JSB1000 決勝 レース2
JSB1000 2022
Round 3

亀井雄大が4位フィニッシュ

jp オートポリス

全日本ロードレース選手権シリーズ 第3戦オートポリススーパー2&4レースが、大分県オートポリスで全日本スーパーフォーミュラ選手権との併催で開催されました。

亀井雄大が4位フィニッシュ

木曜日からスポーツ走行が行われ、金曜日も同様の走行時間が設けられました。4輪レースの影響から路面コンディションが難しい中での熱戦となりました。鈴鹿ファン感謝デー後のテストで右足を負傷した名越哲平(SDG Honda Racing)が復帰し注目を集めることになりました。

予選は霧雨が振るコンディションとなり、路面はドライ部分と濡れた部分が混在した状況。亀井雄大(Honda Suzuka Racing Team)は乾き始めた路面をスリックタイヤに履き替えてアタック、トップタイムを記録しました。ST600で1度ポールポジション(PP)を獲得しており、自身2度目のPP、JSB1000クラスにおいては初PP獲得となりました。6番手に濱原颯道(Honda Dream RT 桜井ホンダ)、7番手に名越、8番手に榎戸育寛(SDG Motor Sports RT HARC-PRO.)。10番手に岩田悟(Team ATJ)。ケガで欠場している清成龍一の代役参戦、國峰啄磨(TOHO Racing)が12番手。Astemo Honda Dream SI Racingの作本輝介は5列目14番手からのスタートとなりました

レース1決勝は太陽が顔を出し、ドライコンディションで争われました。サイティングラップで亀井はマシンの不具合に気が付きピットイン、修復してコースインという波乱の幕開けとなります。岩田が4列目から好スタートを見せ2番手に浮上してレーススタートします。濱原が4番手に上がります。2番手を争うライバル2台に濱原が迫り、國峰、作本がポジションを上げて追い付いて行きます。

4周目の1コーナーで濱原、作本、國峰が続きます。5周目には名越も追いつき6番手に上がります。7番手争いを國峰、岩田で繰り広げます。7周目にはトップ集団を追い、濱原、作本、名越、國峰、岩田が続きます。12周目に作本が濱原を捕らえ、4番手に浮上します。ですが、13周目、作本はオーバーラン。その隙をついて濱原が再度、4番手に浮上します。15周を走り切り中須賀克行(ヤマハ)、岡本裕生(ヤマハ)、渡辺一樹(スズキ)の順でチェッカー。4位には濱原、5位には作本をパスして名越、6位に作本、7位岩田、8位榎戸、9位國峰となりレースを終えました。

晴天となったレース2決勝、朝のフリー走行、亀井は2番手、濱原3番手、名越が6番手タイムを記録しました。グリッドは予選のセカンドラップタイムで決まり、亀井はPPグリッドに着きました。レース1より3周長い18周のレースとなり、ホールショットは亀井。それに、中須賀、名越、が続きました。オープニングラップを亀井、中須賀、榎戸、岡本、渡辺、國峰、名越、作本、濱原の順で通過します。

トップ争いは亀井、中須賀が接近戦を見せトップ争いを繰り広げます。4番手争いを作本、國峰、名越、榎戸で争います。5周目、亀井はトップをキープしてレースをリードし続けます。

8周目には3番手の岡本がペースアップしてトップ争いは、亀井、中須賀、岡本の3台となり、岡本が2台をパスして9周目の1コーナーでトップ浮上、亀井は中須賀にもパスされ3番手となります。

10周目に渡辺が亀井を捕らえますが、亀井は抜き返して3番手を死守します。トップの2台は3位以下を引き離し、亀井は渡辺とのし烈な3番手争いを繰り広げます。最終ラップの攻防で、渡辺に捕らえられ、4番手となった亀井は渡辺に迫りましたが、届かず。優勝は中須賀、2位岡本、3位渡辺。健闘した亀井は4位。5位に作本、6位に名越が入りました。國峰は7位、8位に濱原、9位に岩田。10位に榎戸でチェッカーになりました。


