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Round 3

激しく雨が降るマディレースで川井が優勝

jp HSR九州

全日本モトクロス選手権HSR九州大会は、中止となった中国大会の代替措置として、ダブルヘッダー(土曜日=第2戦・日曜日=第3戦)で開催されました。2日目のタイムスケジュールは基本的に前日と同様で、レディースクラスの決勝は、15分+1周のフォーマットが適用されました。

激しく雨が降るマディレースで川井が優勝

2024年4月21日(日)に実施された第3戦は、午前中から降り出した雨が徐々に強さを増し、マディとなった路面状況は悪化の一途をたどりました。厳しいコンディションの中で、Honda勢はIA1、IA2、レディースの全レースで勝利を収めました。

ホールショットを奪った箕浦未夢(TEAM ITOMO)を、ドライコンディションだった前日の第2戦で優勝した川井麻央(T.E.SPORT)が猛追。するとオープニングラップの終盤で箕浦がミスし、川井がトップに浮上しました。箕浦はその後にコースアウトして周回遅れに。レース序盤から、川井と本田七海(LUTZ with 中西建設(株)NH)が後続を大きく離しました。

3番手争いは瀬尾柚姫(TEAM HAMMER)、楠本菜月(Honda)、山崎琴乃(T.E.SPORT)らによって繰り広げられましたが、3周目に山崎が遅れて瀬尾と楠本の接近戦に。一方、トップ争いは川井が少しずつリードを拡大しました。6周目、瀬尾の直前で周回遅れが止まり、この影響で瀬尾がスタック。この間に楠本が先行しました。そしてレースは7周で終了。川井が優勝、本田が2位、楠本が3位で表彰台に立ち、瀬尾は惜しくも6位でした。


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川井 麻央
川井 麻央 1
T.E.SPORT
前日の第2戦はドライコンディション、今日の第3戦はひどいマディコンディションでしたが、どちらも優勝できたことで、自分の速さを証明できたと思います。オープニングラップでトップに立ってからはマッチレースとなり、自分としては後ろとの距離は近いと感じていましたが、それでも大きくミスしなければ抜かれることはないだろうと思っていました。バックマーカーが非常に多く、すぐ前でスタックされるなど少しヒヤリとする場面もありましたが、そういう中でも冷静に対処でき、しっかりチャンスをものにできたので満足です。今は勝つことよりも速さを示したいという気持ちが強く、その結果として逆転でチャンピオンを取れたら完ぺきという気持ちで、今後のレースにも臨んでいきます

楠本 菜月 10
Honda
昨年からHondaのマシンに乗るようになり、ようやく初めて表彰台に立つことができました。マディコンディションのレースは嫌いではないですし、私としては雨が降った方がチャンスはあると考えていました。実際にすごい雨になり、うれしく思っていたくらいです。レースは瀬尾選手とのバトルになりましたが、サインボードで自分の順位は分かっていたので、まずは転倒することなく追うことを意識し、瀬尾選手がバックマーカーに捕まった時も、その手前から冷静に判断できていて、もしかしたらバックマーカーが止まるかもと思い、ラインを外していました。2年目でだいぶ4ストロークのマシンに対する理解も深まっているので、ここからさらに上を目指していきます 


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