IA2 ヒート2
IA2 2024
Round 8

横澤が総合ランキング2位獲得

jp スポーツランドSUGO

10月20日(日)、スポーツランドSUGOで全日本モトクロス選手権(JMX)の第8戦が開催されました。シリーズ最終戦となる第62回MFJ-GPモトクロス大会の決勝日は、強風で寒暖差はありましたが好天とドライコンディションに恵まれ、各クラスで熱戦が繰り広げられました。

横澤が総合ランキング2位獲得

●IA2 ヒート1

総合ランキングで13点差の中島漱也(ヤマハ)を追う横澤拓夢(TKM motor sports いわて)が、大混戦となったスタート直後の第2コーナーで転倒。最後尾となった横澤はそこから11台を抜き、19番手で1周目をクリアしました。2周目、横澤は13番手まで順位を上げます。出遅れていた柳瀬大河(TKM motor sports いわて)はクラッシュし、そのままリタイア。

6周目に8番手まで浮上した横澤は、田中雅己(カワサキ)と鴨田翔(カワサキ)を猛追。中島が優勝した場合、5位以上がタイトル決定阻止の条件でしたが、横澤は田中を抜きあぐねました。10周目に横澤は田中を攻略するも、次周でミスして12番手に後退。14周のレースは中島が勝利し、横澤は11位に終わりました。Honda勢のトップは1周目18番手から追い上げた吉田琉雲(Bells Racing)で、8位フィニッシュとなりました。

●IA2 ヒート2

ヒート1でクラッシュした柳瀬は、負傷により出走をキャンセル。横澤はスタートで大きく出遅れてしまいましたが、オープニングラップで順位を上げ、1周目を9番手でクリアしました。2周目に1台、3周目に2台をパスして6番手に順位を上げた横澤は、渡辺陵(ヤマハ)を追撃。4周目には渡辺の背後につけると、次周には逆転に成功しました。これで5番手となった横澤は、さらに追い上げを継続します。阿久根芳仁(カワサキ)に迫りました。

7周目、横澤は阿久根と僅差の4番手争いを開始。8周目には逆転に成功し、さらに3秒ほどのリードを奪いました。この段階で、横澤と3番手の西條悠人(カワサキ)とは約5秒差。しかしレース終盤にかけてトップ3との距離を詰めることはできず、ラスト2周でペースダウンした横澤は14周のレースを4位でゴールしました。年間成績では横澤が総合ランキング2位、柳瀬は同5位を獲得しています。


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横澤 拓夢
横澤 拓夢 2
TKM motor sports いわて
予選はトップでしたが、私の中では納得できる走りではなく、決勝に向けては不安でいっぱいでした。もちろん、やるしかない状況でしたが、結果的にはやれませんでした。ヒート1のスタート直後、混戦にのまれて転倒。この時、中島選手のホールショットがちょうど見えたので、気持ちとしては最悪でした。自分が何位まで上がれば中島選手のタイトル獲得決定を阻止できるかは知らなかったのですが、あきらめてしまったらそこで終わりと思って、自分なりに一生懸命走りました。レース2は、チャンピオンを逃した状況で、もう走らなくてもいいのでは…とすら思いましたが、ファンやスポンサーの皆さん、レースを楽しみにしてくれている方々が大勢会場にいるのに、走らないわけにはいかないと自分を奮い立たせました。応援してくれている人たちがいなかったら、投げ出していたかもしれません。


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