川井麻央が勝負強さを発揮して今季2勝目をマーク

スポーツランドSUGO

●LADIES 決勝

ホールショットかと思われた箕浦未夢(Team ITOMO)は、転倒して最後尾に。これで川井麻央(T.E.SPORT)がトップに立ち、濱村いぶき(T.E.SPORT)が追いました。ところが濱村もコース前半で転倒し、本田七海(ヤマハ)が2番手、瀬尾柚姫(TEAM HAMMER)が3番手に浮上。2周目以降、川井と本田は3番手以下を完全に引き離しながら、マッチレースを展開しました。

レース中盤、川井は本田を1～2秒差で引き連れたままトップをキープ。一方、3番手争いでは5周目に瀬尾が川上真花(ヤマハ)の先行を許しました。レース終盤、周回遅れが多く発生し始めたタイミングで、川井がリードを拡大。レースは8周で終了となり、川井が今季2勝目を挙げました。瀬尾は4位、箕浦は楠本菜月(Team YAMAMOTO)に次ぐ6位まで追い上げてゴールしました。この結果、川井はシリーズランキング首位に返り咲いています。

川井麻央 ²

T.E.SPORT

決勝の路面は、ギャップやわだちがかなり深い状態。そのため、1周目からトップに立てたものの、あまりうまく走れずにいました。自分のラインは決めてあったのですが、スピードを乗せることが難しく、本田七海選手の追撃を受けることになりました。引き離せないということが分かった段階で、まずはミスなく確実に走行する戦略に変更。レース終盤にバックマーカーが多く発生し始めたので、これを利用し、自分がうまく処理できて相手が引っかかるタイミングを計りながら走ったら、最後はなんとか離すことができました。次戦はグリーンパーク弘楽園での開催。自宅からは遠いのですが、事前練習にも行ってきました。そのときはいい感じで乗れていたので、そのイメージを保ちながら、2ヒート実施される決勝を両方勝てるようがんばります