IAクラス昇格2年目の吉田がヒート2でJMX初優勝!
9月21日(日)、全日本モトクロス選手権(JMX)の第5戦近畿大会の決勝が名阪スポーツランドにて開催されました。6月の第4戦以来、14週間ぶりのレースとなります。開業40周年を迎えた名阪スポーツランドは、残暑の厳しい9月の大会の舞台としてイメージが定着していますが、今回は曇りがちで風の強い時間帯もあり、異例の涼しさに恵まれました。決勝日の未明に降雨があったものの、水はけのよさによってウエットからドライへと好転。しかし軟質サンド路面にわだちが深く刻まれたことで、難しいコンディションになりました。
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●IA2 ヒート1
横澤拓夢(TKM motor sports いわて)が、スタート直後に3番手の好位置を確保。すぐに鴨田翔(カワサキ)をパスし、2番手に順位を上げました。柳瀬大河(TKM motor sports いわて)は1周目を6番手でクリア。2周目、横澤はブライアン・シュー(ガスガス)に抜かれて3番手に後退します。トップ2に離され始め、その背後には吉田琉雲(Bells Racing)や柳瀬ら4台が僅差で続きました。
3周目、吉田はマシントラブルでリタイア。これで柳瀬が4番手に順位を上げると、次周には柳瀬が横澤を抜いて3番手にポジションアップしました。レース中盤、柳瀬と横澤は4秒ほどのギャップを維持。中島漱也(ヤマハ)とトップ争いを繰り広げていたシューがマシントラブルで10周目にリタイアし、柳瀬が今季初表彰台登壇となる2位、横澤は3位でフィニッシュしました。
●IA2 ヒート2
スタート直後、まずは横澤が先頭に。しかし横澤は中島と田中淳也(ヤマハ)に先行され、その背後に柳瀬が迫りました。2周目、柳瀬に次ぐ5番手には吉田が浮上。次周には柳瀬、シュー、吉田、横澤が3番手争いを繰り広げました。4周目、シューは転倒し、リタイア。横澤は集団から遅れ始め、レースが中盤に入るころには中島、田中、柳瀬、吉田が2秒以内の間隔で続くトップグループが形成されました。
7周目、吉田に抜かれた柳瀬がじわじわと遅れていき、トップは三つ巴の争いに。レースが後半に入ると、吉田がほかの2台を圧倒し始め、11周目にトップ浮上を果たすと、3~4秒のリードを奪いました。ラスト2周となった18周目に、吉田は転倒して中島の先行を許しましたが、すばやく再スタートしてこの周に再逆転。そのまま逃げ切ってJMX初優勝をマークしました。柳瀬は4位、横澤は8位でした。
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土曜日のタイムアタック予選は、2番手を2秒近くも離すトップタイムでした。実は、自分の順位を勘違いしてステップアップを飛ぶチャレンジをした結果だったのですが、そもそもタイムアタックが得意ということも大きいと思います。でも、いわゆる一発の速さだけで決勝を戦うのは難しく、しかも決勝日は朝までの降雨で路面状況がだいぶ変わり、厳しい戦いになりました。とはいえヒート1では今季初表彰台に。ケガで序盤の2戦を欠場し、復帰してからもなかなか元の調子には戻れずにいたので、この夏にだいぶ取り戻せた証だと思います。ヒート2は、ほぼホールショットだったのですが、最初のターンで少し開けすぎてしまい、これで何台かに先行されたことで、よりいい展開に持ち込むことができませんでした。
土曜日のタイムアタック予選は、2番手を2秒近くも離すトップタイムでした。実は、自分の順位を勘違いしてステップアップを飛ぶチャレンジをした結果だったのですが、そもそもタイムアタックが得意ということも大きいと思います。でも、いわゆる一発の速さだけで決勝を戦うのは難しく、しかも決勝日は朝までの降雨で路面状況がだいぶ変わり、厳しい戦いになりました。とはいえヒート1では今季初表彰台に。ケガで序盤の2戦を欠場し、復帰してからもなかなか元の調子には戻れずにいたので、この夏にだいぶ取り戻せた証だと思います。ヒート2は、ほぼホールショットだったのですが、最初のターンで少し開けすぎてしまい、これで何台かに先行されたことで、よりいい展開に持ち込むことができませんでした。

大会中は、フロントサスペンションのセッティングに悩み続けていました。ヒート1は、すでにコースが荒れていて、軟らかすぎる感じではあったのですが、スタートで前の方にいられたので、なるべく頑張ろうと思いました。でも、やっぱりペースは上げられないし、思い通りにならないマシンで攻め続けるのは体力的にも厳しいので、ヒート2に向けてサスセッティングを変更しました。しかし今度はハードすぎて、しかもヒート1で消耗した体力が完全に回復できておらず、より厳しい戦いに。最初から身体が硬直しているような状態で、なにもできませんでした。今回から正式にピレリタイアを使用することになり、大きな武器になると感じているので、リザルトにつなげていきたいです。
大会中は、フロントサスペンションのセッティングに悩み続けていました。ヒート1は、すでにコースが荒れていて、軟らかすぎる感じではあったのですが、スタートで前の方にいられたので、なるべく頑張ろうと思いました。でも、やっぱりペースは上げられないし、思い通りにならないマシンで攻め続けるのは体力的にも厳しいので、ヒート2に向けてサスセッティングを変更しました。しかし今度はハードすぎて、しかもヒート1で消耗した体力が完全に回復できておらず、より厳しい戦いに。最初から身体が硬直しているような状態で、なにもできませんでした。今回から正式にピレリタイアを使用することになり、大きな武器になると感じているので、リザルトにつなげていきたいです。

奈良県在住で、ここはまさにホームコース。散水とメンテナンスで路面が軟らかくなる大会本番を見据え、あえて雨が降ったタイミングを狙って練習してきました。勝つ自信があったので、トラブルによるヒート1のリタイアは本当に悔しかったのですが、ヒート2までのインターバルはなにも考えないようにして、気持ちをリセットしつつもう一度高めました。自分はレースになるとあまり疲れない方なので、ヒート2は徐々にペースを上げていこうと考えながら走っていました。ラスト2周で、出口に石があるレールをさけるため違うわだちを走ったら、前輪が滑ってまさかの転倒。あの瞬間は小島庸平監督の顔が浮かびましたが、なんとかすぐに再逆転できて助かりました。次は両ヒート制覇で総合優勝を狙います!
奈良県在住で、ここはまさにホームコース。散水とメンテナンスで路面が軟らかくなる大会本番を見据え、あえて雨が降ったタイミングを狙って練習してきました。勝つ自信があったので、トラブルによるヒート1のリタイアは本当に悔しかったのですが、ヒート2までのインターバルはなにも考えないようにして、気持ちをリセットしつつもう一度高めました。自分はレースになるとあまり疲れない方なので、ヒート2は徐々にペースを上げていこうと考えながら走っていました。ラスト2周で、出口に石があるレールをさけるため違うわだちを走ったら、前輪が滑ってまさかの転倒。あの瞬間は小島庸平監督の顔が浮かびましたが、なんとかすぐに再逆転できて助かりました。次は両ヒート制覇で総合優勝を狙います!
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