●IA2 ヒート1
横澤拓夢(TKM motor sports いわて)が、ジェイ・ウィルソン(ヤマハ)に次ぐ2番手で1周目をクリア。鈴村英喜(TEAM HAMMERホンダ学園)と柳瀬大河(Bells Racing)は出遅れ、鈴村が13番手、柳瀬が14番手からのレースとなりました。レース序盤、横澤はウィルソンのリード拡大は許しましたが、3番手争いを繰り広げる3台の集団に対して約2秒のリードを奪って2番手をキープしました。
レースが後半に入ると、2番手の横澤は3番手の中島漱也(ヤマハ)に対して約3秒のリードを築きましたが、8周目にミスして4番手に後退。これで中島、浅井亮太(ヤマハ)、横澤、鳥谷部晃太(ヤマハ)が僅差で2番手を争う4台の集団となりました。しかし横澤は最後まで逆転のチャンスを得られず。レースは11周で終了し、横澤は4位でした。鈴村は8位、柳瀬は10位でゴールしています。
●IA2 ヒート2
パッシングポイントが少ないコースで出遅れてヒート1は低迷した鈴村と柳瀬だが、ともに好スタートを決め、鈴村が2番手、柳瀬が3番手で1周目をクリア。レース序盤、先頭に立ったウィルソンには離されながらも、鈴村は柳瀬を2~3秒引き離して2番手をキープしました。しかし、5周目に柳瀬が1秒ほどラップタイムを上げ、次周に鈴村が1秒ほど落としたことから、両者が接近しました。
そして7周目から、鈴村と柳瀬が激しい2番手争いをスタート。次周には、柳瀬が瞬間的に先行しましたが、ここは鈴村がジャンプでやや強引に抑え、再び鈴村が2番手で柳瀬が3番手となりました。そして両者の距離が近いまま、ヒート1よりも1周少ない10周目の最終ラップに。ここで鈴村がやや引き離し、鈴村が今季2度目の2位、柳瀬が3位でチェッカーを受けました。
●IA2 ヒート3
横澤が3番手、柳瀬が4番手でレースをスタート。しかし鈴村は出遅れ、10番手からのレースとなりました。2周目、横澤と柳瀬は阿久根芳仁(カワサキ)をパス。これで2番手に浮上した横澤は、すでにトップのウィルソンから約5秒のビハインドでした。そして3周目以降、横澤と柳瀬と福村鎌(スズキ)が、僅差の2番手争いを展開。柳瀬は横澤に迫るも、パッシングのチャンスを得られずにいました。
また、横澤と柳瀬は福村を大きく引き離すことはできず、福村の後方に浅井と鳥谷部と中島も近づいたことから、6周目あたりからは2~7番手が縦に長く続く状況に。7周目以降、横澤と柳瀬、柳瀬と福村のギャップは2秒前後で推移し、表彰台圏内を争う3台が接近することはありませんでした。そしてレースは10周で終了。横澤が今季最高位となる2位、柳瀬がヒート2に続いて3位となりました。