎに岡本はファステストラップを記録しながら中須賀に迫りはじめます。水野も岡本を追い、トップ争いへと持ち込みます。12周目、トップ中須賀、岡本の差が詰まり、水野が追う展開となります。亀井が続き、津田、清成が追いますが、津田が転倒、単独5番手となった清成は、亀井を追います。

それを、コース復帰して追い上げる名越、伊藤、秋吉、岩田、ザイディ、イズディハールが追います。

ラスト3ラップ目に岡本が中須賀を1コーナーで捉えトップ浮上して、そのまま優勝、2位に中須賀、3位水野が入り、今季初表彰台に上りました。5位に清成が入り、6位に名越、7位に伊藤、8位秋吉、9位岩田、10位にイズディハール、11位にザイディとHonda勢が続きチェッカーを受けました。


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水野 涼
水野 涼 36
Astemo Honda Dream SI Racing
今年から全日本を走り始めて、初めての表彰台です。今回が5レース目で、ここまでHonda勢トップでレースを終えることができていなかったので、うれしい気持ちがあります。ですが、1位2位のヤマハ勢に離されたことを考えると素直には喜べません。やはり、うれしさより悔しさの方が大きい。レース2では、もっと、迫れるようにと思います 

清成 龍一
清成 龍一 10
TOHO Racing
マシンを決めきれずに不安を抱えての走行で、アタックのタイミングをつかむことができずに厳しい予選になりました。決勝は、チームに助けられ、マシンが予選に比べてよくなり、なんとか走り切ることができました。これまでSUGOでは、いい結果を残すことができていなかったので、6位に入れたことは、よかったと思っています。レース1決勝を走ったことで、得られたものがあるので、レース2では、それを活かして、もっと、いい走りがしたいです 

名越 哲平
名越 哲平 15
SDG Honda Racing
予選で、マシンセッティングをうまく合わせきれずに、下位に沈んでしまいました。序盤から攻めて行くしかないと挑みましたが、気温、路面温度も低く、順位を上げきれずにいました。それでも、ペースをつかめて追い上げたのですが、コースアウトしてしまい、復帰してから、思うようにペースを上げることができずに6位で終わりました。それでも、転ばずに走り切れ、データを取ることができたので、レース2に活かしていきたいと思います 

JSB1000 決勝レース1

Pos. Rider Num. チーム Constr. Time/Gap
1 岡本 裕生 3 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2 Yamaha 32'02.314
2 中須賀 克行 1 YAMAHA FACTORY RACING TEAM Yamaha +3.961
3 水野 涼 36 Astemo HondaDream SI Racing Honda +15.975
4 亀井 雄大 5 YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN Suzuki +18.24
5 清成 龍一 10 TOHO Racing Honda +19.31
6 名越 哲平 15 SDG Honda Racing Honda +26.896
7 伊藤 和輝 38 Honda Dream RT SAKURAI HONDA Honda +48.888
8 秋吉 耕佑 12 MurayamaUnso.Honda Dream.K.W Honda +53.72
9 岩田 悟 7 Team ATJ Honda +57.532
10 Andi Farid lzdihar 61 Honda Asia-Dream Racing with SHOWA Honda +58.913
11 Zaqhwan Zaidi 60 Honda Asia-Dream Racing with SHOWA Honda +59.063
19 須貝 義行 40 TEAM SUGAI RACING JAPAN Honda +1 Lap
作本 輝介 4 AstemoHondaDreamSIRacing Honda +18 Laps
杉山 優輝 35 Sofukai Honda Suzuka RT Honda +21 Laps


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