IA1 ヒート2
IA1 2025
Round 4

大倉がヒート1で今季初勝利、自身初のIA1大会総合優勝を達成!

jp 世羅グリーンパーク弘楽園

6月15日(日)、全日本モトクロス選手権(JMX)の第4戦中国大会が世羅グリーンパーク弘楽園にて、2年ぶりに開催されました。予選などが行われた土曜日は、断続的な雨により終日マディでしたが、決勝日の日曜は好天に恵まれて気温も上昇し、コースは徐々にドライになり、随所にわだちが形成されるコンディションへと変化しました。

大倉がヒート1で今季初勝利、自身初のIA1大会総合優勝を達成!

●IA1 ヒート1

大倉由揮(Honda Dream Racing Bells)がホールショット。横山遥希(Honda Dream Racing LG)は、スタート直後に5番手を走っていましたが、他車の接触を受けて転倒し、直後にいたジェイ・ウィルソン(ヤマハ)をはじめとする約10台も、この影響で大きく遅れました。大倉は1周目をトップ通過。2番手には能塚智寛(カワサキ)が上がってきました。

2周目、大倉は約4秒のリードを確保。次周にもさらに1秒ほど能塚を引き離したものの、4周目のリズムセクションでミスし、能塚に少し接近されます。ここから大倉は、ややペースを落としましたが、能塚もペースダウン。これで徐々に大倉がリードを拡大していきました。

そして、能塚を振りきった大倉が17周終了時点でトップチェッカーを受け、今季初優勝を挙げました。横山は1周目21番手から、9位まで追い上げてゴールしました。レース後半に白熱したのは3位争い。小方誠(TEAM HAMMER)が浅井亮太(ヤマハ)を僅差で追い、残り時間約3分のところで先行しましたが、すぐに抜き返され、最終的に4位でゴールしました。

●IA1 ヒート2

大倉は再び好スタートを決め、大城魁之輔(ヤマハ)に次ぐ2番手からのレース。序盤の3周、大倉は大城を1秒前後の僅差で追い続けました。一方、横山はスタートで大きく出遅れ、オープニングラップは9番手。2周目には安原志(カワサキ)をパスしたものの、追い上げのペースは悪く、3周目までは神田橋瞭(カワサキ)を攻略できずにいました。

4周目、大城のマシンからの飛び石で鼻を負傷した影響により、大倉が3秒ほどペースダウン。これでトップ2の間隔が3~4秒に開き、大倉の背後には能塚が迫りました。レース中盤、大倉は再び能塚を数秒離して2番手をキープ。横山は4周目に神田橋を抜くと、ここから追い上げの勢いを加速しました。

大倉が10周目からややペースを落としたことで、能塚が再接近。12周目、大倉は3番手に後退しました。最終ラップとなった17周目、能塚を約2秒差で追っていた大倉の背後に、ウィルソンを抜いて4番手に浮上してきた横山が接近。フィニッシュジャンプで両者が並ぶも、わずか0.017秒差で大倉が先着し3位、横山は4位でした。


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大倉 由揮
大倉 由揮 4
Honda Dream Racing Bells
ヒート1は今季初優勝。いつもの上位メンバーがクラッシュで出遅れる展開での勝利だったとはいえ、予選トップといういい流れがあったからこそ、それに巻き込まれない位置をスタート直後に確保できました。以前ならものにできていなかったチャンスでしっかり勝てたというのは、少しは成長できた証だと思います。ヒート2は、序盤トップの大城選手を僅差で追っていた時に、大城選手からの大きな飛び石が鼻にヒットして鼻血が止まらなくなり、心が折れかけました。大城選手にだいぶ離された辺りでようやく気持ちを立て直し、痛みにも慣れ始めたのですが、能塚選手には先行されてしまいました。それでも、最後までなんとか耐えて表彰台圏内でゴールできたことは、ヒート1の今季初優勝やIA1クラスで初めての大会総合優勝という結果とともに、今後の自信につながると感じています。

横山 遥希
横山 遥希 2
Honda Dream Racing LG
ヒート1は、スタート直後にイン側のわだちにいたライダーがバランスを崩してこちらのラインに入ってきて、フロントタイヤをすくわれて転倒。上り坂の途中だったこともあり、リカバリーに時間を要して大きく出遅れ、追い上げきれずに終わりました。ヒート2はスタートに失敗。転倒などのアクシデントもないのに1周目9番手なんて、今年や昨年の全日本ではなかったように思います。レース序盤は、そこから前のライダーを抜くのが難しく、中盤になってようやくパッシングポイントが定まってきたのですが、時すでに遅しという内容でした。フィーリングは悪くなかったのですが、レースの組み立てで負けました。この後はすぐオーストラリアに戻り、8月上旬まで3戦あるオーストラリア選手権に参戦します。スピードを取り戻して帰ってきます。


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