全日本モトクロス選手権

東福寺保雄氏 「スポーツ功労者」として顕彰される

元Hondaワークスライダーで、全日本モトクロス選手権シリーズに参戦している「T.E.SPORT(ティ・イー・スポーツ)」の監督を務める、東福寺保雄氏が文部科学省スポーツ庁の「令和5年度 スポーツ功労者」として、12月21日に文部科学大臣より顕彰を受けました。

東福寺保雄氏 「スポーツ功労者」として顕彰される

この「スポーツ功労者顕彰」は、我が国のスポーツ振興に関して、特に功績顕著な者を顕彰するもので、過去には、2001年のロードレース世界選手権(WGP)250ccクラスでチャンピオンを獲得した故・加藤大治郎選手が二輪モータースポーツ界で初めて受章。2004年のトライアル世界選手権チャンピオン藤波貴久選手、2009年のWGP250ccクラスチャンピオンの青山博一選手、2020年にはSUPER GTのTEAM KUNIMITSU総監督 故・高橋国光氏らが顕彰されています。

東福寺保雄氏は、選手として全日本モトクロスチャンピオンを9度獲得、うち1990年は125ccクラスと250ccクラスのWチャンピオン獲得等、トップライダーとして活躍しました。

引退後は、若手ライダー育成を目的とした「T.E.SPORT」の監督に就任、2003年からモトクロスキッズスクールを開催するなどし、多くの国際ライダーを輩出しました。近年ではレディースクラスチャンピオンも誕生するなど、モトクロス競技にとどまらずモーターサイクルスポーツ振興に大いに貢献しています。


■東福寺保雄氏

生年月日:1956(昭和31)年10月18日生(67歳)
出身地:山梨県
主な戦績:
1972年 レースデビュー
1976年 国際A級昇格
1980年 国際A級125ccクラスチャンピオン
1981年 Hondaに移籍(Hondaワークスライダー)
1981年 国際A級125ccクラスチャンピオン
1982年 国際A級250ccクラスチャンピオン
1984年 国際A級125ccクラスチャンピオン
1986年 国際A級250ccクラスチャンピオン
1987年 国際A級250ccクラスチャンピオン
1988年 国際A級250ccクラスチャンピオン
1990年 国際A級125ccクラスチャンピオン、国際A級250ccクラスチャンピオン(Wチャンピオン)
1992年 現役引退


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