【2020シーズン総集編】小山知良がポイントランキング3位
2020年は、2連覇を目指す小山知良(日本郵便HondaDream TP)、荒川晃大(MOTOBUM HONDA)、國峰啄磨(TOHO Racing)らがHonda CBR600RRを駆り参戦した。
第1戦スポーツランドSUGO予選でも、小山はシーズン優勝に向け意気込みを感じさせる走りを見せた。予選はウエットコンディションとなったもののポールポジション(PP)を獲得。決勝でも4周目にファステストラップをマークし、前を走るライバルに迫った。ところが18周目にマシントラブルによってスローダウンしてしまう。小山は不調を抱えながらもチェッカーを目指し、9位でフィニッシュ。Honda勢では、荒川が3位表彰台を獲得した。
台風で第2戦が中止となったことにより、第3戦オートポリス大会は第1戦から1カ月以上の間が空いて開催された。PPを獲得したのは荒川。小山は3番手でフロントローに並んだ。オープニングラップ以降、レース終盤までライバルと首位を争いデッドヒートを繰り広げたのは小山。最終ラップの1コーナーで小山が仕掛け、トップに浮上。最終コーナーでライバルに並びかけられるも、0.024秒という鼻先の差で小山が戦いを制した。荒川は3位でフィニッシュした。
ツインリンクもてぎでの第4戦の決勝は荒川が8番手、小山が9番手でスタートした。Honda勢は先頭集団から少し遅れて周回するが、3周目には小山がファステストラップを記録し3番手に浮上。終盤でトップに迫り、首位を争った。自己ベストを更新しながら逃げるライバル選手を猛プッシュする小山だったが、わずかに届かず結果は2位。
最終戦・鈴鹿サーキット大会。これまでの3レースの結果から、ポイントランキングでは小山が首位を13ポイント差で追っていた。
PPを獲得したのは鈴鹿をホームとする荒川だった。決勝で荒川はスタート直後にポジションを落とすも2番手まで追い上げる。しかし3周目に入ると荒川にジャンプスタートの裁定が下り、ライドスルーペナルティーが科されてしまう。4周目で赤旗が振られ、再開したレースでトップグループを追っていた荒川は転倒、リタイアとなった。
予選8番手からスタートした國峰が小山を抜いて3番手に浮上すると、続くシケインでさらにオーバーテイクし2番手につける。5番手までポジションを下げていた小山が猛追するも、6周目でで多重クラッシュが起こり、そのまま赤旗からのレース終了。5周目の通過順位が最終結果となり、Honda勢では國峰が自身シーズンベストの2位で表彰台を獲得、5位小山となった。
ポイントランキングでは3位に小山、5位に荒川となった。
Race Reports
Points
順位 | No. | ライダー | マシン | 総合 | 2 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 41 | 岡本裕生 | ヤマハ | 93 | 25 | 22 | 25 | 21 | |
2 | 2 | 南本宗一郎 | ヤマハ | 86 | 22 | 18 | 18 | 28 | |
3 | 1 | 小山知良 | Honda | 78 | 12 | 25 | 22 | 19 | |
4 | 50 | 長尾健吾 | ヤマハ | 71 | 18 | 16 | 20 | 17 | |
5 | 54 | 荒川晃大 | Honda | 55 | 20 | 20 | 15 | ||
6 | 18 | 横山尚太 | ヤマハ | 53 | 14 | 12 | 11 | 16 | |
7 | 97 | 佐野優人 | ヤマハ | 48 | 11 | 14 | 23 | ||
8 | 39 | 阿部恵斗 | ヤマハ | 47 | 16 | 15 | 16 | ||
9 | 33 | 中山耀介 | ヤマハ | 43 | 10 | 8 | 10 | 15 | |
10 | 104 | 國峰啄磨 | Honda | 39 | 14 | 25 | |||
13 | 11 | 伊達悠太 | Honda | 28 | 3 | 7 | 18 | ||
14 | 71 | 埜口遥希 | Honda | 27 | 7 | 7 | 13 | ||
15 | 31 | 鈴木光来 | Honda | 26 | 13 | 13 | |||
18 | 17 | 田所隼 | Honda | 20 | 9 | 4 | 7 | ||
25 | 齊藤魁 | Honda | 11 | 2 | 3 | 6 | |||
32 | 38 | 伊藤元治 | Honda | 1 | 1 |