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Round 6

川井が開幕6連勝を達成。一時トップ走行の箕浦は3位フィニッシュ

jp オフロードヴィレッジ

10月18日(土)と19日(日)に、全日本モトクロス選手権(JMX)の第6戦21Group カップ 東福寺保雄記念がオフロードヴィレッジ(埼玉県)で開催されました。JMXのV9チャンピオン、故・東福寺保雄氏に対するリスペクトを込めた大会で、パドックには東福寺氏の思い出の品が展示され、幅広い年齢層のファンが訪れていました。また、2025年スーパーモトクロス世界選手権(AMA-SMX)チャンピオンの下田丈(Honda HRC Progressive)が凱旋帰国し、今大会にゲストとして来場。日曜日に行われたサイン会は、長蛇の列ができるほどの賑わいでした。

川井が開幕6連勝を達成。一時トップ走行の箕浦は3位フィニッシュ

ホールショットを奪ったのは、前日の公式練習でクラッシュして手足を負傷した川井麻央(T.E.SPORT)。これに続いた楠本菜月(TEAM HAMMER)を箕浦未夢(Team ITOMO)がパスすると、レース序盤は川井と箕浦が後続を数秒離してトップ争いを展開しました。4周目には、前の周に楠本を抜いた川上真花(ヤマハ)が、川井と箕浦に接近。三つ巴のトップ争いになりました。

5周目、箕浦が川井を抜いて先頭に。しかし次周、川井がトップを奪い返すと、これに川上も続き、抜かれた箕浦は直後にミスして3秒ほど遅れました。その後、トップ争いは川井と川上のマッチレースに。一度は両者がかなり接近するも、終盤に川井が突き放しました。そしてレースは12周でチェッカー。川井が開幕から6連勝を達成し、箕浦が3位で表彰台に立ちました。楠本は4位でゴールしています。


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川井 麻央
川井 麻央 1
T.E.SPORT
土曜日の公式練習でクラッシュして、マシンも身体もボロボロに…。でもチームやサポートしてくださっている方々のおかげで、日曜日も走ることができました。タイムアタック予選を途中で切り上げたのは、ライバルのグリッド選択を見定めるためにあえてトップタイムを狙わなかったからなのですが、決勝はケガした腕も足も最初から痛くてうまく力が入らず、走りとしてはあれが精一杯でした。箕浦選手に追われている段階で、相手の方が速いと思ったので、一度先行させてラインを盗むことに。逆に川上選手は、前に出すと追うのが大変そうだと思ったので、我慢してトップを死守し、相手の心が折れるのを待ちました。応援してくれる方々が多い地元大会をこの状態で勝てたことに、今は満足しています。

箕浦 未夢
箕浦 未夢 6
Team ITOMO
これまでマシンのセッティングに悩まされていたのですが、今大会は土曜日に実施された公式練習の段階から好調でした。決勝では、スタートでアウトにはらみすぎて出遅れてしまいましたが、それでも早い段階でトップの川井選手に迫れました。ところが、川上選手と接近戦を演じていた時に接触して離され、最後はリズムを崩してしまいました。スタートが決まっていれば…と思う反面、川井選手の後ろを追っていたからこそ、いつもよりも冷静に走れたという部分もあると思います。前戦が8位というふがいない成績だったので、ようやく私の後半戦がスタートした感じです。でも次はもう最終戦なので、もっと上を目指します。


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