IA1 ヒート3
IA1 2025
Round 3

ヒート2で横山が今季初優勝、大倉が2位でHondaが1-2フィニッシュ!

jp オフロードヴィレッジ

5月18日(日)、全日本モトクロス選手権(JMX)の第3戦 21Groupカップ オフロードヴィレッジ大会は、ほぼ理想的なコンディションに恵まれました。土曜に降雨のみならず計画的な路面の掘り起こしと散水が行われたことが功を奏し、日曜には曇り空が乾きを遅らせたことも味方しました。今大会は、IA1とIA2の両クラスで決勝(15分+1周)3ヒート制が採用され、短期決戦型のスリリングなレースが繰り広げられました。

ヒート2で横山が今季初優勝、大倉が2位でHondaが1-2フィニッシュ!

●IA1 ヒート1

レースは、ホールショットの星野優位(ヤマハ)を、小方誠(TEAM HAMMER)が追ってスタート。両者はジェイ・ウィルソン(ヤマハ)の先行を許し、1周目を小方は3番手でクリアして、これを横山遥希(Honda Dream Racing LG)が追いました。大倉由揮(Honda Dream Racing Bells)は1周目にクラッシュし、23番手に沈む苦しい展開。3周目に入ったところで横山が転倒してしまい、8番手まで順位を下げました。

小方はトップ2に離されながらも、内田篤基(カワサキ)を抑えて3番手を死守。横山は4周目に7番手へ順位を上げると、浅井亮太(ヤマハ)を僅差で追い続け、9周目で逆転しました。ところが次周、目の前で転倒した周回遅れのマシンに乗り上げ、横山は再び転倒。12周でチェッカーとなったレースを、横山は11位で終えました。小方は、9周目に内田の先行を許して4位。大倉は9位でフィニッシュしました。

●IA1 ヒート2

ホールショットの能塚智寛(カワサキ)を、横山とウィルソン、大倉の3人が追います。ウィルソンはクラッシュして20番手辺りまで大きく後退。横山が能塚を抜いてトップに立ち、横山、能塚、大倉の順で1周目をクリアしました。レース前半、横山は3秒ほどのリードを守りながらトップを快走。3周目、3番手の大倉は能塚に迫ると5周目に捕らえ、さらに1~2秒のリードを奪いました。

大倉が2番手に浮上した段階で、トップの横山は5秒ほどのリードを蓄えていましたが、ここから大倉が差を縮め、横山のミスもあり8周目には両者が接近しました。大量の周回遅れでラップタイムが安定しない状況とあって、10周目には横山が少し離したものの、11周目には再びHonda同士の優勝争いは接戦に。しかし12周目の最終ラップに横山がペースを上げて引き離し、横山が優勝、大倉が2位となりました。

●IA1 ヒート3

横山が好スタート。再びオープニングラップからトップを走りました。1周目の2番手以下は混戦。この中で大倉は4番手のポジションを確保すると、前を走る能塚と浅井を僅差で追いました。大倉は3周目にウィルソンの先行を許したものの、4周目に能塚、5周目に浅井をパスして3番手に浮上。しかし、このバトルの間に横山とウィルソンのトップ2は、すでに10秒ほど先行していました。

一方、先頭争いは5周目から距離が近くなりました。横山は何度もウィルソンに迫られましたが、巧みにかわしてトップを死守。このバトルは5周ほど続きました。しかし10周目、横山はウィルソンに抜かれて2番手に後退。逆転を狙おうとした矢先の11周目に転倒を喫し、再スタートした横山は2位でチェッカーを受けました。大倉は、レース後半に能塚を振り切り3位でゴールしています。


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横山 遥希
横山 遥希 2
Honda Dream Racing LG
ヒート1は、アグレッシブなライディングで知られる小方選手を抜きあぐね、無理をしすぎてクラッシュ。そこから追い上げたところで、目の前で転倒した周回遅れのマシンを避けきれず、再び転倒しました。ヒート2は、一時はトップ独走状態でしたが、マシンと自分のフィーリングがいま一つ合わず、途中でエンストという凡ミスもあり、大倉選手に迫られました。結果としては勝ちましたが、納得できる走りではありませんでした。ヒート3は、トップを走っていてウィルソン選手に迫られた時も意外と冷静で、自分のラインを守ることに徹しました。しかしジャンプで先行されてしまったので、少し先のコーナーで追いついたところで逆転を狙いました。リスクは承知していましたが、そこで行かなければ勝てるチャンスはないと思いました。チャレンジしたことに後悔はないです。

大倉 由揮
大倉 由揮 4
Honda Dream Racing Bells
ヒート1は、1周目にジャンプで振られてクラッシュ。タイトなコースで追い上げも難しく、目の前で転んだ周回遅れに引っかかるなど不運もあり、9位に終わりました。ヒート2は、2番手浮上後にトップの横山選手を追い、自分の方がペースが速いという認識はあったのですが、何回かアタックするも差しきるところには至らず、多数の周回遅れに阻まれ何度か離されるなどしているうちに、レースが終わってしまいました。ヒート3は、やや時間がかかったものの3番手まで上がり、少しでもトップ2に近づこうと思っていたのですが、7周目にエンストのミス。これで一度は抜いた能塚選手に迫られました。なんとか3位をキープできたのはよかったですし、全体として昨年より成長できている感覚はありますが、ここからもう一段階上を目指すために、自分を追い込みます。


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