東福寺保雄氏のご逝去に際して
このたび、Hondaのモータースポーツ活動において長年にわたり多大な貢献をされた東福寺保雄氏が68歳でご逝去されました。
東福寺氏は、Hondaワークスライダーとして、全日本モトクロス選手権国際A級クラスにおいて前人未到のV9チャンピオンを達成されました。その卓越したライディング技術と勝利への執念は、モトクロス界において伝説的な存在として広く知られています。
1992年に現役を引退された翌年からは「T.E.SPORT」の監督として後進の育成に尽力するとともに、キッズスクールの開催を通じてモトクロスの門戸を広げるなど、国内外のレースシーンにおいて多くの若手ライダーに多大な影響を与えてこられました。また、2023年には文部科学省より「スポーツ功労者」として顕彰されるなど、モトクロス界のみならず、モーターサイクルスポーツの振興に大いに貢献されました。
Hondaは、東福寺氏のこれまでのご功績に深く感謝するとともに、謹んでお悔やみ申し上げます。
■東福寺保雄氏
生年月日:1956(昭和31)年10月18日生(68歳)
出身地:山梨県
主な戦績:
1972年 レースデビュー
1976年 国際A級昇格
1980年 国際A級125ccクラスチャンピオン
1981年 Hondaに移籍(Hondaワークスライダー)
1981年 国際A級125ccクラスチャンピオン
1982年 国際A級250ccクラスチャンピオン
1984年 国際A級125ccクラスチャンピオン
1986年 国際A級250ccクラスチャンピオン
1987年 国際A級250ccクラスチャンピオン
1988年 国際A級250ccクラスチャンピオン
1990年 国際A級125ccクラスチャンピオン、
国際A級250ccクラスチャンピオン
(Wチャンピオン)
1992年 現役引退