ケガから復帰の名越哲平が2シーズンぶりの表彰台を獲得
全日本ロードレース選手権の2023年シーズンは4月1日、モビリティリゾートもてぎで開幕戦を迎え、各クラスの予選と、JSB1000クラスのレース1が行われました。今季のJSB1000クラスは全7大会12レースでシリーズを戦います。

注目されるライダーとしてまず挙げられるのは、クラス1年目ながら昨季Honda勢最上位のランキング4位となった作本輝介 (Astemo Honda Dream SI Racing)と、英国スーパーバイク選手権(BSB)から全日本へと戦いの場を変え、作本のチームメートとして新加入した水野涼。昨年はケガに苦しみ2戦のみの出場となった名越哲平(SDG Honda Racing)にとっては復活を期するシーズンです。昨季ランキング7位の岩田悟 (Team ATJ)、同10位の清成龍一(TOHO Racing)、同12位の秋吉耕佑(MurayamaUnso.Honda Dream.K.W)らは継続参戦。昨季ST1000クラスにスポット参戦していた伊藤和輝は、Honda Dream RT SAKURAI HONDAに加入し、JSB1000にフル参戦することとなりました。
午前中に予選が行われ、ベストタイムでレース1のグリッドが決まりました。水野が3番手でフロントローに並び、名越6番手、作本7番手、秋吉8番手、岩田9番手、清成10番手、伊藤は13番手からのスタートとなりました。
晴天に恵まれた決勝、15周のレースが始まりました。好スタートを切った水野がホールショットを奪い、背後に迫るヤマハ勢2台を抑えてオープニングラップを制します。
2周目には中須賀克行(ヤマハ)がトップに出て、水野、作本、岡本裕生(ヤマハ)、津田拓也(スズキ)、名越、岩田、秋吉、亀井雄大(スズキ)、清成が続きます。3周目の90度コーナーで、作本が水野を捉えて2番手に浮上し、中須賀の背後につけ、トップ争いは中須賀、作本、水野となりました。
4周目の90度コーナーで名越が津田を捉えて5番手に浮上します。2番手の作本はトップ中須賀の背後につけますが、中須賀のペースアップについていけず、差が広がってしまいます。作本、水野の2番手争いとなり、そこへ岡本が迫ります。水野は岡本にオーバーテイクを許した後、トラブルでスローダウンしそのままリタイアとなりました。
作本は8周目の90度コーナーで岡本の先行を許し、3番手にダウンします。その背後に名越が徐々に迫り、13周目の1コーナーで作本をパスして3番手へ浮上しました。
上位の順位は変わらずに、中須賀、岡本、名越の順でチェッカー。名越はケガからの復帰レースを3位で終え、2021年最終戦以来の表彰台に登壇しました。作本は津田に先行され5位、6位に岩田、7位に秋吉、9位に清成、10位に伊藤という結果になりました。

まず、完走できてよかったというのが正直な気持ちです。レース序盤は、予選からコンディションが大きく変化して、何度か転倒しそうになり、このコンディションに合わせていくことが課題だと、冷静になることに努めました。昨年はケガの治療のためレースを欠場していたので、約10ケ月ぶりのレースでした。たくさんの人の協力や支えがあり、レースができることの感謝と幸せを感じながら挑みました。自己ベストが更新できましたし、表彰台にも帰ってくることができて素直にうれしいです。明日はさらに前に行けるようにがんばります
まず、完走できてよかったというのが正直な気持ちです。レース序盤は、予選からコンディションが大きく変化して、何度か転倒しそうになり、このコンディションに合わせていくことが課題だと、冷静になることに努めました。昨年はケガの治療のためレースを欠場していたので、約10ケ月ぶりのレースでした。たくさんの人の協力や支えがあり、レースができることの感謝と幸せを感じながら挑みました。自己ベストが更新できましたし、表彰台にも帰ってくることができて素直にうれしいです。明日はさらに前に行けるようにがんばります

レース序盤は、スタートも決まって順位を上げることができましたが、ラスト5周でペースを維持することが難しくなり、前と離れ、抜かれてしまうという展開になってしまいました。序盤に積極的に攻め過ぎた反省もあります。レース2では、しっかりと組み立てを考えて、結果を残せるレースをします
レース序盤は、スタートも決まって順位を上げることができましたが、ラスト5周でペースを維持することが難しくなり、前と離れ、抜かれてしまうという展開になってしまいました。序盤に積極的に攻め過ぎた反省もあります。レース2では、しっかりと組み立てを考えて、結果を残せるレースをします

レースウイークを通して手ごたえを感じていたので、トラブルはとても残念です。BSBを経験できたことで、3年前に全日本を走っていた時と比べて、冷静にレースを見られるようになり、余裕を持てるようになれたと感じました。イギリスで積んできた経験を示したいと思っていたので、トラブルでレースを断念しなければならなかったことが悔しかったです。こんなに悔しいと感じることはあまりないので、それだけこのレースに賭けていたのだと気が付くことができました。レース2では、しっかりと走り切りたい。気持ちを切り替えて、仕切り直します
レースウイークを通して手ごたえを感じていたので、トラブルはとても残念です。BSBを経験できたことで、3年前に全日本を走っていた時と比べて、冷静にレースを見られるようになり、余裕を持てるようになれたと感じました。イギリスで積んできた経験を示したいと思っていたので、トラブルでレースを断念しなければならなかったことが悔しかったです。こんなに悔しいと感じることはあまりないので、それだけこのレースに賭けていたのだと気が付くことができました。レース2では、しっかりと走り切りたい。気持ちを切り替えて、仕切り直します
JSB1000 決勝レース1
Pos. | Rider | Num. | チーム | Constr. | Time |
---|---|---|---|---|---|
1 | 中須賀 克行 | 1 | YAMAHA FACTORY RACING TEAM | Yamaha | 27'18.085 |
2 | 岡本 裕生 | 3 | YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2 | Yamaha | +5.134 |
3 | 名越 哲平 | 15 | SDG Honda Racing | Honda | +10.769 |
4 | 津田 拓也 | 37 | AutRace Ube Racing Team | Suzuki | +10.871 |
5 | 作本 輝介 | 4 | Astemo Honda Dream SI Racing | Honda | +14.344 |
6 | 岩田 悟 | 7 | Team ATJ | Honda | +19.180 |
7 | 秋吉 耕佑 | 12 | MurayamaUnso.Honda Dream.K.W | Honda | +24.226 |
9 | 清成 龍一 | 10 | TOHO Racing | Honda | +26.477 |
10 | 伊藤 和輝 | 38 | Honda Dream RT SAKUTRAI HONDA | Honda | +43.655 |
14 | 杉山 優輝 | 35 | Sofukai Honda Suzuka RT | Honda | +51.278 |
20 | 今野 由寛 | 33 | MurayamaUnso.Honda Dream.K.W | Honda | +1'24.383 |
22 | 須貝 義行 | 40 | TEAM SUGAI RACING JAPAN | Honda | +1Lap |
NC | 水野 涼 | 36 | Astemo Honda Dream SI Racing | Honda | +8Laps |










