会場の新千歳モーターランドは、雄大なレイアウトと火山灰主体のザクザクした路面を特徴とする、国内有数のサンドコースです。乾くと砂塵が舞いやすいため、頻繁な散水作業が行われました。
●IA2 ヒート1
横澤拓夢(TKM motor sports いわて)は、スタート直後に阿部晴基(ヤマハ)を抜いて、1周目を2番手でクリアしました。阿部に次ぐ4番手には柳瀬大河(TKM motor sports いわて)がつけました。2周目、阿部をパスして柳瀬は3番手に浮上。この間に、トップの中島漱也(ヤマハ)を約2秒差で追う横澤は、柳瀬を5秒以上先行しました。レース序盤、横澤は中島を1、2秒差で猛追。柳瀬は後続を離しつつ3番手を守りました。
9周目、横澤は中島に肉薄したものの、ここでコースアウトを喫してしまい、4秒ほど遅れました。また、トップ2にやや離されていた柳瀬は、横澤に約4秒差まで迫りました。レース後半、横澤は再び中島との距離を詰め、 14周目には完全な接近戦に。ラスト2周となった17周目、横澤が先行すると、追いすがる中島を僅差で抑えて優勝しました。 柳瀬は終盤に遅れたものの、3位を獲得しました。
●IA2 ヒート2
スタート直後に転倒したことで、柳瀬は最後尾からの追い上げを強いられました。横澤は、1周目に田中淳也(ヤマハ)を抜いてトップに浮上。2周目には森優介(Team ITOMO with オフロードピット那須)が4番手に順位を上げました。序盤には、横澤、田中、中島の3台が後続を大きく離しつつトップグループを形成。 レースが中盤に入ると、横澤に僅差で田中が迫りましたが、横澤は田中を先行させることなく先頭をキープし続けました。
15秒以上離れたセカンドグループでは、森の背後に西條悠人(カワサキ)と渡辺陵(ヤマハ)が迫りました。14周目、これまで横澤を激しく攻め続けた田中に代わり、 中島が2番手に浮上しました。田中が遅れたことで、最後は横澤と中島のマッチレースに。そして最終ラップとなった18周目、横澤がトップから陥落して2位でフィニッシュしました。最後まで順位を守った森が4位、1周目11番手から追い上げた吉田琉雲(Bells Racing)が5位でゴールしました。
横澤 拓夢
2
TKM motor sports いわて ヒート1は、トップの中島選手を僅差でマークしながら、ライン取りなどをしっかり観察しました。たぶん前を走る方がつらいだろうと感じていました。抜けるタイミングを考えつつも、後半勝負と思っていたのですが、一度コースアウトしてしまい、残りのレース時間を考えて少し焦りました。それでも、少しプッシュしたら再び追いついたので、こうなったらもう絶対に抜くしかないと、気合を入れ直しました。ヒート2は、逆に自分が前を走ることになり、不利な状況だということはヒート1の経験からも分かっていましたが、それでも逃げきりたいと思っていました。最後までしぶとく走りましたが、今回ばかりは中島選手の方が強かったと認めざるを得ません。夏のインターバルは、AMAプロモトクロス選手権(AMA-MX)の450MXクラスにスポット参戦します。次のJMXで、さらに成長した姿を皆さんにおみせしたいです!
ヒート1は、トップの中島選手を僅差でマークしながら、ライン取りなどをしっかり観察しました。たぶん前を走る方がつらいだろうと感じていました。抜けるタイミングを考えつつも、後半勝負と思っていたのですが、一度コースアウトしてしまい、残りのレース時間を考えて少し焦りました。それでも、少しプッシュしたら再び追いついたので、こうなったらもう絶対に抜くしかないと、気合を入れ直しました。ヒート2は、逆に自分が前を走ることになり、不利な状況だということはヒート1の経験からも分かっていましたが、それでも逃げきりたいと思っていました。最後までしぶとく走りましたが、今回ばかりは中島選手の方が強かったと認めざるを得ません。夏のインターバルは、AMAプロモトクロス選手権(AMA-MX)の450MXクラスにスポット参戦します。次のJMXで、さらに成長した姿を皆さんにおみせしたいです!
柳瀬 大河
6
TKM motor sports いわて ヒート1は、リザルトとしては表彰台圏内の3位で悪くなかったのですが、前を走っていた横澤選手と中島選手に離されてしまいました。満足できるレース内容ではなかったので、悔しさが残りました。ヒート2はスタートで出遅れ、巻き上がる砂のせいで視界が確保できず、さらに前輪をサンドに取られてしまったことなどが重なり、転倒してしまいました。結構激しいクラッシュだったため、すぐにはレースに復帰できませんでした。再スタートしてからは必死に追い上げたものの、1ポイントを獲得する15位がやっとの状態でした。今シーズンは、大きくポイントを取りこぼすレースが非常に多く、1戦をしっかりまとめることができていません。次戦まで3カ月近いインターバルがあるので、ヒート1で課題になったスピードの部分と、ここまで実現できていない成績の安定化を頭に入れつつ、修正を図っていきたいと思います
ヒート1は、リザルトとしては表彰台圏内の3位で悪くなかったのですが、前を走っていた横澤選手と中島選手に離されてしまいました。満足できるレース内容ではなかったので、悔しさが残りました。ヒート2はスタートで出遅れ、巻き上がる砂のせいで視界が確保できず、さらに前輪をサンドに取られてしまったことなどが重なり、転倒してしまいました。結構激しいクラッシュだったため、すぐにはレースに復帰できませんでした。再スタートしてからは必死に追い上げたものの、1ポイントを獲得する15位がやっとの状態でした。今シーズンは、大きくポイントを取りこぼすレースが非常に多く、1戦をしっかりまとめることができていません。次戦まで3カ月近いインターバルがあるので、ヒート1で課題になったスピードの部分と、ここまで実現できていない成績の安定化を頭に入れつつ、修正を図っていきたいと思います