IA2 ヒート2
IA2 2026
Round 5

ヒート1は吉田が勝利し、Honda勢が表彰台独占。ヒート2は柳瀬が優勝

jp 世羅グリーンパーク弘楽園

6月28日(日)、全日本モトクロス選手権(JMX)の第5戦中国大会が広島県の世羅グリーンパーク弘楽園で開催されました。

ヒート1は吉田が勝利し、Honda勢が表彰台独占。ヒート2は柳瀬が優勝

台風7号・8号の接近により心配されたコースコンディションは、土曜までの降雨によってマディとなり、IA1・IA2クラスの予選はレース方式からタイムアタック方式に変更されました。

日曜は朝から小雨、やがて曇天から晴天という空模様でした。路面はウエットから回復に向かい、午後に行われたヒート2ではわだちが増え、岩盤が露出するところもありました。

●IA2 ヒート1

ホールショットを奪ったのは森優介(Team ITOMO with オフロードピット那須)。横澤拓夢(カワサキ)を抜いた吉田琉雲(Bells Racing)がこれに続いて、1周目をクリアしました。2周目、森と吉田は3番手以下を8秒ほど離しつつ僅差のトップ争いを展開。柳瀬大河(Honda Dream Racing)は、4台による3番手争いの最後尾につけました。3周目、吉田が森をパスしてトップに浮上。柳瀬は5番手に順位を上げました。

先頭に立った吉田はハイペースで周回を重ね、8周目までに約10秒のリードを確保して独走。2番手の森は、接近してきた田中淳也(ヤマハ)が転倒により後退したことで、順位を守りました。そしてレースは16周でチェッカー。吉田が独走で今季2勝目を挙げ、森がIAクラスでの初表彰台となる2位を獲得しました。8周目から4番手を走行していた柳瀬は、15周目に2度目の転倒を喫した田中をパスして3位フィニッシュ。Honda勢が表彰台を独占しました。

●IA2 ヒート2

柳瀬が好スタートを決め、ホールショットの横澤を僅差で追ってオープニングラップをクリアしました。吉田はやや出遅れ、1周目7番手からのレースに。森はスタート直後の5番手走行中に転倒し、1周目14番手からの追い上げを強いられました。2周目、柳瀬が横澤に肉薄し、やや遅れていた田中もトップの2台に追いつき、三つ巴の先頭争いがスタート。次周、まずは柳瀬が横澤をパスし、田中がこれに続きました。

トップに立った柳瀬は、その次の周から田中を少しずつ引き離し、レースが後半に入った9周目の段階で、約12秒のリードを確保しました。柳瀬はこのまま最終の17周目まで独走を続け、今季6勝目を挙げました。吉田はレース序盤こそ集団の中で順位を上げられずにいましたが、6~8周目に1台ずつ追い抜き4番手に浮上。12周目には横澤をパスし、3位でゴールしました。森は2周目から順位を守って10位でした。


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柳瀬 大河
柳瀬 大河 51
Honda Dream Racing
ヒート1がスタートする段階ではまだ霧雨が降っていて、前走車が跳ね上げる泥がとても多い状態でした。少し出遅れたことで、かなりの泥を浴び続けることになり、ゴーグルに装着していたティアオフを使いきり、しばらくは手でレンズを拭って耐えていました。まだレース序盤でしたが、あきらめてゴーグルを外し、そこからはとにかく前のライダーを抜くことだけを考えて走りました。とはいえライディングそのものは悪くなかったので、ヒート2はスタートを改善することを意識しました。ホールショットこそ逃しましたが、トップに立ってからは後続を引き離すことができました。これで3大会連続の総合優勝ですが、全日本で2ヒートあるいは3ヒートすべてを勝利したことがまだないので、次戦こそ全ヒート制覇を達成したいです!

吉田 琉雲
吉田 琉雲 46
Bells Racing
ヒート1は、スタートでいい位置を確保できた段階で「勝てる」と確信しました。最初に先頭を走っていた森選手は、これまでのレースを考えたら途中でペースが落ちると思っていたし、トップに立ってからは3番手争いの混戦から誰も上がってこないことも確認できていたので、結構余裕がありました。ヒート2は、スタートで出遅れました。序盤から柳瀬選手がかなりハイペースで走っていたので、優勝までは届かないと感じ、最低でも表彰台に上がるという目標に切り替えました。なんとか3位でゴールできました。総合優勝や完全制覇は逃しましたが、両ヒートを表彰台圏内でまとめることができたので、また一つステップを上がれたと思います。

森 優介
森 優介 56
Team ITOMO with オフロードピット那須
2016年からIAクラスで走ってきて、ついに全日本で表彰台に立つことができました。2021年限りで一度レースから離れ、Honda系の部品メーカーが前身のAstemoに就職。その後、会社の理解や応援もいただきながら、サラリーマンライダーとしてレースに復帰しました。社会人になったことで、レーサーとしてのプレッシャーから解放されたことと、限られた時間をいかに有効活用するか考えるようになったことが、今回の表彰台につながったと感じています。数少ないチャンスを活かすということでは、まさに今大会のヒート1がそうだと思います。スタートからトップを走れていたので、若いライダーたちに後半で追い上げられるよりも前に、なるべく逃げて自分のペースを作ることを心がけました。


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