尾野弘樹が優勝、小合真士が3位表彰台を獲得
昨年のチャンピオン村瀬健琉がST1000にステップアップしたことで、ゼッケン1不在の戦いとなりました。ロードレース世界選手権Moto3で表彰台登壇の経験があるP.MU 7C GALE SPEEDの尾野弘樹が、5年ぶりに小排気量クラスに挑戦しています。事前テストから、トップタイムを記録し、その走りが健在であることを示し注目を集めました。
予選でポールポジションを獲得したのは小室旭(KTM)、僅差で尾野が続き、3番手には木内尚汰(Team PLUSONE)が付け、フロントローに並びました。
決勝では、尾野がホールショットを奪い、オープニングラップを制します。2番手小室、3番手に木内が付けますが、木内にライドスルーペナルティーが出さされます。2周目で尾野を小室、木内、細谷翼(realize racing team)、徳留真紀(マルマエMTR)、スポット参戦の小合真士(SDG Motor Sports Jr. Team)が追い、4周目、小合が徳留を捉え4番手に浮上します。7周目に小合が細谷を捉え、3番手に浮上。しかし、8周目には細谷が3番手を奪い返します。トップの尾野、2番手小室、3番手細谷、4番手小合と続きます。9周目には細谷が小室を捉えて2番手に浮上しますが、小室は細谷をパスして、2番手となります。それを、細谷、小合が続き、そのトップ集団を、徳留、高杉が追いました。
16周目に細谷が小室を交わし、首位の尾野に迫ります。尾野はトップを守ります。レース終盤にかけてトップ争いが激しさを増しますが、尾野が逃げ切り、18周のレースを走り切って優勝を飾ります。小室が2位となり、小合が細谷を抑えて3位に入り表彰台に登りました。4位に細谷、5位に徳留、6位高杉となり、7位の木内はライドスルーペナルティーを受け、トップ争いと変わらないタイムで、猛然と追い上げてポジションを挽回しました。