●IA1 ヒート1

大城魁之輔(Honda Dream Racing Bells)が、1周目を4番手でクリア。大倉由揮(Honda Dream Racing Bells)は、スタート直後に6番手のポジションを確保すると、小野千成(T.E.SPORT)をパスして5番手に浮上しました。2周目、大城が転倒して14番手まで後退。これで3番手に浮上した大倉は、前を走る内田篤基(カワサキ)に僅差で迫りました。

3～4周目にかけて大倉は内田に離され、約4秒のギャップに。しかし大倉は6周目からペースを上げ、逆に内田やその直前を走る富田俊樹(ヤマハ)のスピードがやや鈍ったことから、レース終盤には再び内田と大倉が接近しました。そして9周目の最終ラップで、内田と富田が接触転倒。これで順位を上げた大倉が2位を獲得しました。大城は6位まで追い上げてゴールしています。

●IA1 ヒート2

ホールショットを奪ったのは大城。これに内田と大倉が続きましたが、大倉はジェイ・ウィルソン(ヤマハ)の先行を許して4番手に後退しました。2周目、大城がミスにより転倒。この段階で内田を抜いていたウィルソンがトップに立ち、大城は2番手でレースに復帰しました。レース中盤、5番手以下を引き離したウィルソンから大倉までの上位4台は、それぞれ1～2秒の間隔で続きました。

5周目、内田と激しい3番手争いを繰り広げていた大倉が、内田をパッシングしようとしたところで接触転倒。これで大倉は、5番手に順位を下げました。2番手の大城は、トップのウィルソンと約2秒差をキープし続けましたが、それ以上は接近することができず。レースは再び9周でチェッカーとなり、大城は2位で表彰台に立ちました。大倉は5位のままフィニッシュしました。

●IA1 ヒート3

スタート直後、大城が2番手、大倉が3番手の好位置を確保して、トップを走る富田を猛追。しかし1周目後半で、大倉はウィルソンの先行を許しました。これで富田、大城、ウィルソン、大倉のトップ4になると、3周目には大城とウィルソンが接近戦を展開。大城も粘りをみせて必死にポジションを守りましたが、最終的にはウィルソンの先行を許しました。

そして4周目には、ウィルソンがトップに浮上。その後、トップグループの4台は5番手以下を大きく引き離し、各車が1.5～2秒ほど間隔を開けた状態で周回を重ねました。しかし7周目になると突如として大城のペースが落ち、大倉が接近。ラスト2周となった8周目に、大倉が逆転に成功しました。そして大倉が3位、大城が4位でゴール。3ヒート総合成績では大倉が2位となりました。