JSB1000 決勝 レース2
JSB1000 2022
Round 4

レース2でポールポジションスタートの亀井雄大が3位表彰台

jp スポーツランドSUGO

全日本ロードレース選手権第4戦が6月4日(土)から5日(日)、スポーツランドSUGO(宮城県)で開催されました。JSB1000は2レース開催。金曜日のフリー走行は雨でしたが、土曜日午前中に行われた予選は晴天となり、ドライコンディションで行われました。

レース2でポールポジションスタートの亀井雄大が3位表彰台

ベストタイムで決まるレース1グリッドは、ポールポジションに中須賀克行(ヤマハ)がつき、Honda勢は2番手に亀井雄大(Honda Suzuka Racing Team)、5番手に作本輝介(Astemo Honda Dream SI Racing)、6番手に濱原颯道(Honda Dream RT SAKURAI HONDA)、7番手岩田悟(Team ATJ)、9番手榎戸育寛(SDG Motor Sports RT HARC-PRO.)、10番手名越哲平(SDG Honda Racing)。ケガからの復帰戦となった秋吉耕佑(Murayama.Honda Dream.RT)は15番手に付けました。

レース1決勝、スタートで渡辺一樹(スズキ)と作本が好ダッシュを見せ1コーナーに飛び込みますが、1コーナーで2台のインから中須賀が前に出てホールショットを奪います。中須賀は序盤から独走し、2番手を渡辺、岡本裕生(ヤマハ)、作本、亀井が争います。その後方6番手を岩田、濱原、名越が争います。

亀井は1コーナーで岡本を捉え3番手へ浮上しますが、5周目の3コーナーで痛恨の転倒を喫してリタイア。2番手争いは渡辺、岡本、作本と変わり、その後方で濱原、岩田、名越が5番手争いを繰り広げます。

9周目作本が渡辺を捉えて3番手に浮上し、2番手岡本に迫ります。5番手争いを繰り広げていた名越はポジションダウンし、トラブルによりピットインしリタイア。10周目、2番手争いは岡本と作本、4番手に渡辺となり、5番手を岩田、濱原で争います。やがて濱原は岩田を捉えて5番手浮上します。

25周を走り切り中須賀が優勝、2位岡本、3位に作本が入り、JSB1000クラス初表彰台を獲得しました。4位渡辺、5位に濱原、6位に岩田、7位に榎戸が入りました。秋吉は12位で走り切りました。

レース2決勝は、予選セカンドタイムでグリッドが決まり、亀井がポールポジション。作本は5番手、濱原は6番手、8番手に榎戸、9番手岩田、10番手に名越、秋吉は15番手からのスタートとなります。

決勝は、ST1000のアクシデントを受け、25周から20周に変更されて行われました。亀井は中須賀に次いで2番手で1コーナーをクリアし、オープニングラップは中須賀、亀井、渡辺、岡本、作本、濱原、榎戸、名越、岩田の順で通過します。2周目2コーナーで濱原が転倒、そのままリタイアとなります。

3周目、中須賀、亀井、岡本、渡辺、作本、榎戸、名越、岩田、関口太郎(BMW)、秋吉とオーダーが変わります。4周目に作本が4番手に浮上し、6番手争いを榎戸と名越が繰り広げます。

トップ争いは5周目以降、中須賀、岡本、亀井、作本の4台となります。名越が榎戸をパスして6番手、7番手に榎戸となります。

17周目の1コーナーで岡本が亀井をパスし、中須賀、岡本、亀井、作本のトップ争いの後方、単独5番手に渡辺、6番手名越、7番手榎戸、8番手岩田が続きます。最終ラップ、作本が亀井を捉えて3番手に浮上しますが、110Rで亀井が先行すると、接近戦のままシケインをクリアしコントロールラインを並んで通過。軍配は亀井に上がりました。

優勝は中須賀、2位岡本、3位亀井、4位作本、5位渡辺、6位名越、7位榎戸、8位岩田が入りました。秋吉は13位でチェッカーを受けました。


作本 輝介
作本 輝介 27
Astemo Honda Dream SI Racing
事前テストからペースを作れずにいましたが、スタートから積極的に攻めていこうとしました。まだ、課題は多いのですが、レース1で今季ベストリザルトですし、JSB1000では初めての表彰台に登ることができました。レース2では、しっかりとトップ争いがしたいと挑みました。結果4位でしたが、これまではトップ争いが見えない位置だったのが、トップ争いに加わることができたことは前進と捉えています。後半戦に向けて、しっかりと自分の課題と向き合います

