ヒート1で一時2番手を走行した横澤が3位表彰台に
6月15日(日)、全日本モトクロス選手権(JMX)の第4戦中国大会が世羅グリーンパーク弘楽園にて、2年ぶりに開催されました。予選などが行われた土曜は、断続的な雨により終日マディでしたが、決勝日の日曜は好天に恵まれて気温も上昇し、コースは徐々にドライになり、随所にわだちが形成されるコンディションへと変化しました。

●IA2 ヒート1
横澤拓夢(TKM motor sports いわて)が、ブライアン・シュー(ガスガス)と中島漱也(ヤマハ)に次ぐ3番手で1周目をクリア。しかしトップ2にはついていけず、横澤は田中淳也(ヤマハ)のマークを許しながら3番手走行を続けました。レースが中盤に入ると、横澤は田中を少し離し、シューの転倒後退で2番手に浮上した9周目には、田中に対して4秒ほどのリードを奪っていました。
しかし終盤、横澤のペースが落ちて田中が再接近。ラスト3周となった14周目に抜かれた横澤は、3位でゴールしました。この2台から大きく遅れながらも、鴨田翔(カワサキ)と森優介(Team ITOMO with オフロードピット那須)、吉田琉雲(Bells Racing)がレース序盤に接近戦を繰り広げ、ここから抜け出した吉田が4位。1周目11番手と出遅れた柳瀬大河(TKM motor sports いわて)が5位でした。
●IA2 ヒート2
柳瀬が7番手、出遅れた横澤は12番手で1周目をクリア。2周目には、柳瀬はシューに抜かれて8番手に順位を下げ、横澤は2つポジションを上げました。次周、横澤は道脇右京(ヤマハ)を抜くと、柳瀬に接近。5周目には池田凌(カワサキ)と柳瀬、横澤が7番手争いの集団になりました。さらにこの3台は、6番手の勝谷武史(カワサキ)を捉え、8周目から4台が接戦を繰り広げました。
10周目、6番手争いの4台は順位が大きく動き、勝谷が9番手に後退、横澤が一気に集団の先頭に。するとここから横澤は、4~5秒ほど先行する佐野雄太(カワサキ)を追い、少しずつギャップを削っていきました。レースがラスト3周となった15周目、横澤はついに佐野をパス。しかしこの段階で4番手とは距離があり、横澤は5位でチェッカーを受けました。柳瀬は池田を最後まで攻略できず8位でした。
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このコースの事前テストでフロントにピレリタイヤを履いてみて、非常に感触がよかったことから、このレースではフロントにピレリ、リアにブリヂストンという組み合わせで臨みました。結果的にはタイヤにも助けられ、ヒート1では表彰台に立つことができましたが、走りが少し硬かったし、マシンセッティングも完全には詰めきれていない状態で、優勝には届きませんでした。ヒート2は、スタートで大きく出遅れてしまい、リザルトとしては5位でしたが、走りそのものは自分の中では今季ベストと感じるほどで、最後までプッシュできたし、それを可能にするセッティングになっていました。ここから3カ月間のインターバルに突入するのは、自分にとってはラッキー。もう一度マシンの仕様を見直し、自分自身も追い込み、得意な名阪スポーツランドで開催される第5戦ではしっかり勝負できる状態にしたいです。
このコースの事前テストでフロントにピレリタイヤを履いてみて、非常に感触がよかったことから、このレースではフロントにピレリ、リアにブリヂストンという組み合わせで臨みました。結果的にはタイヤにも助けられ、ヒート1では表彰台に立つことができましたが、走りが少し硬かったし、マシンセッティングも完全には詰めきれていない状態で、優勝には届きませんでした。ヒート2は、スタートで大きく出遅れてしまい、リザルトとしては5位でしたが、走りそのものは自分の中では今季ベストと感じるほどで、最後までプッシュできたし、それを可能にするセッティングになっていました。ここから3カ月間のインターバルに突入するのは、自分にとってはラッキー。もう一度マシンの仕様を見直し、自分自身も追い込み、得意な名阪スポーツランドで開催される第5戦ではしっかり勝負できる状態にしたいです。






















