尾野は3戦連続ポールポジションを獲得。「勝つことでしかタイトルの可能性を見いだせない」と勝利を目指しました。尾野が勝利し、小室が4位以下であれば、尾野は逆転チャンピオンとなります。予選2番手の高杉奈緒子(KTM)、3番手の小室がフロントローに並びます。
尾野がスタートダッシュしてホールショットを決め、尾野に高杉、小室が続きます。そのトップ争いの後方では、3周目に徳留真紀(マルマエMTR)を細谷翼(realize racing team)が捉えて4番手に浮上します。細谷、徳留、のすぐ後ろには田中風如(WJ-FACTORY)、木内尚汰(Team PLUSONE)が続き、さらにその後を森俊也(WJ-FACTORY)が追います。
7周目、尾野、高杉、小室のトップ争いに、細谷、徳留、木内が追いつき始めます。9周目には徳留が4番手に浮上、細谷、木内が続きます。10周目には3番手の小室に4番手争いが追いつき、11周目の1コーナーで細谷が小室を捉え、3番手に浮上。12周目には、3番手争いが2番手の高杉に追いつき5台の争いとなります。
トップを走る尾野は2番手以下に5秒以上の差をつけ独走。13周目には細谷が2番手に浮上、14周目には徳留が3番手、小室が4番手となりますが、その差はわずか。僅差の2番手争いが続きました。
最終ラップでは、3番手を走っていた細谷が小室に仕掛けられますが、最後までポジションを守りました。
尾野は独走で4勝目を挙げ、2位に徳留、3位細谷となり、Hondaが表彰台を独占。
ランキングでは、尾野は小室と同点ポイントとなりますが、勝利数では尾野が勝り、逆転チャンピオンを決めました。細谷はランキング3位、徳留はランキング4位となりました。
尾野 弘樹
22
P.MU 7C GALE SPEED レース展開は苦しかったですが、3戦連続でポール・トゥ・ウインが飾れたことはうれしいです。タイトルが獲れたことを知ったのは、ウイニングランの時で、Hondaの方からチャンピオンフラッグを渡された時に、あぁ~、獲れたのだと思いました。ですが…、まだ、信じられない気持ちでいます。最後まで、あきらめずにいてよかったと思います
レース展開は苦しかったですが、3戦連続でポール・トゥ・ウインが飾れたことはうれしいです。タイトルが獲れたことを知ったのは、ウイニングランの時で、Hondaの方からチャンピオンフラッグを渡された時に、あぁ~、獲れたのだと思いました。ですが…、まだ、信じられない気持ちでいます。最後まで、あきらめずにいてよかったと思います
徳留 真紀
4
マルマエMTR 九州鹿児島出身で、オートポリスは地元です。地元企業のマルマエさんが支援してくれているのですが、今回はそこの社長も来て応援してくれました。そこで、表彰台に登れたことがとてもうれしいです。ここまで、もう少しのところで表彰台に登れていなかったので、シーズンの最後に上がることができてよかったです。支援してくれるスポンサーさん、スタッフに報いることができました
九州鹿児島出身で、オートポリスは地元です。地元企業のマルマエさんが支援してくれているのですが、今回はそこの社長も来て応援してくれました。そこで、表彰台に登れたことがとてもうれしいです。ここまで、もう少しのところで表彰台に登れていなかったので、シーズンの最後に上がることができてよかったです。支援してくれるスポンサーさん、スタッフに報いることができました
細谷 翼
25
realize racing team 事前テストは悪くなかったのですが、レースウイークの天候が不順だったので、ドライコンディションでの確認ができずに調子がつかめずにいました。マシンが走ってくれていたので、今回の結果は、自分が悪いと反省しています。尾野さんについて行きたかったのですが、その後方でのバトルになり悔しいです。最後はギリギリだったので、3位になれたかどうかの確認が持てませんでしたが、最終戦で表彰台に登ることができました。でも、やっぱり悔しい気持ちの方が強いです
事前テストは悪くなかったのですが、レースウイークの天候が不順だったので、ドライコンディションでの確認ができずに調子がつかめずにいました。マシンが走ってくれていたので、今回の結果は、自分が悪いと反省しています。尾野さんについて行きたかったのですが、その後方でのバトルになり悔しいです。最後はギリギリだったので、3位になれたかどうかの確認が持てませんでしたが、最終戦で表彰台に登ることができました。でも、やっぱり悔しい気持ちの方が強いです