JSB1000 決勝
JSB1000 2022
Round 7

作本が2位、濱原が3位に入る

jp 岡山国際サーキット

全日本ロードレース選手権第7戦が岡山国際サーキットで開催されました。ここを含め、残り2戦となり、タイトル争いも大詰めとなります。SDG Honda Racingの名越哲平の代役は、前戦に引き族き、榎戸育寛が務めました。事前テストで転倒、鎖骨を骨折したHonda Suzuka Racing Teamの亀井雄大は欠場とのアナウンスがありましたが、医師の許可がおり、急きょ参戦を決めました。

作本が2位、濱原が3位に入る

予選はノックアウト方式で行われ、中須賀克行(ヤマハ)がポールポジションを獲得。2番手に榎戸、3番手に濱原颯道(Honda Dream RT 桜井ホンダ)となり、フロントローに並びました。4番手に作本輝介(Astemo Honda Dream SI Racing)がつけます。

台風の影響を考慮して24周が20周へと減算され、タイムスケジュールも見直されて決勝レースが行われました。ホールショットは中須賀、2番手に作本がつけ、榎戸と続きます。オープニングラップは中須賀、作本、濱原、榎戸、加賀山就臣(スズキ)、亀井、岩田悟(Team ATJ) 、秋吉耕佑(Murayama.Honda Dream.RT)、清成龍一(TOHO Racing)と続きました。

中須賀が逃げ、作本、濱原が等間隔で続きます。濱原の背後に榎戸が迫り、3番手争いへと発展します。4周目には榎戸が濱原を抑え3番手浮上します。4番手濱原。5番手には亀井がつけ3番手争いを追います。その後方に岩田、それを秋吉が追います。8周目、清成が加賀山を捉え8番手へとポジションを上げます。

10周目、中須賀、作本、榎戸のポジションは変わらず、4番手に濱原、5番手に岩田、6番手に亀井、7番手に清成が浮上、8番手秋吉となります。最終ラップ、榎戸は作本の背後に迫ります。ですが、ダブルヘアピンで転倒してしまいます。

中須賀が勝ち、2位に作本、3位濱原となりました。4位岩田、5位亀井、6位清成、7位秋吉でチェッカーを受けました。

今大会、ランキング2位の渡辺一樹(スズキ)が世界耐久選手権(EWC)への代役参戦のため、また、ランキング3位の岡本裕生(ヤマハ)がケガのため、欠場も影響し、中須賀のタイトルが決まりました。最終戦鈴鹿は3レース開催、それぞれにボーナスポイントがつくため、ランキング2位争いに注目が集まることになります。


作本 輝介
作本 輝介 27
Astemo Honda Dream SI Racing
スタートがうまく行って2番手につけました。中須賀選手のペースにくらいついて行こうとしていましたが、15周過ぎくらいから31秒台のペースが難しくなり、最後は榎戸選手に突っつかれてしまいました。最後までペースをキープするマシンに仕上げられなかったことが反省としてあります。最終戦では欠場しているライダーも戻ってきますし、より厳しい戦いになるとは思いますが、3レースあるので、その中でしっかりと中須賀選手に最後までくらいつくレースをしようと思っています

濱原 颯道
濱原 颯道 2
Honda Dream RT 桜井ホンダ
中須賀さんと作本選手が抜けていくだろうと思っていました。そこに、どうついて行こうかと考えていました。ダブルヘアピンで榎戸選手を抜き3番手に上がりましたが、裏ストレートであっさり抜かれて4番手。最後に榎戸選手のアクシデントがあり、3位になり表彰台に上がりました。岡山国際は、もっと、下の順位になるのではと思っていたので、レース内容に納得はしていませんが、3位はうれしいです。最終戦には日浦大治朗選手がチームメートとして参戦するので、彼に負けないようにがんばります

岩田 悟
岩田 悟 8
Team ATJ
今回は表彰台争いができる手ごたえがありました。事前テストから、目標だった31秒にタイムを入れることができ、予選でもセカンドローに並ぶことができたのですが、ベテランライダーの加賀山選手に抑えられてしまい、表彰台争いに置いていかれてしまいました。ベテランの強さを味わうことで、学ぶことができたので、この経験をしっかりと活かして最終戦に挑みます。最終戦には欠場していたライダーたちも参戦すると思うので、厳しさは増すと思いますが、主要なHonda勢の中で、表彰台に上っていないのは、自分だけなので、なんとしても上りたい。鈴鹿8時間耐久にも参戦できなかった無念な思いもありますし、最終戦鈴鹿でステップアップした姿を見せたいと思っています

JSB1000 決勝

Pos. Rider Num. チーム Constr. Time/Gap
1 中須賀 克行 1 YAMAHA FACTORY RACING TEAM Yamaha 30'37.738
2 作本 輝介 27 Astemo Honda Dream SI Racing Honda +8.700
3 濱原 颯道 2 Honda Dream RT 桜井ホンダ Honda +20.895
4 岩田 悟 8 Team ATJ Honda +26.166
5 亀井 雄大 6 Honda Suzuka Racing Team Honda +33.051
6 清成 龍一 3 TOHO Racing Honda +34.151
7 秋吉 耕佑 7 Murayama.Honda Dream.RT Honda +48.190
12 榎戸 育寛 28 SDG Motor Sports RT HARC-PRO. Honda +1Lap

JSB1000 ランキング

Pos. Rider Num. チーム Constr. Pts
1 中須賀克行 1 YAMAHA FACTORY RACING TEAM ヤマハ 250
2 渡辺一樹 15 YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN スズキ 152
3 岡本裕生 29 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2 ヤマハ 143
4 作本輝介 27 Astemo Honda Dream SI Racing Honda 111
5 濱原颯道 2 Honda Dream RT 桜井ホンダ Honda 107
6 亀井雄大 6 Honda Suzuka Racing Team Honda 95
7 岩田悟 8 Team ATJ Honda 94
8 榎戸育寛 28 SDG Motor Sports RT HARC-PRO. Honda 62
11 名越哲平 5 SDG Honda Racing Honda 31
13 國峰啄磨 3 TOHO Racing Honda 27
14 秋吉耕佑 7 Murayama.Honda Dream.RT Honda 23
16 日浦大治朗 10 Honda Dream RT 桜井ホンダ Honda 19
17 清成龍一 3 TOHO Racing Honda 19
24 田尻悠人 25 GOSHI Racing Honda 7
27 國川浩道 3 TOHO Racing Honda 5
29 黒木玲徳 17 GOSHI Racing Honda 4
35 杉山優輝 33 Honda Suzuka Racing Team Honda 1


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