尾野弘樹と細谷翼が1-2フィニッシュ
予選では、ポールポジション(PP)を尾野弘樹(P.MU 7C GALE SPEED)が獲得。2番手に木内尚汰(Team PLUSONE)、3番手に細谷翼(realize racing team)とHonda NSF250R勢がフロントローを独占しました。さらに、徳留真紀(マルマエMTR)が5番手、澤田寛大(ライダースサロン横浜)が6番手でセカンドローに付けました。
尾野はPPスタートダッシュを決めてホールショットを奪うと、そのままレースをリード。オープニングラップを尾野、細谷、小室旭(KTM)、木内、徳留、藤田哲弥(P.MU 7C GALESPEED)の順で終えます。
尾野はリードを広げ、2周目には、2番手に1秒2の差を付けると、ただ一人2分19秒台に入れて、後続を突き放していきます。尾野の後方では、2番手争いが8台にふくらんで接近戦を繰り広げます。このグループを引っ張るのは細谷で、それを小室、木内、徳留、藤田、若松怜(team-hiro'ck&HARC-PRO)が追う展開に。4周目になると、細谷が集団をわずかに抜け出し2番手をキープします。
尾野は6周目には2番手の細谷に5秒4と差を広げてリードを盤石にし、2番手に細谷が続きます。3番手争いは激しくポジションを入れ替えながら周回し、7周目には若松が3番手へと浮上。8周目には3番手争いに3台が加わり、10台の大集団となります。木内が3番手に浮上して集団を引っ張りますが、9周目には徳留が、10周目には彌榮郡(MARUMAE with Club PARIS)が3番手の座を奪い、11周目の1コーナーでは小室が浮上と、集団のトップが目まぐるしく入れ替わります。12周目に小室が前へ出ると、最終ラップの攻防へと突入します。木内、徳留、小室が僅差で争う激しい展開の中、最終シケインでコースアウトや接触の波乱となり、小室が3位、4位に徳留となりました。
優勝は尾野で、2位に14秒271の大差をつけて、今季2勝目。2位に細谷が入り、Honda NSF250Rは、1-2フィニッシュを飾りました。