亀井 雄大
亀井 雄大 6
Honda Suzuka Racing Team
JSB1000では初のPPが取れました。予選終了間際にスリックタイヤに交換、それも履いていたタイヤが合わずにピットインして、装着できるのはそれしかなかったという状況で、狙っていたわけではないのですが、残り3周は霧が止み、アタックすることができました。レース1決勝グリッドでタイヤを変えたのですが、付け間違いで、走行直後にエラーが出てピットイン。今回はメカニックが少なかったので、自分で整備してコースイン。もう、上位を狙うことはできないのはわかっていましたが、少しでもデータを残せればと走りました。レース2は、ファクトリーマシンにどこまで迫れるのか、やるだけやってやろう。とグリッドに着きました。難しいのはわかっていましたが、やりきった充実感はあります。これまでのレースではトップと自分の差は20秒ありましたが、今回は9秒差まで詰めることができました。それでも、足回りやトラクションコントロールなど、まだまだ課題があります。そこをしっかり詰めて、次は、もっとしっかりトップ争いができるようにしたい

名越 哲平
名越 哲平 5
SDG Honda Racing
今回が自分にとっては開幕戦、タイヤ選択、車両セッティングと試したいことが多く、決勝朝のフリー走行まで使い、最終的にはいい方向をつかむことができました。トップ争いをして、最低でも表彰台に登りたいと思っていましたが、そこには届きませんでした。ケガをしてしまい、走れなかった時間が、想像以上に大きいことを実感しました。走り続けていることの大事さを痛感することになりました。それでも、復帰して、走り切れたことでデータを残すことができました。ケガの状況は、まだ完治とは言えませんが、よくなっています。次戦のSUGOでは、確実に前進しています。Hondaの看板を背負っている自覚を持って、先輩が築いたものを崩すことのないようにしようと思います

JSB1000 決勝レース2

Pos. Rider Num. チーム Constr. Time/Gap
1 1 中須賀 克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM Yamaha 32'50.687
2 29 岡本 裕生 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2 Yamaha +2.072
3 15 渡辺 一樹 YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN Suzuki +9.448
4 6 亀井 雄大 Honda Suzuka Racing Team Honda +9.576
5 27 作本 輝介 AstemoHondaDreamSIRacing Honda +20.729
6 5 名越 哲平 SDG Honda Racing Honda +23.738
7 3 國峰 啄磨 TOHO Racing Honda +25.192
8 2 濱原 颯道 Honda Dream RT SAKURAI HONDA Honda +32.322
9 8 岩田 悟 Team ATJ Honda +41.001
10 28 榎戸 育寛 SDG Motor Sports RT HARC-PRO. Honda +44.096
11 11 関口 太郎 SANMEI Team TARO PLUSONE BMW +44.441
12 12 児玉 勇太 Team Kodama Yamaha +51.188
13 9 柳川 明 KRP SANYOUKOUGYO RSITOH Kawasaki +58.170
14 14 津田 一磨 BabyFace Powered by YOSHIMURA Suzuki +1'05.179
15 17 黒木 玲徳 GOSHI Racing Honda +1'06.063
16 25 田尻 悠人 GOSHI Racing Honda +1'16.343
17 36 國川 浩道 TOHO Racing Honda +1'16.582
18 16 中冨 伸一 WaveinnR Yamaha +1'16.944
19 30 樋口 耕太 EXEDY H.L.O RACING Suzuki +1'28.043
20 26 星野 知也 TONE RT SYNCEDGE4413 BMW BMW +1'28.389
21 56 阿部 真生騎 Webike team Norick YAMAHA Yamaha +1'42.920
22 60 吉田 光弘 Honda Ryokuyokai KUMAMOTO Racing Honda +1'43.008
23 7 今野 由寛 Murayama.Honda Dream.RT Honda +1'43.035
24 31 武田 雄一 OGURA CLUTCH ORC with RIDE IN Yamaha +1'49.321
25 45 鈴木 孝志 Taira Promote Racing Yamaha +1'49.746
26 23 江口 謙 Team TATARA aprilia Aprilia +1'53.631
27 64 岡田 寛正 Honda BlueHelmetsMSCKUMAMOTO Honda +1Lap


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