亀井 雄大
亀井 雄大 6
Honda Suzuka Racing Team
事前テストからしっかりとロングランをこなすことができていました。レース1の中須賀選手のペースならついて行ける自信があったので、転倒してしまったことは本当に残念でしたし、チームスタッフに申し訳なく思いました。レース2はポールポジションからのスタートで、トップ争いができました。これまでのレースよりもトップ争いに近い位置で走ることができました。作本選手と3位争いになりましたが、マシンを修復してくれたメカニックの顔を思い出して、意地でも抜き返そうと思いました。3位になって表彰台に登ることができてよかったです。次戦までの間には鈴鹿8耐への参戦があり、その経験もしっかりと全日本に生かすことができるようにしたいです

JSB1000 決勝 レース2

Pos. Rider Num. チーム Constr. Time/Gap
1 中須賀 克行 1 YAMAHA FACTORY RACING TEAM Yamaha 29'03.069
2 岡本 裕生 29 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2 Yamaha +0.184
3 亀井 雄大 6 Honda Suzuka Racing Team Honda +2.381
4 作本 輝介 27 Astemo Honda Dream SI Racing Honda +2.396
5 渡辺 一樹 15 YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN Suzuki +11.436
6 名越 哲平 5 SDG Honda Racing Honda +24.785
7 榎戸 育寛 28 SDG Motor Sports RT HARC-PRO. Honda +33.829
8 岩田 悟 8 Team ATJ Honda +37.292
13 秋吉 耕佑 7 Murayama.Honda Dream.RT Honda +1'05.025
14 國川 浩道 3 TOHO Racing Honda +1'08.210
- 濱原 颯道 2 Honda Dream RT 桜井ホンダ Honda +18 Laps

JSB1000 予選 レース2

Pos. Rider Num. チーム Constr. Time/Gap
1 亀井 雄大 6 Honda Suzuka Racing Team Honda 1'26.088
2 中須賀 克行 1 YAMAHA FACTORY RACING TEAM Yamaha +0.222
3 岡本 裕生 29 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2 Yamaha +0.301
4 渡辺 一樹 15 YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN Suzuki +0.786
5 作本 輝介 27 Astemo Honda Dream SI Racing Honda +1.337
6 濱原 颯道 2 Honda Dream RT 桜井ホンダ Honda +1.465
8 榎戸 育寛 28 SDG Motor Sports RT HARC-PRO. Honda +1.797
9 岩田 悟 8 Team ATJ Honda +1.849
10 名越 哲平 5 SDG Honda Racing Honda +1.889
14 國川 浩道 3 TOHO Racing Honda +3.619
15 秋吉 耕佑 7 Murayama.Honda Dream.RT Honda +3.776

JSB1000ランキング

Pos. Rider Num. チーム Constr. Pts
1 中須賀克行 1 YAMAHA FACTORY RACING TEAM Yamaha 200
2 岡本裕生 29 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2 Yamaha 143
3 渡辺一樹 15 YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN Suzuki 132
4 濱原颯道 2 Honda Dream RT 桜井ホンダ Honda 80
5 作本輝介 27 Astemo Honda Dream SI Racing Honda 78
6 岩田悟 8 Team ATJ Honda 71
7 亀井雄大 6 Honda Suzuka Racing Team Honda 68
8 榎戸育寛 28 SDG Motor Sports RT HARC-PRO. Honda 58
11 名越哲平 5 SDG Honda Racing Honda 31
12 國峰啄磨 3 TOHO Racing Honda 27
14 日浦大治朗 10 Honda Dream RT 桜井ホンダ Honda 19
18 秋吉耕佑 7 Murayama.Honda Dream.RT Honda 7
24 國川浩道 3 TOHO Racing Honda 5
25 黒木玲徳 17 GOSHI Racing Honda 4
28 今野由寛 Murayama.Honda Dream.RT Honda 3
29 田尻悠人 25 GOSHI Racing Honda 3
31 杉山優輝 Honda Suzuka Racing Team Honda 1


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