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LADIES 2022
Round 7

川井麻央が優勝、小野彩葉が2位。久保まながチャンピオンに輝く!

jp スポーツランドSUGO
川井麻央が優勝、小野彩葉が2位。久保まながチャンピオンに輝く!

●決勝

1周目は箕浦未夢(TEAM ITOMO)、川井麻央(T.E.SPORT)、久保まな(TEAM HAMMER)、小野彩葉(T.E.SPORT)、畑尾樹璃(TEAM HAMMER)、山崎琴乃(T.E.SPORT)のオーダーで、Honda勢が上位を占めました。2周目、川井が箕浦を、小野が畑尾をパス。3周目には、トップの川井が約4秒のリードを奪い、久保が箕浦を抜いて2番手に順位を上げました。ところが4周目の最終コーナーで久保がエンスト。これで久保は4番手に後退しました。

レースが後半に入った5周目、川井のリードは約12秒に拡大して完全に独走態勢となりました。ラスト2周となった7周目、小野が箕浦をパス。久保は本田七海(ヤマハ)の先行を許して5番手に後退しました。そして川井が優勝、小野が2位でフィニッシュ。箕浦は最終ラップで本田に抜かれて4位。久保は5位でした。この結果、ランキングでは久保と川井が同点となり、優勝回数も2回ずつに。しかし2位の入賞回数差により、久保が自身初のシリーズタイトル獲得を決めました。


川井 麻央
川井 麻央 1
T.E.SPORT
正直なところ、決勝レース前はとても緊張していました。逆転チャンピオンは、まず自分が優勝しなければ話にならない状況。シーズン前半に成績が落ち込んでいたことも、不安材料になっていました。レースは、1周目に箕浦選手がかなり勢いよく、一度激しくぶつかったので、冷静に様子を見ました。トップ浮上後は後続がすぐに離れたので余裕があったのですが、久保選手の順位が気になって集中できない感じ。途中で久保選手が順位を落としたのも分かったので、チャンスはあると思いましたが…。同点でチャンピオンを逃すというのはちょっと悔しいですが、シーズン前半の私を見ていた人たちはここまで上がってくるなんて予想していなかったはずなので、それを考えると十分満足できる最後だったと思います。

小野 彩葉
小野 彩葉 4
T.E.SPORT
シリーズタイトルを獲ることはできませんでしたが、今季最終戦でちゃんと自分らしく走って2位になれたし、楽しくレースできたと思います。ここ数戦はリザルトが悪かったので、チャンピオン争いのことはともかくとして、最後は勝って終わりたいと考えて決勝に臨みました。スタートもあまり決まらず、レース序盤は前のライダーをパスできない状況が続いたので、2番手に浮上したときにはチームメートの川井選手とかなり離れてしまいましたが、だからこそ「2位でも十分」という気持ちで、楽しく走れたのだと思います。今シーズンは初優勝もでき、さらに連勝まで経験。シーズン中盤からは苦しさもありましたが、最後に楽しさを取り戻せたので、そういう意味では満足しています。

久保 まな
久保 まな 3
TEAM HAMMER
5位以下だと逆転されると思い込んでいたのと、途中でトラブルがあったことで自分の順位が分からなくなっていたので、ゴール後はチャンピオンを逃したと思っていました。2周目くらいからギアチェンジがうまくできず、そちらに気を取られていたらミスでエンスト。その後は3速固定で走っていました。レース中は何が原因かわかっていなかったので、エンジンが壊れるかもとか、最悪の場合はクラッシュするかも…と思いましたが、最終戦だしそれでもいいから走ろうと覚悟しました。レース後にマシンを確認したら、チェンジペダルが内側に入っていました。記憶はないのですが、どこかでヒットさせたみたいです。今年は、ライダーとして成長できたシーズンだったと思います。昨年まではつい焦ってしまうことも多かったのですが、後ろからライバルに迫られても、今回のようにトラブルがあっても、冷静さを保ちながら走れました。シーズンを通して、純粋にモトクロスを楽しめたと感じています。



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