JSB1000 決勝レース2, 3
JSB1000 2022
Round 8

レース1、2で清成が、レース3では亀井がそれぞれ3位表彰台を獲得

jp 鈴鹿サーキット

SDG Honda Racingの名越哲平の代役は、榎戸育寛(SDG Motor Sports RT HARC-PRO.)が変わらずに参戦します。ワイルドカード参戦で日浦大治朗がHonda Dream RT SAKURAI HONDAから参戦しました。JSB1000は3レース開催となりました。

レース1、2で清成が、レース3では亀井がそれぞれ3位表彰台を獲得

土曜日のレース1は、公式予選セッションのセカンドタイム順、決勝レース2は決勝レース1のファステストラップ順、そしてレース3が予選セッションのベストタイム順でグリッドが決まります。

レース1決勝グリッドでは3番手に亀井雄大(Honda Suzuka Racing Team)がつけ、2列目5番手に濱原颯道(Honda Dream RT SAKURAI HONDA)、6番手に日浦が並びました。

20周の決勝レース、濱原がホールショットを奪い、岩田悟(Team ATJ)、岡本裕生(ヤマハ)と続き、岩田が濱原をかわしてトップ浮上します。3周目渡辺一樹(スズキ)がトップに出て、それを中須賀克行(ヤマハ)が追い、岩田は3番手となります。

渡辺、中須賀がトップ争いを展開、3番手争いを岩田、濱原、亀井が繰り広げ、5周目亀井が3番手浮上します。6周目には追い上げた清成龍一(TOHO Racing)が、この争いに加わり、スプーンカーブで3番手へと浮上します。清成は2分6秒台にタイムアップしトップ争いに迫ります。10周目の通過順位は渡辺、中須賀、清成、亀井、岩田、岡本、作本輝介(Astemo Honda Dream SI Racing)、榎戸が続きました。

14周目の中須賀がトップで出ると2番手以下を引き離しはじめます。渡辺、清成、亀井、岡本、作本、榎戸がトップ中須賀を追う展開となります。19周目渡辺がコースアウト、渡辺と清成との差が0.2秒差と詰まります。清成は渡辺の背後につけますが、最終的は中須賀、渡辺に続く僅差の3位でチェッカーを受け、清成は今季初表彰台を獲得しました。

亀井は4位、作本6位、榎戸7位。序盤トップを走った岩田は8位。9位に濱原、10位に秋吉耕佑(Murayama.Honda Dream.RT)となりました。

12周で戦われたレース2決勝では、3番グリッドの清成が好スタートを決めてホールショットを奪います。それを中須賀、榎戸、作本が追いました。

2周目の200Rシケインで榎戸が転倒し、渡辺が3番手へ浮上。清成、中須賀、渡辺、作本がトップ集団を形成、5番手争いを岡本、濱原、亀井が繰り広げます。バッグストレートで前に出た中須賀に続き、清成、渡辺、作本が追う展開となります。

6周目の通過順位は中須賀、渡辺、作本、清成となり、それを5番手浮上した岡本、6番手亀井が追う展開となります。この5番手争いの2台がトップ争いに追いつき、トップ集団は6台に。

8周目岡本が清成、作本をかわして3番手に浮上、中須賀は逃げはじめます。渡辺、岡本が追います。ですが、11周目の1コーナーで岡本が転倒し、中須賀、渡辺、清成、亀井、作本と順位が変わります。6番手は、岩田、濱原が争います。

中須賀が優勝、2位渡辺、3位に清成が入り、連続表彰台を獲得。亀井は4位、作本5位、6位に岩田、僅差の7位に濱原、8位に秋吉が入りました。

15周で争われたレース3決勝は濱原がホールショットを奪いますが、その直後にオーバーランしてしまいます。渡辺がトップに立ち、2番手に岩田、作本が続きます。1周目の通過順位は、渡辺、中須賀、作本、岩田、濱原、岡本、日浦、亀井、秋吉、榎戸、清成と続きます。

3周目に亀井はファステストラップを記録して5番手にポジションアップ。4周目には3番手浮上します。渡辺、中須賀、亀井、作本、岩田、岡本、榎戸、濱原、日浦までが僅差で続き、トップ集団を形成して周回を重ねます。

6周目亀井が130Rで中須賀を、さらにシケインで渡辺のインに飛び込みトップ浮上します。8周目、中須賀が渡辺をパスして2番手浮上し亀井を追います。トップ争いから榎戸が遅れ、トップ争いは亀井、中須賀、渡辺、作本、岡本となります。9周目には渡辺がシケインで中須賀を捉えます。亀井はトップをキープしてレースをリードしますが、10周目に中須賀がトップに出て、2番手渡辺とトップ争いを展開、3番手争いを亀井、作本、岡本が争います。14周目渡辺がトップに出て最終ラップに突入します。中須賀がぴたりとマークし、スプーンで前に出て、そのまま抑えて優勝。2位に渡辺、3番手争いは亀井が制して、岡本、作本の順でチェッカーを受けました。榎戸は6位。7位に日浦、8位岩田、9位濱原、10位に清成、11位秋吉となりました。

シリーズランキングHonda勢トップはランキング4位の作本、5位に亀井、6位に濱原、7位岩田、8位に榎戸、10位に清成が最終戦でポイントを加算して食い込みました。


