●IA2 ヒート1
ポイントリーダーの横澤拓夢(TKM motor sports いわて)は、スタート直後に転倒して22番手で1周目をクリア。ホールショットの田中雅己(カワサキ)も1周目に転倒し、鈴村英喜(TEAM HAMMER)が先頭に立ちました。3周目、柳瀬大河(TKM motor sports いわて)が2台を抜いて3番手に。4周目に鈴村が中島漱也(ヤマハ)と柳瀬の先行を許して3番手に下がると、 その後は順位を落としていきました。
2番手に浮上した柳瀬は、1秒以内の僅差でトップの中島をマーク。8周目には柳瀬が一度先行したものの、すぐに中島の再逆転を許しました。柳瀬はその後も中島を僅差で追っていましたが、レースが後半に入るとややペースダウン。徐々にリードを拡大され、20周のレースを2位でゴールしました。1周目16番手から追い上げを続けた吉田琉雲(Bells Racing)が、最終ラップにも1台を抜いて4位。横澤は13位でした。
●IA2 ヒート2
スタート直後の第3コーナーでは、多数のマシンが転倒あるいはストップする大混乱状態に。やや出遅れていた柳瀬もこれに巻き込まれ、1周目を18番手でクリアする苦しい展開となりました。一方、横澤は混乱に巻き込まれることなく1周目に3番手、3周目には鈴村をパスして2番手にポジションを上げ、トップの阿久根芳仁(カワサキ)に接近します。 4周目、横澤は阿久根の攻略に成功。さらに鈴村も、阿久根に迫りました。
5周目以降、阿久根を先頭とした5、6台が2番手争いを繰り広げ、 その間にトップの横澤はリードを拡大。集団の中で鈴村は順位を落としていきました。8周目には横澤とチャンピオンを争う中島が2番手に浮上。しかし、この段階で横澤は約8秒のリードを築いており、レース終盤もその差をほぼキープしました。 そしてレースは20周でチェッカー。横澤が勝利を収め、柳瀬は4位まで追い上げてゴールしています。
横澤 拓夢
2
TKM motor sports いわて ヒート1はスタート直後の混戦で他車と絡んで転倒し、20番手以下の順位から、うまく追い上げられずに終わりました。自分自身が硬くなっていたことに加え、選んだマシンのセットアップがうまくハマらなかったことも影響しました。大きくポイントを取りこぼし、逆に中島選手が優勝したことで一気にポイント差は縮まりましたが、こういう時のために貯金してきたと思って、気持ちを切り替えてヒート2に臨みました。これまで積み重ねてきたことに自信を持っていますし、絶対に勝てると思っていましたが、実際にそれができたのは大きかったと感じています。今回から、マシンが2025年型のCRF250Rになりました。全体的にアップデートされており、まだ自分好みにアジャストしている途中ですが、ベースのポテンシャルがかなり高いことは、ヒート2の優勝で実証できました。
ヒート1はスタート直後の混戦で他車と絡んで転倒し、20番手以下の順位から、うまく追い上げられずに終わりました。自分自身が硬くなっていたことに加え、選んだマシンのセットアップがうまくハマらなかったことも影響しました。大きくポイントを取りこぼし、逆に中島選手が優勝したことで一気にポイント差は縮まりましたが、こういう時のために貯金してきたと思って、気持ちを切り替えてヒート2に臨みました。これまで積み重ねてきたことに自信を持っていますし、絶対に勝てると思っていましたが、実際にそれができたのは大きかったと感じています。今回から、マシンが2025年型のCRF250Rになりました。全体的にアップデートされており、まだ自分好みにアジャストしている途中ですが、ベースのポテンシャルがかなり高いことは、ヒート2の優勝で実証できました。
柳瀬 大河
6
TKM motor sports いわて ヒート1はスタートでやや出遅れてしまい、混戦となる1~2周目になるべく順位を上げておこうとプッシュしました。4周目に鈴村選手を抜いてからは、中島選手との一騎打ちになりました。スタート直後のハイペースでかなり体力を使っており、終盤に勝負を仕かけるのは厳しい状況だと自覚していたので、早めに抜いてあとは耐えようという戦略を考えていましたが、中島選手が想定以上に速く、すぐに抜き返されてしまいました。その後、自分としては珍しく腕上がりの症状が発生してしまい、ややペースを落として2位となりました。ヒート2は、第3コーナーで転倒したマシンに突っ込んでしまい、20番手くらいから追い上げるレースになりましたが、走りそのものはよかったと思います。パッシングポイントが少ないこのコースで4位までばん回できたことに、自分自身の成長を感じました。
ヒート1はスタートでやや出遅れてしまい、混戦となる1~2周目になるべく順位を上げておこうとプッシュしました。4周目に鈴村選手を抜いてからは、中島選手との一騎打ちになりました。スタート直後のハイペースでかなり体力を使っており、終盤に勝負を仕かけるのは厳しい状況だと自覚していたので、早めに抜いてあとは耐えようという戦略を考えていましたが、中島選手が想定以上に速く、すぐに抜き返されてしまいました。その後、自分としては珍しく腕上がりの症状が発生してしまい、ややペースを落として2位となりました。ヒート2は、第3コーナーで転倒したマシンに突っ込んでしまい、20番手くらいから追い上げるレースになりましたが、走りそのものはよかったと思います。パッシングポイントが少ないこのコースで4位までばん回できたことに、自分自身の成長を感じました。