大城がヒート1で2位フィニッシュ、総合3位に入賞
第6戦 近畿大会を皮切りに、シリーズ後半戦に突入した全日本モトクロス選手権。名阪スポーツランドのコースレイアウトは、昨年のリニューアルから大きな変更はなく、多くのライダーの習熟度が高まった会場での開催となりました。路面は木曜日から金曜日にかけての降雨で湿っていましたが、週末には徐々に乾いてドライコンディションになりました。
●IA1 ヒート1
スタート直後、大城魁之輔(Honda Dream Racing Bells)が2番手の好スタートを切りますが、能塚智寛(カワサキ)の先行を許して3番手に後退し、これに大倉由揮(Honda Dream Racing Bells)が続いて1周目をクリアしました。2周目以降、大城は能塚についていけず、6周目の段階でギャップは6秒ほどに拡大していました。
次周、大城に僅差で続いていた大倉が逆転に成功。ところが、ここから大倉のペースが上がらず、今度は大城が大倉の背後でマークを続けることになりました。そしてレースが後半に入った11周目、大城が大倉をパスして再び3番手に順位を上げました。
この段階で、2番手の能塚は大城より8~9秒も先行していましたが、能塚のラップタイムが落ち、前が開けた大城がペースを取り戻したことから、両者のギャップが一気に縮小。15周目に大城は能塚を抜いて、2番手に浮上しました。一方、大倉は終盤に失速。レースは20周でチェッカーとなり、大城が2位、大倉が4位でゴールしました。
●IA1 ヒート2
ヒート1では1周目10番手から追い上げて6位となった大塚豪太(T.E.SPORT)が、このヒートでは1周目7番手からレースをスタートします。一方、大城は1周目10番手と出遅れ、大倉はスタート直後の転倒で一時は最後尾となって、1周目を16番手でクリアしました。2周目、大塚は6番手、大倉は14番手に順位を上げました。
3周目、上位4台が抜け出す一方で、星野裕(スズキ)を先頭に8台が連なる5番手集団が形成され、7番手に後退した大塚と9番手に順位を上げた大城もこの中で奮闘。さらに、13番手にポジションアップした大倉は、この集団を4秒ほど後方で追いました。
そして6周目には、大塚が星野をパスして再び6番手に。次周には、大城も星野の攻略に成功して7番手となりました。その後、この集団はそれぞれの間隔が広がっていきました。レースはそのまま20周で終了となり、大塚が6位、大城は7位でゴールしました。大倉は11周目に8番手に順位を上げ、そのまま8位でフィニッシュしました。
HRC公式Instagramで最新情報をチェック!
https://www.instagram.com/hondaracingcorporation/