清成 龍一
清成 龍一 3
TOHO Racing
レース1決勝、レース2決勝とラッキーな表彰台に上ることができました。レース3では、もっと戦闘力を上げたいとセットを変えましたが、それがあまりうまくいきませんでした。このレースウイーク、チームはまだ本調子ではない自分の身体に合わせたセットアップを苦心して出してくれて支えてくれました。トップ争いが見える位置を走ることができ、表彰台に上ることで、応援してくれる人が喜んでくれてよかったと思います。まだまだ、やらなければならないこと、ライダーとしてアジャストしていかなければならないことがたくさんあります。今年のオフはそれに取り組んでいきます

亀井 雄大
亀井 雄大 6
Honda Suzuka Racing Team
レース3決勝ではフロントローからのスタートなのに、出遅れてしまい10番手くらいからの追い上げのレースになりました、トップ争いまで追いつき、130Rで中須賀選手をパスでき、シケインではトップに出ることができました。これまで、遠くでトップ争いをしていた中須賀選手や渡辺選手の前を走ることができたこと、表彰台に上る姿を、会社の人やファンの人に見てもらえたことをうれしく思います。来年は、さらに実力を上げて行けるように挑みたいと思います

作本 輝介
作本 輝介 27
Astemo Honda Dream SI Racing
最終戦なので、今季で1番のレースがしたいとレースウイークを迎えましたが、いい流れを作ることができませんでした。しかし、走り出しから、データをよく見て、チームのおかげで少しずつですが走るごとに前進することができ、最終のレース3決勝で一番いい走りができました。トップ争いに加わることができましたが、最後には離されてしまい悔しさがあります。自分自身の力をアップできるように、このオフを過ごしたいと思います

JSB1000 決勝レース2

Pos. Rider Num. チーム Constr. Time
1 中須賀 克行 1 YAMAHA FACTORY RACING TEAM Yamaha 25'18.280
2 渡辺 一樹 15 YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN Suzuki 25'22.465
3 清成 龍一 3 TOHO Racing Honda 25'24.476
4 亀井 雄大 6 Honda Suzuka Racing Team Honda 25'25.721
5 作本 輝介 27 AstemoHondaDreamSIRacing Honda 25'31.250
6 岩田 悟 8 Team ATJ Honda 25'38.440
7 濱原 颯道 2 Honda Dream RT SAKURAI HONDA Honda 25'38.503
8 秋吉 耕佑 7 Murayama.Honda Dream.RT Honda 25'47.469
14 黒木 玲徳 17 GOSHI Racing Honda 26'13.714
15 田尻 悠人 25 GOSHI Racing Honda 26'16.280
- 日浦 大治朗 10 Honda Dream RT SAKURAI HONDA Honda +9Laps
- 榎戸 育寛 28 SDG Motor Sports RT HARC-PRO. Honda +11Laps

JSB1000 決勝レース3

Pos. Rider Num. チーム Constr. Time
1 中須賀 克行 1 YAMAHA FACTORY RACING TEAM Yamaha 31'48.225
2 渡辺 一樹 15 YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN Suzuki 31'48.512
3 亀井 雄大 6 Honda Suzuka Racing Team Honda 31'52.362
4 岡本 裕生 29 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2 Yamaha 31'52.515
5 作本 輝介 27 Astemo Honda Dream SI Racing Honda 31'52.672
6 榎戸 育寛 28 SDG Motor Sports RT HARC-PRO. Honda 31'58.262
7 日浦 大治朗 10 Honda Dream RT SAKURAI HONDA Honda 32'02.781
8 岩田 悟 8 Team ATJ Honda 32'04.740
9 濱原 颯道 2 Honda Dream RT SAKURAI HONDA Honda 32'04.829
10 清成 龍一 3 TOHO Racing Honda 32'08.770
11 秋吉 耕佑 7 Murayama.Honda Dream.RT Honda 32'09.030
17 黒木 玲徳 17 GOSHI Racing Honda 32'51.781
22 田尻 悠人 25 GOSHI Racing Honda +3Laps

JSB1000 ランキング

Pos. Rider Num. チーム Constr. Pts
1 中須賀克行 1 YAMAHA FACTORY RACING TEAM ヤマハ 334
2 渡辺一樹 15 YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN スズキ 221
3 岡本裕生 29 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2 ヤマハ 173
4 作本輝介 27 Astemo Honda Dream SI Racing Honda 152
5 亀井雄大 6 Honda Suzuka Racing Team Honda 146
6 濱原颯道 2 Honda Dream RT 桜井ホンダ Honda 139
7 岩田悟 8 Team ATJ Honda 129
8 榎戸育寛 28 SDG Motor Sports RT HARC-PRO. Honda 87
10 清成龍一 3 TOHO Racing Honda 66
12 秋吉耕佑 7 Murayama.Honda Dream.RT Honda 51
15 名越哲平 5 SDG Honda Racing Honda 31
16 日浦大治朗 10 Honda Dream RT 桜井ホンダ Honda 31
19 國峰啄磨 3 TOHO Racing Honda 27
20 黒木玲徳 17 GOSHI Racing Honda 13
21 田尻悠人 25 GOSHI Racing Honda 11
29 國川浩道 3 TOHO Racing Honda 5
33 今野由寛 32 Murayama.Honda Dream.RT Honda 3
35 杉山優輝 33 Honda Suzuka Racing Team Honda 1


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