J-GP3 決勝
J-GP3 2021
Round 6

尾野弘樹がポール・トゥ・ウインで優勝

jp 岡山国際サーキット

予選では尾野弘樹(P.MU 7C GALE SPEED)がコースレコードを更新してポールポジションを獲得。2番手に小室旭(KTM)、3番手に細谷翼(realize racing team)が付けてフロントローに並びました。

尾野弘樹がポール・トゥ・ウインで優勝

尾野はスタートダッシュでレースをリードし、オープニングラップを制します。2番手に小室、それを追う細谷、高杉奈緒子(KTM)の2番手争い。4番手争いは7台の大きな集団となり徳留真紀(マルマエMTR)が引っ張ります。尾野は快調に飛ばして、5周目には2番手の小室に5秒1ものリードを付けます。3番手には細谷が浮上。2番手争いは小室、細谷、高杉で繰り広げられました。徳留の背後に木内尚汰(Team PLUSONE)が迫り、5番手争い。7番手争いは、後続の集団が追いつき11台の大集団となりました。

尾野は唯一1分40秒台で周回。2番手との差を周回毎に広げ、11周目には10秒8もの大差を築き独走します。2番手争いは小室と細谷に絞られ、高杉が単独4番手を走行。5番手争いは、徳留と木内の戦い。7番手には森俊也(WJ-FACTORY)が浮上して集団を引っ張ります。

16周目には細谷が小室を捉えて2番手に浮上します。4番手の高杉に徳留が迫り、6番手の木内は単独走行となります。最終ラップの攻防となり2番手争いは接近戦となりますが、細谷が守り切りました。尾野は19周のレースで2番手に18秒4ものビハインドを付け圧勝。2位に細谷、3位に小室、4位に高杉、5位に徳留、6位に木内が入りました。


尾野 弘樹
尾野 弘樹 22
P.MU 7C GALE SPEED
レースウイークの流れ、予選結果を見て、小室選手、細谷選手とのバトルになると思っていたので、まずは自分のペースで走って、バトルになったらなったで対処しようと思っていました。しかし、独走することができて、鈴鹿同様の勝ち方ができたことがうれしいです。自分の目標としては1分40秒を切りたいと思っていたので、それができなかったのは残念な気持ちもありますが、それでも優勝できたことは、よかったと思っています。ポイント差が大きいので、チャンピオン獲得は難しいとは思いますが、まだ、あきらめてはいないので、勝ちにいきます。まずは勝つしかないので、勝った上で結果を受け止めたいです

細谷 翼
細谷 翼 25
realize racing team
最初から尾野選手についていきたかったのですが、ついていけませんでした。小室選手が前にいて、2位になるためには、後ろについて、小室選手のミスを待つしかないのかと思いましたが、ミスはなく、仕掛けて前に出ました。抜き返されましたが、絶対に2位になりたかったので、無理矢理抜きました。がんばりました。2位で表彰台に登れてよかったですが、やっぱり、尾野選手に追いつけなかったのが悔しいので、次戦では、必ず追いつきます

徳留 真紀
徳留 真紀 4
マルマエMTR
事前テストから調子が掴めずに予選も天候不順な難しいコンディションでもあり、セットを詰めることができずにいました。決勝に向けて自分なりに足回りのセットを変え、それが、いい方向にいき、追い上げることができたと思います。スタートもうまくいき、ただ集中して追い上げました。サインボードにも残り周回数しか出ていなかったので、自分が何番手を走っているのか分からず、前を捉えることだけを考えていました。前に高杉選手がいて、終盤で追いつくことができてダブルヘアピンに合わせてパスをして、最終コーナーをクリアしましたが、この岡山国際はコントロールラインまでが長いので、KTMのトップスピードの伸びにやられました。残念ですが、ここまで追い上げることができたことは自信にもなりました。タイムやアベレージはトップ争いに追いつける要素があり、最終戦では、しっかりとトップ争いができるように準備したいと思います


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