●IA1 ヒート1

3ヒート制で行われた今大会のIA1クラスでは、横山遥希(Honda Dream Racing LG)が負傷欠場となりました。スタート進行の不手際などから、レースは1周したところで仕切り直しに。それでも大倉由揮(Honda Dream Racing Bells)は集中力を切らすことなく、ホールショットを奪いました。1周目、大倉はジェイ・ウィルソン(ヤマハ)の先行を許して2番手に後退。2周目以降、ウィルソンと大倉、大城魁之輔(ヤマハ)の3人が、4番手の小方誠(TEAM HAMMER)を引き離しながらトップグループを形成しました。

レース序盤、大倉は1～2秒のギャップを保ちウィルソンを追っていましたが、4周目にエンストのミスで一気に5秒ほど離され、背後には大城が迫りました。それでも大倉は、次周から走りを立て直し、再び大城に対するリードを拡大。レース終盤はトップ3がそれぞれ単独走行となり、大倉は2位でチェッカーを受けました。また、小方も最後までポジションを守り、4位を獲得しました。

●IA1 ヒート2

大倉は、浅井亮太(ヤマハ)や大城とホールショットを争い、スタート直後こそ2台の先行を許したものの、すぐに大城を抜いて2番手に浮上。さらに浅井の攻略にも成功し、1周目をトップでクリアしました。2周目、2番手にはウィルソンが浮上。3周目には、大倉とウィルソンが3番手以下を離しつつ接近戦を繰り広げ、プレッシャーをかけるウィルソンを相手に、大倉はトップをキープし続けました。

しかし4周目、大倉はウィルソンの逆転を許して2番手に後退。ここから2周で両者の間隔が一気に拡大しました。一方で、大倉と後続とのギャップは4周目の段階で約4秒。こちらも周回ごとにじわじわと差を広げ、単独走行となった大倉は11周のレースを再び2位でフィニッシュ。大塚豪太(T.E.SPORT)は6位を獲得しました。

●IA1 ヒート3

大倉はまたしても好スタートを決め、ホールショットを獲得。大城を引き連れ、オープニングラップをトップでクリアしました。2周目、大倉と大城は3番手以下に対して約2秒のアドバンテージ。3周目には大城がやや遅れ、大倉は約2秒のリードを築きます。しかし次周、大城を抜いたウィルソンの接近を許し、3レース連続で両者のバトルがスタートしました。

大倉はウィルソンを抑え続けていましたが、7周目に2番手に後退。レース終盤、大倉はウィルソンを数秒差で追いつつ後続を10秒近く離し、2番手をキープしていました。ところが最終ラップとなった11周目に激しくクラッシュ。なんとか再スタートしたものの、3位でレースを終えました。またこのレースでは、上位4台に離された一方で序盤に迫った3台を振り切った大塚が、5位でゴールしています。

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