ヒート1は、なぜ転倒したのかわかりません。サイティングラップの段階で、気になるような石が埋まっているような感じはなかったのですが、実際には路面に何かあったのだと思います。このコースでは稀にあることですが、とにかく激しいクラッシュだったので、走り切れてよかったです。レース後は、いろんな方々が自分のケアやマシンの修復をしてくれて、ヒート2も走ることができました。そして再びホールショットでしたが、このコースは最大のライバルである本田七海選手の地元から近く、相手の方が乗り込んでいるはずなので、追いつかれる可能性はあると思っていました。2ストの排気音は、やや遠くにいても聞こえやすく、その音が近づくかどうかを頼りに自分が遅いセクションを推測し、うまく修正しながら走れたと思います

ヒート1の序盤は、トップの箕浦未夢選手を僅差で追っていて、パッシングを仕掛ける場所がなく悩んでいました。箕浦選手の転倒によるトップ浮上後、本田七海選手が後ろから迫っていることは把握していたのですが、抑えることはできませんでした。抜かれてからはなんとかついていって、距離が詰まる周もあったのですが、本田選手のペースで走っていると体力的にきつくて、最後は離されてしまいました。ヒート2のレース後半は、瀬尾選手を追う展開。パッシングラインを考えながら走っていましたが、ぴったり瀬尾選手につくことができずに終わりました。今大会で、まだまだ実力が足りていないと実感しました。表彰台の常連となるために足りない物がしっかりわかったので、そういう点ではいいレースだったと思います 

ヒート1は、途中からちょっとしたトラブルがあり、トップの2台から遅れました。もう少し前についていけたら、2位のチャンスはあったと思います。ヒート2は、レース序盤こそいい感じで走れていたのですが、後半は暑さで体力不足になり、ラインが定まらなくなってきました。トップの2台には完全に離され、後ろから濱村いぶき選手に迫られるという苦しい展開でしたが、なんとか最後まで順位をキープし、地元大会で2ヒートとも表彰台に立つことができました。今年からマシンをHondaにスイッチして、4ストロークマシンでレースを戦うようになり、体力的には2ストよりも楽になっている部分が多いと感じています。あとは自分自身を改善して、川井麻央選手や本田七海選手に勝負を挑める速さを身に付けたいです