IA2 ヒート3
IA2 2022
Round 6

鈴村英喜、柳瀬大河、横澤拓夢が表彰台に登壇

jp オフロードヴィレッジ
鈴村英喜、柳瀬大河、横澤拓夢が表彰台に登壇

●IA2 ヒート1
横澤拓夢(TKM motor sports いわて)が、ジェイ・ウィルソン(ヤマハ)に次ぐ2番手で1周目をクリア。鈴村英喜(TEAM HAMMERホンダ学園)と柳瀬大河(Bells Racing)は出遅れ、鈴村が13番手、柳瀬が14番手からのレースとなりました。レース序盤、横澤はウィルソンのリード拡大は許しましたが、3番手争いを繰り広げる3台の集団に対して約2秒のリードを奪って2番手をキープしました。 

レースが後半に入ると、2番手の横澤は3番手の中島漱也(ヤマハ)に対して約3秒のリードを築きましたが、8周目にミスして4番手に後退。これで中島、浅井亮太(ヤマハ)、横澤、鳥谷部晃太(ヤマハ)が僅差で2番手を争う4台の集団となりました。しかし横澤は最後まで逆転のチャンスを得られず。レースは11周で終了し、横澤は4位でした。鈴村は8位、柳瀬は10位でゴールしています。 

●IA2 ヒート2
パッシングポイントが少ないコースで出遅れてヒート1は低迷した鈴村と柳瀬だが、ともに好スタートを決め、鈴村が2番手、柳瀬が3番手で1周目をクリア。レース序盤、先頭に立ったウィルソンには離されながらも、鈴村は柳瀬を2~3秒引き離して2番手をキープしました。しかし、5周目に柳瀬が1秒ほどラップタイムを上げ、次周に鈴村が1秒ほど落としたことから、両者が接近しました。 

そして7周目から、鈴村と柳瀬が激しい2番手争いをスタート。次周には、柳瀬が瞬間的に先行しましたが、ここは鈴村がジャンプでやや強引に抑え、再び鈴村が2番手で柳瀬が3番手となりました。そして両者の距離が近いまま、ヒート1よりも1周少ない10周目の最終ラップに。ここで鈴村がやや引き離し、鈴村が今季2度目の2位、柳瀬が3位でチェッカーを受けました。 

●IA2 ヒート3
横澤が3番手、柳瀬が4番手でレースをスタート。しかし鈴村は出遅れ、10番手からのレースとなりました。2周目、横澤と柳瀬は阿久根芳仁(カワサキ)をパス。これで2番手に浮上した横澤は、すでにトップのウィルソンから約5秒のビハインドでした。そして3周目以降、横澤と柳瀬と福村鎌(スズキ)が、僅差の2番手争いを展開。柳瀬は横澤に迫るも、パッシングのチャンスを得られずにいました。 

また、横澤と柳瀬は福村を大きく引き離すことはできず、福村の後方に浅井と鳥谷部と中島も近づいたことから、6周目あたりからは2~7番手が縦に長く続く状況に。7周目以降、横澤と柳瀬、柳瀬と福村のギャップは2秒前後で推移し、表彰台圏内を争う3台が接近することはありませんでした。そしてレースは10周で終了。横澤が今季最高位となる2位、柳瀬がヒート2に続いて3位となりました。


横澤 拓夢
横澤 拓夢 36
TKM motor sports いわて
ヒート1は、2番手走行中にフロントタイヤが切れ込んで転倒。すぐに再スタートできたのですが、表彰台圏内に戻ってゴールすることはできませんでした。ヒート2は、1周目から親指がつってしまい、どうすることもできませんでした。自分はいわゆる汗っかきなのですが、午前中に2レースだったこともあり、水分不足になったのかもしれません。ヒート3までは長めのインターバルがあったので、その間にマッサージをしてもらったところ回復。これによりしっかり走ることができました。後ろから柳瀬大河選手が追ってきていることはわかっていましたが、冷静に対処できたと思います。それにしても、ジェイ・ウィルソン選手は速すぎ。かなり高い壁ですが、最終戦はなんとか勝負できるようがんばります。

柳瀬 大河
柳瀬 大河 10
Bells Racing
ヒート1はスタートで出遅れ、その後は周りのペースに飲み込まれてペースアップすることができませんでした。ヒート2とヒート3は、スタートから前のほうを走ることができたのですが、どちらのレースも、2番手のライダーに追いつけるセクションと離れる区間があり、もう一つ上の順位でゴールすることはできずに終わりました。ヒート2は、鈴村英喜選手に並んだのですが、直後のコーナーでは相手のほうが有利なラインだったことから抜くことはできず、その後は仕掛ける機会を失ってしまいました。2レースで表彰台に立つことはできましたが、自分が狙っているのはこのポジションではありません。今季は残り1戦しかありませんが、なんとかジェイ・ウィルソン選手と勝負できるよう、全力を尽くします。


鈴村 英喜
鈴村 英喜 9
TEAM HAMMER ホンダ学園
ヒート1は、スタートの出遅れが響きました。パッシング技術の向上を課題にしてきましたが、このレースも前のライダーに引っかかり、あまり追い上げられませんでした。ヒート2は、柳瀬大河選手との2番手争いとなり、並ばれた後にすぐ抜き返そうとしたところで接触するシーンもあったのですが、なんとか転倒は免れました。最後まで我慢して順位を守れたことが、とても大きかったと思います。ヒート3は、ちょっとしたマシントラブルにより上のほうでゴールできませんでした。ジェイ・ウィルソン選手は圧倒的に速く、打ち勝つのはとても難しいことだと思いますが、最終戦も怯むことなく挑んでいきたいです。




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